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No.4615
角田山 482mピーク
山行種別 無雪期一般
かくだやま 地形図

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山行期間 2012年4月10日(火)
コースタイム 桜尾根登山口(7:50)→灯台コース分岐(9:47)→角田山(9:50)→五ヶ峠コース分岐(10:44)→灯台(12:00)→駐車場(12:09)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
桜尾根コースの入口 ショウジョウバカマ 雪割草の案内板
カタクリの群生 これ雪割草? 思ったより登山道は歩きやすい
これも雪割草? 桜尾根の道は乾いていた エンレイソウ
また雪割草(ミスミソウ) 角田山の山頂 灯台コースを降りる
タカクリ キクザクイチゲ これも雪割草
どれもこれも雪割草 キクザキイチゲ 海を見下ろしながら下山
角田山をふり返ってて見る 抜群のロケーション 海抜0mまで降りる

行動記録
 ミスミソウ(雪割草)で有名な角田山へ家内と一緒に行ってみることにした。普段は福島県内や東北の山が中心だが、「角田山の雪割草と人の数はすごい」と聞いていたので、土日を避けて訪れてみた。1日だけの休みなので前日夜に福島を発ち、途中のPAで仮眠した。これだと高速料金も半額でお財布には大変ありがたい。
 高速道路は関越道の巻潟東ICで降り、国道460号線で日本海まで抜けた。初めての場所なので、あらかじめ道を聞いてて良かった。角田浜海水浴場の駐車場は、とんでも無く広く何処に駐めたら迷うぐらいだ。トイレの脇に車を駐め、朝食をとってから登り始める。コースは、地元で公にしている7コース(湯之腰コース、稲島コース、五りん石コース、ほたるの里コース、五ヶ峠コース、浦浜コース、灯台コース)それに登山口が私有地になっている「桜尾根コース」がある。今日は「桜尾根コース」を登って「灯台コース」を下りることにした。
 駐車場からモニュメントを通り一旦国道402号線にあがり道路向かいにある登山口から登り始める。入口には「ここは登山道ではありません。私有地です。」と書かれてありストックの先のキャップのないものスパイク靴での入山をしないように注意書きがある。コースに入ってみると何故だかすぐにわかる。コースは土が軟らかく、花が道のすぐ脇まで咲いている。多くの登山者が歩けば、ここまで自然か残っているわけはない。平日と言うこともあって桜尾根を歩く人は少ない。ノンゴリと高度を上げていく。時間が早かったのか、「雪割草」の案内板が出てきたのに花が開いていない。まだ気温が上がらず開かないようだ。出発をもう少し遅らせれば良かった。それでもショウジョウバカマやカタクリが花をつけて迎えてくれる。登り初めて30分も過ぎないうちに雪割草が花を広げてくれた。至る所が雪割草だ。色も様々で写真を撮るのに忙しく、予定のコースタイムはオーバーする。まあ、目的が雪割草なのでそれも良いだろう。気をつけないと踏んでしまいそうなぐらい咲いている。
 左からの道を合わせて登っていくと両脇の斜面はカタクリで一面が覆われている。そのたびに写真を撮るものだから、まったく前に進まない。エンレイソウも出てきた。いい加減にして山頂を目指す。「灯台・浦浜・五ヶ峠」からの道を合わせると雪が出てきて、すぐに山頂に着いた。山頂は広い広場になっているのだろうが一面雪である。山頂を示す標柱と小さな小屋、それに2つの像があった。見晴らしはあまり良くないので少し休んでから下山を開始した。後で地元の方から、せっかく登ったのであれば観音堂まで足を伸ばせば広大な越後平野が見下ろせる絶好のビューポイントがあったのに。と言われたが半分も下山してからでは遅かったようである。
 灯台コースは、登ってきた桜尾根コースを右に見て下り、五ヶ峠・浦浜との道を左に分けて下っていく。途中雪も残り、泥だらけの滑りやすいところもある。でも登ってくる人は桜尾根と比較にならないほど多い。道幅は広く、地面はオーバーユースのためか粘土質で堅い。花の写真を撮るためだろうか登山道の両側には踏跡が無数にあり、これでは私有地の「桜尾根コース」が「ここは登山道ではありません」と書いてあるのもうなずける。
 花を見ながら下ってくい。50分ほどで「山ナシの木跡」までくる。ここからは日本海を眼下に見ながら快適な尾根歩きが楽しめる。でも登ってくる人たちは海抜0mからの急な登りに大変なようだ。コースは今までと違って岩の多いアップダウンの尾根になる。尾根の末端にある灯台も見える。角田山をふり返りながら下山を続ける。手すりのある展望箇所から灯台と海水浴場が良く見える。最後の下りを楽しみながら灯台に到着。ここでお弁当を広げている人たちもいる。灯台から駐車場まではコースが2つあるようだが、私たちはコンクリートの階段を下り、岩場の海辺へ出て駐車場へと戻った。洞穴の横の岩肌を削った道を通りトンネルを通るコースもあるようだ。今度訪れるときはそっちも歩いてみよう。
 帰りは時間もありのんびりなので、「福寿温泉じょんのび館」で汗を流し、遅いお昼ご飯にした。日帰り入浴850円で結構な料金だと思ったらタオル・バスタオル・浴衣・リラックスルームなどなどが付いていた。17時以降は500円になるとのこと。1日のんびりする人にとってはお安いようだ。
 ついでに角田山の放射線量を計測したら角田浜海水浴場駐車場が0.040μSv/h、角田山が0.010μSv/h、灯台コース途中の「山ナシの木跡」が0.019μSv/hだった。ちなみに戻って自宅室内を計測したら0.301μSv/hだった。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤  下り=青

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