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No.4771 |
八石山 |
南条八石 513.7m二等三角点峰 |
山行種別 |
無雪期一般 |
はちこくさん |
地形図 |
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山行期間 |
2013年4月28日(日) |
コースタイム |
不動滝登山口(7:57)→石川分岐(8:25)→八石城址(8:50,9:02)→上八石山・三等三角点(9:23)→尾根・八王子分岐(9:27)→婆石展望小屋跡・婆石分岐(9:29,9:41)→中八石山(10:00,10:10)→久之木峠(10:24)→下八石山[南条八石](10:44,11:09)→久之木峠(11:24)→御堂平(11:42)→久之木登山口(12:28)→不動滝登山口・駐車場(13:03) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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不動滝登山口 |
案内地図 |
善根(ぜごん)の不動滝 |
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やせ尾根の急登 |
石川との分岐まで急登は続く |
八石城址 |
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八石城址はカタクリで埋め尽くされている |
上八石山にある494.9m三等三角点 |
八王子分岐も上八石山 |
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上八石山にある婆石展望小屋跡 |
八石山へと向かう |
八石山(中八石山)の山頂 |
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刈羽黒姫山が良く見える |
南条八石へは急な下りとなる |
中八石山の下りから見た南条八石 |
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久之木への分岐 |
南条八石の山頂にある休み処「やまぼうし」 |
南条八石も「八石山」の山頂標識がある |
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南条八石にある二等三角点 |
三角屋根は避難小屋 |
久之木への下山路にもたくさんのカタクリが咲く |
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雪も残っていた |
御堂平は小沢も流れる |
御堂平のすぐ下の崩落箇所 |
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米山が見える |
久之木登山口を見下ろす |
久之木登山口の標識 |
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久之木登山口にある八石山全体の案内板 |
久之木登山口の駐車場 |
不動滝登山口へ戻る途中にある善根神社 |
行動記録 |
米山、刈羽黒姫山、八石山は刈羽三山と呼ばれている。そのひとつである八石山は標高518mと低いものの不動滝や屏風滝などの見所もたくさんあり、花の季節や紅葉の時期にはたくさんのハイカーが訪れる。山頂は下八石(南条八石)、中八石(小国八石)、上八石の三峰に分かれ、南条八石の山頂には避難小屋や休憩所である「やまぼうし」なども建てられている。小屋は綺麗で、よほど大切に使われているのだろう。登山コースも久之木(くのぎ)コース、石川コース、離山コース、婆石コース、ながた池コース、南条(みなみじょう)コース、赤尾コース、鹿島コースなどたくさんある。今回は、いろいろ考えたあげく不動滝登山口から登り、三つの八石山を登って久之木登山口へ下ることにした。
久之木から善根神社を通り不動滝登山口まで車ではいる。不動滝登山口の駐車場は舗装され、車10台は駐めることができる。トイレもあるが、この時期はまだ閉まっていた。山に入る前に、まずは善根の不動滝を散策することにした。橋を渡り、右に登山口を見て遊歩道を進むと、すぐに不動滝に着く。落差72mと言われる見事な滝だ。目の前の部分だけでも優に40mはありそうだ。
不動滝を写真に収めてから登山口に戻り登山道に入る。最初の小さな木橋を渡ると、登山道はすぐにやせ尾根の急登になる。登山道にはイカリソウ、オオバキスミレが花をつけ、やがてカタクリの群生地となる。斜面全部がカタクリである。枝尾根から282mピークのある尾根に出たところが八石小城跡で、ここもカタクリが群生している。すぐに石川登山口からの道を合わせ、尾根伝いに登って行く。登り初めて50分で標高430mの平坦なピークである八石城址に出た。一面がタカクリの花で埋め尽くされている。まさに足の踏み場もない。ここで、しばし地元の人たちと会話をしてから先へと進む。
稜線が近づいてくると三等三角点のピークに出た。ここが494.9mの三等三角点峰だ。このピークを上八石山として原稿をかかれている方が多いようだが、この先の婆石展望小屋跡を上八石山としている方もいる。三角点峰と八王子分岐、展望小屋跡はいずれも多少の起伏があるものの形としては一つの山であり、ここが上八石山であることは間違いないようだ。休むには婆石展望小屋跡が見晴らしも利くので良いようだ。
バーベキューハウスのある婆石コースを右に分け、中八石山を目指す。一旦20mほど下るが、のんびりしたハイキングコースだ。20分ほど歩くと中八石山に着く。かつては展望台もあったようだが、今は反射板跡地の石のプレートが置いてある。山頂からの眺めは素晴らしく360度の展望が得られる。刈羽黒姫山、米山などが目の前に見える。
次に下八石山(南条八石)を目指す。急な登山道を一気に下ると、久之木登山口からの道を合わせる久之木峠に着く。ここから下八石山への登り返しになる。尾根幅は適当にあるが、右側(東面)が一部切れ落ちているところもある。地元の方によると1週間ほど前に登山者が滑落して亡くなったとのことなので、下りの時は特に注意したい。
登り返しは100mほどで時間にして20分ほどだろうか。下八石山(南条八石)の広い山頂には小さな神社、三角屋根の避難小屋、休憩所の「やまぼうし」などがあり、南条(みなみじょう)登山口から登ってきた登山者が多く休んでいた。久之木へ下る予定なので山頂を後にして久之木峠へ戻る。峠から久之木川の源頭に向かって下降する。斜面にはカタクリが一面花をつける。見事と言うしかない。高度を下げてくるとキクザキイチゲがたくさん咲いている。写真撮りに時間を費やしてしまい。コースタイムはあまり参考にならないと思う。御堂平にはまだ雪が残っていた。山菜も豊富で、それが目的で登ってくる人も多いようだ。
御堂平の標識まで来ると久之木川が始まりである小さな小沢が出て来て水も取れるようになる。ここからはニリンソウが出てくる。花に次から次に出てきて飽きることは無い。御堂平のすぐしたの崩落地を注意して下ると、登山道は斜面をトラバースするように下っていく。沢との高度差は、徐々に広がり、場所によっては足場も悪いところもあるので注意したい。谷の開けるところから正面に米山が見える。地図上にある屏風滝は残念ながら登山道から見ることは出来なかった。高度を下げスギの造林地を下ると眼下に棚田の広がる麓が見えてくる。久之木登山口の駐車場も見える。林道に飛び出すと登山口の案内地図があり八石山の全体像が良くわかる。
久之木登山口の駐車場には10台程度の駐車スペースがあり、山菜採りの人たちの車がたくさん駐まっていた。私たちはここから車を置いてきた不動滝登山口まで歩いて戻ることにする。田圃にの中の舗装された道を下ると善根神社があり、歩くこと30分で不動滝登山口の駐車場へ着いた。
八石山は変化に富んだ山で、花もたくさんあって標高500mの低山とは思えないほど面白い。南条八石の方も良く整備され、パンフレットなども作られていてコースも整備されているので、機会があれば、是非こちらの方からも登ってみたい。(I.I) |
八石山で出会った花 |
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イカリソウ |
オオバキスミレ |
ツバキ |
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ショウジョウバカマ |
ショウジョウバカマ |
マンサク |
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キクザキイチゲ |
キクザキイチゲ |
キクザキイチゲ |
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キクザキイチゲの群落 |
ネコノメソウ |
ヒトリシズカ |
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エンゴサク |
カタクリ |
ニリンソウ |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
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