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No.4231 |
手倉山 |
631.0m三等三角点峰 |
山行種別 |
無雪期一般 |
てくらやま |
地形図 |
古道 |
山行期間 |
2009年5月26日 |
コースタイム |
西登山口・葛尾側(8:13)→手倉山長命水分岐(8:48)→神社(8:51,8:59)→手倉山611m標高点(9:00,9:03)→手倉山三等三角点(9:15)→神社(9:27)→南登山口(9:58)→高瀬川渓谷→西登山口(10:33) |
写真 |
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西登山口の鳥居(葛尾側) |
手倉山の明神様 |
裏の岩場からの展望がよい |
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鎌倉岳も見える |
手倉山の611m標高点 |
手倉山からの眺め |
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三角点峰までの間には巨岩、奇岩が点在する |
手倉山の三等三角点 |
三角点までは刈払いはされていないものの踏跡は明瞭 |
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神社の祠から南登山口へ下る |
途中は鬱蒼とした樹林帯 |
南登山口の鳥居(浪江側) |
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南登山口の道標 |
南登山口にある案内板 |
高瀬川渓谷を見ながら車へ戻る |
写真は拡大して見ることが出来ます |
行動記録 |
近くの山にひとりで出かけた。まず最初に登ったのは、葛尾村と浪江町の境に位置する手倉山、福島からだと車で1時間半ほどで行ける。国道114号線下津島から399号線を南下し葛尾村の役場の交差点から左に折れ、落合から県道落合奈美恵線に入る。県道と言っても高瀬川渓谷沿いの細い道路なので運転は要注意である。
葛尾側の西登山口から登りはじめる。鳥居をくぐり涸沢を横切り枝尾根に取り付く。秋は落ち葉で道がはっきりしなくなるときがあるので、誤って涸沢に沿って登らないように注意が必要だ。
道は枝尾根を叙事に角度を増して登っていく。やがて山頂への尾根に出る。アカマツの混在する雑木林の中を進む。途中、勾配が出てきてジグザグに高度を上げる。歩き始めて35分ほどで「手倉山長命水」の案内板が出てきた。以前は付けられていなかったが、2分ほどで水場があると書いてある。特に水の捕球も必要ないので先へ進む。
大きな岩が出てきたら手倉山の神社はもうすぐである。麓から40分ほどで登ってこれる。神社の裏は岩場で、三方が足元から切れ落ちている。注意しながら登ってみると大パノラマが広がる絶好のビューポイントになっている。西を望めば阿武隈のなだらかな山々の中に、鋭く尖った鎌倉岳の山容が異質であり印象的ですらある。
しばし眺めを楽しんだでから次の手倉山311m標高点に向かう。以前は神社のところに手倉山山頂の標識があったのだが、今は311m標高点の方に山頂の標識が移動してしまっている。最新の国土地理院の2万5千分の1地形図では、311m標高点の近くに手倉山の山名が表記してある。手倉山の三角点はさらに奥にある。道は整備されていないが、しっかりした踏跡はついているので、時間があれば行ってみると良い。途中には阿武隈山系特有の巨岩、奇岩があり人の顔をして大きな岩もある。
標高631mに手倉山三等三角点がある。雑木林に覆われ見晴らしはない。これより先も微かな踏跡はついているものの足を踏み入れる人もいないようで不明瞭となる。帰路は、一旦神社まで戻り南に向かって尾根伝いに浪江側の南登山口へと下る。急斜面をつづら折れに降りていき、小さなピークを越えてから尾根の左へと下る。「山頂まであと20分」の道標を見つけ、次に沢沿いに降りていくと水場に出る。沢は伏流になり、道は沢から離れてトラバースするように降りていく。程なく涸沢の沢床に降り立ち下降を続けると、道はつづら折れになって高度を下げる。落石防止用のネットが出てきて、ようやく浪江側の南登山口に着く。
鳥居をくぐり、県道を高瀬川渓谷沿いに葛尾方面に向かって30分ほど歩くと車を置いてきた西登山口に戻ることが出来る。途中には行司ガ滝の遊歩道や、今の道路になる前に使用されていた隧道などもある。(I.I)
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概念図 |
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