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No.4649 |
安達太良山 |
1699.6m二等三角点峰 |
山行種別 |
無雪期一般 |
あだたらやま |
地形図 |
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山行期間 |
2012年6月12日(火) |
コースタイム |
沼尻登山口駐車場(9:06)→障子ヶ岩分岐(9:46)→硫黄川渡渉点(9:57)→沼ノ平分岐(10:21,10:28)→胎内くぐり(11:11)→シャクナゲの塔(11:39)→鉄山避難小屋(11:46,12:07)→矢筈森(12:45)→本山(13:11)→船明神(13:51)→池(14:00)→障子ヶ岩三角点(14:27)→分岐(15:09)→沼尻登山口駐車場(15:38) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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ツマトリソウ |
白糸の滝 |
東吾妻、中吾妻を望む |
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アカモノ |
登山道から湯花採取所を見下ろす |
イワカガミ |
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沼ノ平分岐、沼ノ平は立入禁止となっている |
胎内くぐりへ |
胎内くぐりを抜ける |
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胎内岩 |
シャクナゲの塔 |
鉄山避難小屋 |
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鉄山の三等三角点 |
安達太良山の本山 |
船明神手前の石筵分岐 |
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船明神山 |
船明神からの下り |
赤留川源頭の池 |
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ツバメオモト |
障子ヶ岩の「沼尻」三角点 |
アカヤシオ |
行動記録 |
安達太良のお気に入りのコースのひとつが「沼尻登山口」からの周回ルートだ。花も咲いたことだしリハビリを兼ねて出かけることにした。家内と一緒なので自宅をゆっくり出発し沼尻へと向かう。沼尻スキー場上部の登山口へは9時少し前に着いた。自宅からは1時間とかからない。身支度をして歩き始める。楽して湯樋のある沢沿いのコースを歩こうかとも考えたが、こちらは湯樋の管理と湯花採取のための作業道で、昔から建前は登山者通行禁止である。今日は正規の尾根伝いの登山道を登ることにした。天気はイマイチだが歩くに支障は無い。
滝見台まで来ると東吾妻山や中吾妻が尾根越しに見える。尾根伝いに登って行き、障子ヶ岩との分岐から硫黄川に下降する。写真は登山道から硫黄川と湯花採取場を見下ろしたものである。10分ほどで硫黄川を渡る。作業小屋から硫黄川の右岸を登って行き、沼ノ平分岐から胎内岩への登りにかかる。
沼ノ平は1997年の硫化水素による死亡事故があってから通行止めになっている。沼ノ平は霧が発生すると現在地を確認することが難しく、以前から南側のガス発生箇所へ入り込むと危険であることは指摘されていた。立入禁止になる前は、真っ直ぐ馬の背にあがることが出来るために何度か通ったことはあるが、霧が発生して視界がないときには左の鉄山西尾根側をなぞるように進み、馬の背に登るルートを見つけ出すことになる。砂地なので踏跡は雨が降れば無くなってしまうので、慣れていても恐ろしいと思ったことがある。
胎内岩への登りは最初は小沢に沿って登りザレ場をトラバースし斜面に取り付く。結構な急斜面だ。イワカガミが群生している。ちょうど見頃だ。このコースも花の季節は飽きることがない。沼ノ平分岐かから胎内岩の胎内くぐりまで、写真を撮りながらゆっくり登ってきて40分ほどだ。稜線まで出れば後は急な登りは無い。鉄山西尾根を緩やかに進み、1642mピークを越して迷沢源頭のコルを過ぎるとシャクナゲの塔に出る。冬に兎の耳のように見えるシャクナゲの塔は私が小学生の時に墜落した飛行機のプロペラで作られた慰霊碑である。その歴史を知る人も少なくなってきた。天気さえ良ければ快適な稜線歩きが楽しめるこのコースだが、今日は生憎とガスに覆われて廻りが見えない。鉄山避難小屋に入って、ゆっくりと昼食をとった。時間が過ぎても一向に天候は回復しない。本山まで行こうか戻ろうか思案するが、目的が放射線量の調査なので本山まで行ってみることにする。
鉄山避難小屋の表で線量を測ると0.084μSv/hだった。1月の時は0.064μSv/hだったが、これは小屋の表は風が強く積雪量が少ないためと思われる。鉄山の三角点で再度計測し、矢筈森へと向かう。馬の背は風も強く雨具を着けて風防をかぶり完全装備で進む。後2時間はガスと強風の中を歩かなくてはならない。矢筈森で線量を測り、本山へは13時11分に着いた。休憩する暇もなく早速下山を開始する。牛の背分岐まで戻り、船明神を目指す。石筵分岐までは結構な風が吹く。船明神の祠を写真に収め岩場を下ると風はピタリと止む。赤留川源頭の池は、天気さえ良ければ絶好の休憩ポイントだが、ガスと風で何も見えない。さっそく障子ヶ岩の登りにかかる。風に吹かれながら稜線を進むと点の記「沼尻」の三等三角点がある。写真に収めて先を急ぐ。障子ヶ岩を過ぎ下り始めると樹林帯に入り強風からは解放される。後はのんびりと下るだけである。風にあおられ寒く感じたのも嘘のように汗が噴き出す。滑りやすい急斜面を下ると、先ほどの障子ヶ岩と硫黄沢へ下る分岐点に出る。登山道の脇にはアカヤシオが花をつける。ここから登山口までは30分ほどである。ガスに覆われた駐車場に戻ると、平日と言うこともあって、何台か駐まっていた車はすっかり無くなっていた。私たちが最後の登山者だったようだ。車にザックを放り込み、急いで自宅へと戻った。(I.I) |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
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