Fukushima toukoukai Home page
No.4619
天井山 532.2m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
てんじょうさん 地形図

トップハイキング>天井山

山行期間 2012年4月16日(月)
コースタイム 登山口(14:59)→いぼ石(15:19)→尾根(15:25)→天井山(15:47,15:50)→鉄塔・東北移動無線センターMCA福島制御局(15:56,16:00)→登山口(16:35)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
天井山登山口の案内板 まだ新緑にはほど遠い カタクリが咲き始めた
小沢に沿って登っていく いぼ石(宇宙人の落としもの) いぼ石の案内板
ここまでくると尾根は近い 510mピークの標柱杭 天井山の山頂は広い牧草地
天井山の案内板 山頂にある三等三角点 パラボラが取り外されていた
東北移動無線センターMCA福島制御局の設備 パラボラ跡の駐車場からの眺めはすこぶる良い 舗装された道をのんびりと降ってて行く
道端に咲くスイセン フキノトウも今年は放射能で食べられない 登山口のところにある馬頭観音

行動記録
 天井山は福島市飯野町と伊達市、川俣町との境に位置する。山頂は牧草地となっていて、吾妻連峰や安達太良山が一望できる絶好のビューポイントである。特に朝方の空気の澄んでいるときの展望はすばらしい。
 午後から時間が空いたので放射線量を計測しに天井山へと出かけた。国道114号線を川俣方面へ向かい、千貫森を左に見て連保バス停を過ぎたら左に折れて「農道秋山青木線」に入る。しばらく進み柳ノ作への道が右に曲がるところから直進して廃棄物最終処分場への道へ入る。峠ノ作手前に天井山の登山口がある。すぐ脇には馬頭観音がある。また、車は4〜5台は駐めることが出来る。
 早速、線量計で計測を開始する。値は1.240μSv/h、私の自宅の庭と同程度である。小沢に沿って登山道を歩き始める。ヒノキ林を抜けると道の脇にはカタクリが群生する。ここでも作のだから、お隣の女神山はカタクリの最盛期だろう。ガマ石を過ぎ、「宇宙人の落としもの」と名付けられた「いぼ石」まで登ってくる。登山口の案内板もそうだが、設置されて久しく、「ガマ石」の案内板は朽ち果ててわからない。この上部の「小倉の泉」もそうであるが、里山は整備をしてくれる人がいないと、コースはすぐに荒れてしまう。地元の人たちの努力があってこそ低山歩きが楽しめるのだ。
 木々の間から尾根が見える。登山口から25分ほどで尾根に出る。放射線量の値は2μSv/hを超えた。尾根伝いに天井山を目指す。510mピークには標柱杭が立っている。緩やかにアップダウンしながら進むと山頂に着く。山頂は広い牧草地になっていて気持ちがよい。天気が良すぎて吾妻・安達太良が霞んで見える。ここからは登ってきた道を戻ってても良いが、この先の東北移動無線センターMCA福島制御局の鉄塔のところからの眺めが最高なので、道路を歩いて登山口へ戻ることにする。牧草地の西端から未舗装の作業道を下って行き、少しだけ登り返すと鉄塔のある500mピークである。駐車場のある南側が開けていて見晴らしが良い。以前は大きなパラボラアンテナがついていた鉄塔だが、いつの間にかパラはボラが取り外され鉄塔だけになっていた。ちょっと物足りない感じ。
 ここからは舗装された道路を下っていく。左右に牧草地を見ながら進む。道の端にはスイセンやフキノトウが咲いている。のんびりと道路を歩き、廃棄物処分場の分岐からさらに下っていくと車を置いてきた天井山登山口に着く。ゆっくり歩いて1周、1時間30分ほどの行程である。
 天井山の読みかた「てんじょううさん」と呼ぶ人と「てんじょうやま」と呼ぶ人がいる。国土地理院の点の記には「天上山(てんじょうさん)」とある。山を「やま」と読むか「さん」と読むか判断に迷うところだが、天井山は「さん」の方がなじまれているようだ。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤  下り=青

トップ


Copyright(C) 2012 福島登高会 All Rights Reserved.