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No.4679
戸隠山 1904m標高点
山行種別 無雪期一般
とがくしやま 地形図

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山行期間 2012年9月15日(土)
コースタイム 戸隠キャンプ場(8:30)→ささやきの小径→髄神門(9:20)→奥社(9:30)→五十間長屋(10:40)→蟻の戸渡(11:30,11:50)→八方睨(12:00,12:25)→戸隠山(12:37)→九頭龍山(13:25,13:30)一不動避難小屋(14:20,14:30)→戸隠牧場入口(15:40)→戸隠キャンプ場(16:00)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
キャンプ場から見た戸隠山 ささやきの小径を行く 隋神門から奥社へ
百間長屋へ 蟻の戸渡 蟻の戸渡りから巻き道へ

 
蟻の戸渡りを振り返る






 
 

 
鎖場を登る
 

 
鎖場が続く
 
戸隠山から高妻山を望む 尾根から蟻の戸渡 一不動の避難小屋
大洞沢沿いの下り ウメバチソウ ジュウモンジソウ

行動記録
 戸隠キャンプ場入口の車道を挟んだ場所に無料駐車場があり駐車をする。宿泊予定のバンガローの受付をすませてから出発することにする。キャンプ場から頂いたルート案内のパンフレットには、戸隠山の登山口である奥社までは「さかさ川遊歩道」「車道」「ささやきの小径」の3つのルートがあり、どのルートを歩いても約1時間と記されている。今日は宿泊予定のキャンプ場の中を通り抜けて髄神門の前に通じる「ささやきの小径」を歩くことにした。
 ささやきの小径を通り、髄神門から奥社への参道へ入る。参道は樹齢400年を超える杉並木を進むが、そこは参拝の観光客が往来し登山者はほとんど見られず場違いな感じをうける。奥社で観光客に混じり参拝を済ませ社務所下にある登山口より登山を開始する。
 取り付きからはジグザグの急登を30分位登ると尾根に乗り、あとはトロ登りに五十間長屋、百間長屋という霊山の親知不、子知不に良く似た登山道を行く。
 いよいよ鎖場が現れ登山者もパラパラと見える。今日の難所、蟻の戸渡りに辿りついた。同行のSさんも私も10m程のザイルを携行してきたものの、ここは自力で超えるしかない。両脇が切れ落ちた登山靴よりも狭く尖った岩の登山道で、取り付きには「・・さん安らかに眠る」などというプレートがありSさんが音読をする。いよいよ岩に這い蹲って進み始めるが「恐怖」の淵を覗いてしまう。
 先行者が一人、岩の上に座り笑みを浮かべ「そのまま真っ直ぐ」と声をかけられ平常心になる。岩角に膝が当たり針の莚状態なので、今度は馬にまたがる様な体制で唯一点だけを見つめて進むとやっと鎖の巻き道に辿りつく。その間は数メートルしかない距離だが寡黙になり振り返る余裕もない緊張感を味わう。
 蟻の戸渡りを過ぎ、鎖を登りトラバース。岩場を登ると間もなく戸隠連峰の尾根に飛び出す。戸隠山の山頂はそこから10分位先にあるが山頂手前の八方睨みで360度の眺望を楽しみながら昼食タイムをとる。北西に高妻山が見える。高妻山にも行きたかったが、一不動避難小屋からピストンで5時間位かかるので、今回は計画からはずすことに決めていた。
 一不動までは急登のアップダウンを繰り返しながら2時間程で到着。一息入れて一路戸隠牧場への下りにかかる。大洞沢を何度も渡り返し、鎖を辿り、渡渉しながら下ること1時間半程で牧場に到着する。戸隠キャンプ場は300台以上入れる広大はオートキャンプ場で、ログキャビン、コテージ、バンガローエリアも常設されている。人が多くイベント会場のような賑わいを見せてはいたものの、バンガローエリアは奥まった場所にあるので思ったより静かである。バンガローは両脇が2段ベットになっている山小屋風(1棟、5000円)で、ランタンをつけ小宴会をしてから就寝した。(S.S)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青


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