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No.4443
雨飾山 1963.2m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
あまかざりやま 地形図 越後大野、雨飾山

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山行期間 2010年10月17日
コースタイム 雨飾温泉登山口(7:00)→難所ののぞき(7:20,7:25)→中の池(9:00,9:15)→笹平(9:55,10:10)→雨飾山(10:30,11:10)→笹平(11:40)→大曲(12:20,12:30)→最低鞍部(14:35,14:50)→雨飾温泉(16:30)
写真
雨飾山荘 難所ののぞき上部から鋸岳を望む 急斜面アルミのはしごを登る
笹平から山頂直下。眼下には荒菅沢から小谷温泉方面を望む 360度の展望が望める雨飾山 北アルプス遠望
大曲りから 最低鞍部へ ブナ林
ブナ林をすぎると雨飾山荘が見えてくる 鋸岳登山口のブリキの看板を降り川を渡る

行動記録
 前日の午後3時半に出発し、三春インターから高速に乗り車中で夕食を食べながら北陸道糸魚川インターを午後8時20分頃降りる。姫川沿いを白馬方面に進み根知谷集落入口交差点を左折し林道を更に車を走らせ午後9時半頃に到着。温泉は9時に消灯されていたが電話予約をし、隣接している雨飾山荘の空きスペースに1人300円で幕営させていただき就寝をする。
 雨飾温泉は秘湯を守る会の一つで風情のある露天風呂付き温泉で、山荘に隣接されている。下山後の宿泊を楽しみに登山開始。紅葉シーズンとあり30台ほどの駐車場は満車、山荘の玄関横には秘湯と雨飾山縦走登山らしいツアーバスがあり団体で早朝に登山を開始していた。
 山荘のすぐ脇が梶山新道登山口になっている。濡れ落ち葉と狭く歩き難い登山道を30分ほど登ると「難所ののぞき」という少し開けた所で汗ばんできたウエアーの調節をして一息をつく。雨飾山への登山ルートで平坦な所といえば中の池という湿地辺り意外は3.5kmの距離の標高差1000mをひたすら登るというルートである。
 中の池から更に30分ほどの急登を登ると視界が開け山頂を望む笹平につく。先客でにぎやかな山頂で紅葉と360度の遠望を満喫し笹平に戻り鋸岳方面を目指す。
 30分程行くと小谷村からの登山道との分岐に到着する。登山開始に雨飾山荘のオーナーから「大曲からは長くて危険な場所を通過するので注意して下山してきてください」というアドバイスを頂いた。アドバイス通りキレット、アルミのはしごや怪しいロープ、おまけに落ち葉で埋もれた急坂の連続が他の登山者と行き交うこともなく最低鞍部(1290m)まで続いた。
 緊張感と紅葉と静寂の尾根、このマイナーなコースを好んで通ってくるリピーターが多いのも頷ける。最低鞍部まで来るとあとはアップダウンを繰り返し濡れ落ち葉道を雨飾温泉に向かって歩く。沢の音か聞こえ始めるとみごとな林相の明るいブナ林が現れ今までの緊張感が一気ほぐれ癒しの空間となる。
 ポイントの赤ペンキを辿りながら進むと根知川の上流、ノコギリ岳への登山口の案内看板が書かれた河岸となる。出飛び石を渡り雨飾温泉への林道を下り終了する。(S.S)

概念図



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