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| No.4413 |
| 燧ヶ岳 |
 柴安嵓 2356mピーク |
| 山行種別 |
無雪期一般 |
| ひうちがだけ |
地形図 |
燧ヶ岳 |
| 山行期間 |
２０１０年８月２日（月） |
| コースタイム |
御池(6:24)→広沢田代(7:17,7:22)→熊沢田代(8:10,8:19)→俎嵓(9:26,9:30)→柴安嵓(9:45,9:57)→俎嵓(10:14)→大江湿原・小淵沢田代分岐(13:00,13:13)→沼山峠展望台(13:36,13:40)→沼山峠休憩所(13:55,14:20)＝御池(14:40) |
| 写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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| 御池から歩き始めの木道 |
燧ヶ岳への道標 |
霧のかかる広沢田代 |
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| 広沢田代のキンコウカ |
霧もなかなかの雰囲気 |
熊沢田代へ向かって登っていく |
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| 熊沢田代から山頂を目指す |
ガレ場を登る |
カレ沢上部から左へ |
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| 俎嵓の山頂には柴安嵓への標識がある |
燧ヶ岳は双耳峰で、俎嵓の山頂には祠がある |
三角点は俎嵓にある |
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| コルから柴安嵓を見上げる |
柴安嵓のピークには多くのハイカーが休んでいた |
燧ヶ岳の山頂を示す柴安嵓の石柱 |
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| 長英新道を下る |
登山道の脇にはマルバタケブキが咲く |
ようやく大江湿原に着く |
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| 尾瀬沼の脇を多くのハイカーが歩いている |
雨の降る中を沼山峠を目指して木道を歩く |
小淵沢田代の分岐点 |
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| 沼山峠展望台から尾瀬沼を見る |
沼山峠休憩所は多くの人で賑わう |
沼山峠のバス停 |
| 行動記録 |
会の夏合宿を終えてから夜のうちに家内と一緒に御池に向かった。御池駐車場には23時前についた。車の中で仮眠をとる。
朝になって雨の音で目が覚める。雨でも燧ヶ岳の往復だけはしようと考えていたので食事の準備をする。ゆっくりと食事をしているうちに雨もあがってきた。6時出発の予定だったが30分近く遅れての出発だ。
登山道は駐車場の西端から御池田代方面へ向かって下りていく。立派な木道で、燧ヶ岳への登山道はすぐに左に道を分ける。しばらく進むと、燧ヶ岳への登山道は木道から普通の山道に変わる。道は急になり、広沢田代へ向かって高度を上げていく。登山道は降った雨で小沢のように水が流れているが歩くに支障はない。要所には階段も設置されていて、コース案内では悪路と紹介されているが、それは尾瀬ヶ原などの木道の道と比較しているからだと思う。歩き始めて50分ちょっとで広沢田代に着いた。
広沢田代のチングルマはすでに終わっていて、キンコウカが湿原を覆いつくしていた。ガスがかかっていなければ、もっと見応えがあると思うが、それでもなかなかの雰囲気である。コバキボウシやサワラン、トキソウなども花をつけていた。
広沢田代から次の熊沢田代までの急登をゆっくりゆっくり登って行く。50分ほどかかって熊沢田代に着いた。相変わらず霧で視界は良くない。
山頂へ向けて登りにかかる。少し高度を上げてから小沢を渡り、ガレの窪を直上してから左に折れる。間違いやすい場所には案内板やテープが張ってあるので心配ない。
最後の登りにかかると周りの木々も低くなり天気が良ければ遠くの山々が見渡せるポイントだが、残念ながらガスは切れてくれない。9時26分、三角点のある俎嵓に着いた。御池から3時間ほどかかった。家内の足では4時間近くかかるだろうと考えていたが、この調子だと予定通り長英新道を降りることが出来そうだ。
俎嵓に戻って、長英新道を降りることにする。最初は急なガレの下り、振り返ると俎嵓の東面はすごい急斜面で積雪期にスキーで長蔵小屋へ下ったときにビビッた記憶がよみがえる。
急坂を下り降りると花が出てくる。マルバタケブキが最盛期だ。どこにでもある花だが、大きくて目立つ。10時36分、沼尻へ下るナデッ窪のルートを分ける。尾根伝いにしばらく進むと道はミノブチ岳から直角に左に折れて下るようになる。霧がかかり樹林帯の中は幻想的でもある。長英新道は泥だらけのイメージがあるが、ここら辺までは快適な尾根歩きである。
下るにつれて登山道は雨で深くえぐられている。水が流れ、泥だらけで滑りやすい。脆弱な地質は登山道があるだけで荒れてしまう。一旦作ってしまった登山道は、常に整備し修復しておかなければ現状を維持できない。
長英新道の下りは長い。休憩なしで2時間15分歩き、ようやく沼尻からの木道に出た。大江湿原はもうすぐである。いよいよ雨が降り出してきた。
大江湿原までくると人が一杯いる。さすが尾瀬だ。バス時刻を考えて長蔵小屋には寄らないで沼山峠へ向かうことにした。振り返るとたくさんの人が木道を歩いている。尾瀬沼も離れて見ると神秘的である。
雨が本降りになってきた。しかたなく雨具を着ける。小淵沢田代の分岐まで来て、遅めの昼食を取った。この間にも多くのハイカーが脇を通り抜ける。
出発すると何班もの子供達の集団の間に入ってしまった。元気な子供もいれば、へばって歩けない子供もいる引率している人は大変だ。
大江湿原までは複線の木道だったが、山に入ると幅の広い木道に変わる。沼山峠まで、わずかだが登り返しになる。沼山峠の展望台まで来ると木々の間から尾瀬沼が見える。尾瀬沼が見えるのはここが最後だ。
バス時刻に合わせて先を急ぐ。メインの登山道はすべて木道で整備され、運動靴でも気軽に登ってくることが出来る。泥だらけの出で立ちの私たちは周りの人達とは異なって見えるようだ。子供達を引率しているインストラクターの方から、長英新道を下りてきたんですねと声をかけられる。それぐらい長英新道は尾瀬の中では道が悪いので有名らしい。
13時55分、小淵沢田代分岐から40分ほどかかって沼山峠休憩所に着いた。ちょうど小学生と中学生のハイキングと重なったようで、休憩所は多くの人であふれかえっていた。平日なのでバスは混み合うこともなく定刻に発車し、20分ほどで御池まで戻った。（Ｉ．Ｉ） |
| 概念図 |
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| 咲いていた花 |
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