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No.4418
前ヶ岳 1340mピーク
山行種別 無雪期一般
まえがだけ 地形図 安達太良山、玉ノ井

トップハイキング>安達太良連峰・前ヶ岳

山行期間 2010年8月8日(日)
コースタイム 作業道入口(9:15)→作業道分岐(9:57)→作業道終点(10:14,10:21)→前ヶ岳(11:43,12:03)→作業道終点(13:03)→作業道分岐(13:17,13:24)→作業道入口(13:57)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
作業道入口のチェーンのゲート 営林署が植林したときのプレート 作業道を進む
草がだいぶ伸びている 林道終点から踏跡をたどる テープを頼りに林の中へ
林の中の踏跡はしっかりしている 大きい岩もある 転石が出てくる
ようやく樹林帯を抜ける 前ヶ岳の山頂 前ヶ岳から見た本山
山頂を後にする 眼下の見晴らしは良い 振り返って和尚山を見る

行動記録
 飯豊に行く予定だったIさんが腰の調子が今一とのことで、軽めの前ヶ岳に行くことで話しがまとまり福島をゆっくりとでかける。
 前ヶ岳は和尚山の前衛峰で登山道の無い山との認識でいた。最近になって新聞で前ヶ岳山頂付近の岩質のことなどが取りただされ、ネットで検索すると結構登っている人もいて、踏み跡もあるみたいな内容だったので行ってみることにした。
 福島より岳温泉に向けて行き、その先県民の森を目指す。細くなった県道を南下して行き、雨ヶ沢林道を過ぎ、三叉路手前の黒の実線記号が目的地の出発点となる作業道だ。コースタイムに作業道と記したが、地形図の実線記号は作業道であって林道ではない。林道の場合は起終点の標柱か看板が設置されて、林道名、延長、管理者が記載されている。この実線記号の道路は入口にチェーンが施錠されているだけで標柱などは無い。森林管理署管理の作業道であろう。
 身支度を整え出発する。チェーンで施錠されているが形だけでその気になれば進入可能であるが歩くことにする。最初は両側がスギ林の中の登り。地形図では結構長い距離であるが、暑いなか流れる汗を拭いながら黙々と歩く。
 スギ林もいつしかアカマツ林となり、作業道も二俣の分岐点とな。ここは左側へ進路をとる。もくろんでいた時間で作業道の終点に着く。周りはアカマツ林ではあるが疎林で、今年ではなさそうだが、下草が除伐されていた。
 休憩をしてから先を進めるが、この先は踏跡程度になる。左手の踏跡は除伐の外周に沿ってついていて赤テープもある。進むにつれて踏跡が不明瞭となりまごついてしまう。除伐された外縁部にも赤のビニールテープがあり、そのテープをたどってしまったようだ。尾根部にもり、目印となるブルーの荷造りビニールテープを頼りに、踏跡を見つけて樹林帯の中へ歩を進める。
 帰路で確認したのだが、作業道終点より左手に見える尾根を目指して歩き、除伐された外縁部をたどって行けば容易に踏み跡がみつかる。林の中に入るとササ地となるが踏み跡ははっきりしている。赤テープや黄色テープなど要所にあるが、基本的にはブルーの荷造りテープを追いかけると容易に踏跡が分かる。
 先に行くにつれて木々の背丈は低くなり、転石や岩がでてくる。その先、さらに木々は背丈以下となり、転石地帯となる。周辺の景色の展望も開けてくる。山頂の200m手前あたりからは見晴らしの良い転石の上の歩きとなる。和尚山や安達太良山が多少雲に隠れるが展望も良い。
 山頂にもほぼ予定した時間で到達した。前ヶ岳の山頂には、すでに3名の先客がいて食事中であった。作業道入口に置いてあった車の方々のようだ。聞くと、登路は作業道の二俣分岐転から右に入り、ヤブこぎをして山頂まで来たと言う。わたしたちもランチタイムとした。
 しはし休憩し眺めを楽しんでから下山にかかる。帰路も往路をたどるが、登りの時と違って踏跡を逃しやすいので、注意しながらテープを追いかける必要がある。(S.O)

概念図



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