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No.4420
利尻山 北峰 1,718m峰
山行種別 無雪期一般
りしりざん 地形図 鴛泊

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山行期間 2010年8月20日(金)
コースタイム 北麓野営場・3合目(5:12)→甘露泉(5:22)→4合目・野鳥の森(5:52)→5合目(6:30)→6合目・第一展望台(6:50)→7合目・七曲(7:15)→長官山(8:06)→利尻岳山小屋(8:18)→9合目(9:06)→沓形コース分岐(9:30)→山頂・北峰(9:49,10:06)→利尻岳山小屋(11:15)→長官山(11:50)→6合目(13:04)→甘露泉(14:23)→北麓野営場(14:34)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
利尻空港から見た利尻山 ペジ岬展望台からの利尻山 姫沼からの利尻山
長官山記念碑 利尻岳小屋 小屋の入口
北峰の山頂神社 神社の前で 下山のとき長官山から見た山頂

行動記録
 利尻山に登りたいと思ったのは、1年位前にこの山をスキーで滑降する動画を見たときからだ。簡単に滑り降りられる訳も無く、ともかく登ってみたいと思っていた。8月19日、妻とともに空路利尻島に入り、鴛泊の登山口(3合目)となる北麓野営場にテントで泊まった。ここまでのバスは無くタクシーで送ってもらった。
8月20日(曇り)
 5時12分に野営場を出発、しばらくは舗装されたしっかりした歩道が続く。10分程で甘露泉、名水らしく、水を補給して一口飲んでみるとさすがに甘味が感じられるような気もする。4合目(野鳥の森)までは、鬱蒼とした樹林の中の道を進む。5合目になると見晴らしが良くなり、6合目に着くと第一展望台の表示があり、鴛泊の港や町、昨日行ったペシ岬が見えてくる。
 7合目(七曲)には7時15分に到着。昨日の好天がウソのように雨混じりの強風が吹き始めた。カッパの上着を着込む。洋上の高山で独立峰でもあり不安がよぎるが行けるだけ行ってみることにした。
 長官山には8時06分に着く。利尻岳山小屋(避難小屋)には8時18分に着き、小屋の中でゆっくり休みをとり、様子を見る。小屋は登山道補修工事の作業員宿舎にもなっている。
 山頂の方はガスがかかるが、風がさほどでもないので、山頂に向かうことにした。9時06分に9合目、9時30分、沓形コースの分岐。事前に役場に聞いてはいたが、登山道の補修が始まっており、確かに道に沿って激しく崩壊している。もともと脆い地質なのだろうが入山者も随分多いのだろう。利尻山でストックを使うときには、先にゴムキャップを付けるルールだそうで、今回は事前にキャップを購入して持参した。
 9時49分、利尻山頂(北峰)に到着した。山頂には社が祭られ数人の登山者が休んでいた。後で知ったが、ここの神様は漁師達が大漁と海の安全を祈願して祭ったものだそうだ。そういえば、社には船のスクリューが納められて(掛けられて)いた。天気も良くないので、南峰に行くのは止めて、10時06分、下山することにする。下山途中に避難小屋で休憩する。
 利尻山では携帯トイレの使用がルールになっている。今日のコースでは、携帯トイレ使用ブースが避難小屋のほか2か所設けられている。前日、鴛泊の観光案内所で購入(400円)し、小屋のブースで使用してみる。しっかり封をしてザックに入れて持ち帰り、野営場の回収箱に収納した。11時50分、長官山から振り返り山頂を望むと、一瞬見えた山頂があっという間に雲の間に隠れてしまった。スキー滑走に適するのは長官山から下との記録があるが確かに登山道のある尾根西側の沢筋は広々とした感じがスキー向きに思える。ただ、百名山で洋上の秀峰である利尻山を滑走する満足感は別として、雪質などの気象条件がスキー向きなのかどうか、ちょっとわからない気もする。14時34分、北麓野営場に到着、山行を終えた。(K.S)

概念図



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