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No.4396 |
秋田駒ヶ岳 |
男女岳(女目岳)1637.4m一等三角点峰 |
山行種別 |
無雪期一般 |
あきたこまがだけ |
地形図 |
秋田駒ヶ岳、国見温泉 |
山行期間 |
2010年7月7日(水) |
コースタイム |
国見温泉(6:20)→横長根(7:15,7:22)→第二展望台(7:55)→大焼砂・男岳分岐(8:05)→男岳(9:49,10:05)→秋田駒ヶ岳・男女岳(10:42,10:46)→阿弥陀池避難小屋(10:57,11:21)→横岳(11:37,11:46)→第二展望台(12:27)→横長根(12:58,13:07)→国見温泉(13:47) |
写真 |
拡大して見ることができます |
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登山者用駐車場にはトイレも整備されている |
国見温泉の石塚旅館 |
森山荘は一番奥の旅館 |
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森山荘の脇から登り始める |
すぐに案内板が出てくる |
尾根に上がると木道がある |
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横長根へは1時間ほど |
ミヤマハンショウヅル |
第二展望台 |
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ムーミン谷への分岐点 |
コマクサがきれい |
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チングルマが斜面を埋め尽くす |
木道を歩いてムーミン谷へ |
かたがり泉水 |
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ミネザクラも咲いていた |
いたるところがお花畑 |
男岳の祠と鳥居 |
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男女岳の山頂 |
阿弥陀池避難小屋は霧の中 |
横岳から大焼砂を通って国見温泉へ戻る |
行動記録 |
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ムーミン谷に連れて行くと家内に約束してから1年も経ってしまった。今年こそはと勤務を終え、夕方から登山口である国見温泉へと向かった。20時過ぎに盛岡インターを下りるように途中で時間調整し21時ちょっと前に国見温泉に着いた。登山者用の駐車場にはトイレも整備されていて20台ぐらいは楽に駐めることが出来る。平日でもあり車は1台も駐まっていなかった。
翌朝、身支度をして歩き始める。登山道は森山荘の手前右手から入る。登り始めるとすぐに大きな案内板があり、階段状になった登山道を登っていく。急坂を終え尾根にあがると、回りはブナ林で道は緩やかになる。部分的だが木道も整備されている。登山道が勾配を増してくると横長根に着く。ここまでゆっくり登ってきて1時間ほど。横長根の尾根は秋田駒の外輪になっていて横岳へ向かって尾根伝いに登山道がついている。
横長根で少し休んでから尾根伝いに登っていく。登山道の回りにはいろんな花が咲いている。中でもミヤマハンショウヅルがたくさん咲いている。7時55分、第二展望台に着く。山全体にガスがかかり上部が見えない。雨にならないだけでも良しとしよう。大焼砂手前の男岳への分岐まで来るとコマクサが出てくる。ここから左に折れ、ムーミン谷と呼ばれる秋田駒ヶ岳高山植物帯に入っていく。黒く焼けたような特徴ある斜面をトラバースして行くのだが、コマクサが群生し感激する。小岳の肩を過ぎムーミン谷へと下って行くあたりからチングルマが斜面を埋め尽くすようになる。
木道はお花畑の中を「かたがり泉水」へと高度を下げて行く。写真を撮りながら休憩する。今度は木道の緩やかな登りになり、周りはミヤマキンポウゲやモミジカラマツ、イワウチワなどが花をつけ、ミネザクラも咲いていた。2年前に同じ時期に来たのだが、微妙に咲く花も違っていた。五百羅漢と男岳との分岐まで来ると、周りはシラネアオイの群生地に変わる。見事なまでに咲いている。
横岳と男岳の尾根に向かって一気に高度を上げる。もうニッコウキスゲも咲き始めた。霧で見晴らしは良くないが、その分、幻想的な感じで悪くはない。
コルまで上がって男岳へと向かう。尾根伝いもお花畑だ。分岐から男岳までは10分ほどの道のり、男岳には祠と鳥居があり、木のベンチもあるので軽めの食事を取ることにして休憩した。
阿弥陀池へ下るがガスは切れない。池の全容が見えないままに秋田駒ヶ岳の山頂でもある男女岳へと登り始める。石が敷き詰められた登山道は歩きづらいが、多くのハイカーが訪れる秋田駒ヶ岳では、こうでもしないと道が深くえぐられてしまうので仕方ない。現状を維持するだけでも大変なようだ。
木組みの登山道を登り詰めると一等三角点のある男女岳へ着く。山頂はハイカーで一杯だった。落ち着くところも無いのですぐに下山にかかる。阿弥陀池避難小屋まで下ってトイレ休憩。2度目の昼食を取ってから横岳へと向かった。馬の背へ登り返し、尾根通しに横岳へ歩を進める。横岳まで来ると一瞬だがガスの切れ間から尾根が見えた。期待したが山は再びガスで覆われてしまった。
大焼砂の斜面まで来ると一面コマクサが咲く。ムーミン谷に向かう斜面とは比較にならないほどの数だ。これほどまでに広がるコマクサの群生は、やはり秋田駒ならではのものだと感心する。風が強くなってきた。コマクサが揺れてなかなか写真を撮れないのが残念。ここからは登って来た道を国見温泉へと戻った。(I.I) |
秋田駒ヶ岳で出会った花 |
概念図 |
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