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No.4662 |
至仏山 |
2228.1m二等三角点峰 |
山行種別 |
無雪期一般 |
しぶつさん |
地形図 |
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山行期間 |
2012年7月23日(月) |
コースタイム |
戸倉第1駐車場(4:40)=鳩待峠(5:08,5:14)→山ノ鼻(6:08,6:50)→植物研究見本園散策→至仏山登山口(7:24)→水場(9:03)→至仏山(10:3410:45)→小至仏山(11:30)→笠ヶ岳分岐(1202)→オヤマ沢田代(12:05)→オヤマ沢(12:19)→昼食(12:35,12:57)→鳩待峠(13:47,14:09)=戸倉第1駐車場(14:30) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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雨に濡れた戸倉第1駐車場 |
まだ薄暗い鳩待峠 |
山の鼻へ向かって出発する |
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ほとんどが木道になっている |
川上川橋を渡ると山の鼻は近い |
植物研究見本園から見た至仏山荘 |
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植物研究見本園を散策する |
至仏山がようやく見えた |
至仏山登山口 |
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石畳のところもある |
眼下に尾瀬ヶ原を望む |
土砂流出防止ネット |
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途中に水場もある |
階段を登って行く |
お花畑は霧で覆われていた |
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至仏山の山頂 |
至仏山には二等三角点がある |
小至仏山がガスの中から顔を出した |
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小至仏山の山頂 |
小至仏山をふり返る |
笠ヶ岳分岐 |
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オヤマ沢湿原 |
オヤマ沢の水場 |
たくさんの人で賑わう鳩待峠 |
行動記録 |
至仏山は群馬県の北東部、みなかみ町と片品村の境に位置する。登山口となる鳩待峠への一般車の乗り入れは、自然保護と交通量調整のため規制がかかっている。戸倉からはバスを利用することになる。福島からは距離があり、尾瀬は福島県側の御池から入るものだと思いこんでいて、今まで訪れることがなかった。私にとって初めての至仏山である。
前日に福島を発ち、戸倉まで行って車中泊した。目が覚めると平日だと言うのに朝のバスが発車する4時40分前には、戸倉第1駐車場にはたくさんの車が駐まっていた。バスも乗合タクシーも料金は片道900円、山登りの準備をしてバスに乗り込み発車時間を待つ。バスは予定通り出発して、途中のゲート5時まで待たせられる。それでも鳩待峠には5時08分に着いた。
至仏山へは尾瀬ヶ原側から登り周回コースをとるために、まずは山ノ鼻へと向かうことにする。川上川の右岸を下って行く。コースはブナの鬱蒼とした樹林帯で、最初は石畳の下りだが、すぐに緩やかな木道が整備された散策路にかわる。ヨセ沢を渡り水場を過ぎ、のんびりと木道を進んでいくと小さなテンマ湿原に出る。ミズバショウの花は終わり大きな葉っぱだけが残っていた。
川上川橋で左岸に渡ると至仏山の登山口となる山ノ鼻はすぐである。6時08分、尾瀬山の鼻ビジターセンターへ到着した。ビジターセンターの前にある温度計は、すでに15度を差していた。今日は暑くなりそうだ。
山ノ鼻にはビジターセンターの他に至仏山荘、公衆トイレ、それに避難小屋がある。テント指定地にもなっているので、水も補給できる。至仏山荘前の休憩ベンチでお湯を沸かし、インスタントみそ汁でゆっくりと朝食をとった。
小屋泊まりの人たちも出発の時間だ。至仏山へ向かうもの、尾瀬ヶ原の見晴らしへと向かうもの。人々が動き始める。私たちは時間も早いので猫又川までの植物研究見本園を散策してから至仏山へ登ることにした。植物研究見本園は尾瀬ヶ原の西端に位置し木道が整備されて、池塘や浮島なども見ることが出来る。歩き始めて至仏山荘をふり返るとアザミと小屋がなかなか良い感じなので写真に収める。30分ほど寄り道してから至仏山登山口へ向かうが、植物研究見本園からは至仏山が正面に見えてロケーションは抜群である。
至仏山登山口からは本格的な登りになる。このコースは至仏山東面登山道とも呼ばれ、標高差800mの登り専用の登山道である。途中にはたくさんの花が咲き、眼下に尾瀬ヶ原が見下ろせる人気のコースであるが、踏み荒らしがひどく一時期は入山禁止になったこともある。
登山道はすぐに木道の階段になる。途中も石畳の階段や、木道の階段が続き、石はほとんどが蛇紋岩で滑りやすい。花は豊富で、ミツガシワ、コオニユリ、ハクサンチドリ、ナデシコ、アヅマギク、シャクナゲ、ミヤマキンバイ、タテヤマリンドウなど書ききれないぐらい咲いている。一緒に歩いている家内は写真を撮るのに忙しく、一向に前に進まない。大幅な時間超過である。コースの途中はコース外に立ち入らないように緑のロー分が張られている。標高1800m付近には土砂流出防止ネットが張ってあり植生が少しずつだが戻り始めていた。
この付近からガスが濃くなり、残念ながらせっかくのお花畑が見渡せない。それでも写真を撮りながらのんびりと登っていく。2100mあたりから登山道は緩やかになりお花畑の中を進む。至仏山の山頂は近い。10時34分、3時間以上かかってようやく山頂に着いた。山頂には鳩待峠から登ってきた登山者も合わさり大にぎわいだった。三角点を写真に収めてから下山を開始する。
至仏山から先、少しだけだが山の鼻からの登りとは一変して岩稜になる。尾根幅は広いので危険な箇所は無い。途中でガスが切れ小至仏山が名尾を出した。ここまで来るとのんびりした尾根歩きが楽しめる。
小至仏山まで少しの登り返しになるが、40mほどなのでそう気になるほどでもない。ここにもたくさんの人がいたので通過する。小至仏山から一段下ると見晴らしが良くなり休憩ベンチがある。小至仏山をふり返るのも良し、尾瀬ヶ原を眼下に休憩するのも良しの絶好のビューポイントだ。ここもたくさんの人が休んでいたので通過してしまった。適当なところで昼食にしたいと思ったが、この休憩ベンチ以外に休むところは無かった。笠ヶ岳分岐を過ぎると、すぐにオヤマ沢田代に出る。
オヤマ沢田代のワタスゲは見頃だった。途中休めそうな所もなく、オヤマ沢で水を補給し15分ほど下ったところにある大岩の上で遅めのお昼にした。見晴らしが利くのはここら辺までで、樹林帯に入ると後は鳩待峠を目指してもくもくと歩き続ける。
1時間も歩くと人で溢れる鳩待峠に着いた。あまりの暑さと子供地の食べているかき氷が美味しそうに見えて、イチゴミルクを注文した。のんびりとした時間をすぐしてからジャンボタクシーに乗車し、戸倉に着いたのは14時少し過ぎだった。日帰り温泉施設で汗を流し福島へと戻った。(I.I)
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至仏山で出合った花 |
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カラマツソウ |
ヒオウギアヤメ |
アザミ |
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コバギボウシ |
ニッコウキスゲ |
キンコウカ |
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トキソウ |
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ダイモンジソウ |
ウサギギク |
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ハクサンチドリ |
ヨツバシオガマ |
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イワイチョウ |
タカネシオガマ |
ナデシコ |
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アヅマギク |
タカネバラ |
コオニユリ |
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シャクナゲ |
チングルマ |
ツマトリソウ |
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イワカガミ |
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ワタスゲ |
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タテヤマリンドウ |
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マイズルソウ |
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ギンリョウソウ |
ゴゼンタチバナ |
アカモノ |
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シシウド |
クガイソウ |
オニシモツケ |
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ホソバヒナウスユキソウ |
ヤマブキショウマ |
ニガナ |
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ウラジロヨウラク |
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■ 花の図鑑と資料を見ながら調べましたが、花の名前が間違っていましたらご指摘ください
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