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No.4812
飯豊・三国岳 1644mピーク
山行種別 無雪期一般
いいで・みくにだけ 地形図

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山行期間 2013年6月26日(水)
コースタイム 御沢キャンプ場・駐車場(5:52)→御沢登山口(6:12)→下十五里(6:41)→中十五里(7:01,7:10)→上十五里(7:30)→笹平(7:55)→横峰(8:13,8:20)→地蔵の水場分岐(8:23)→地蔵山・血ノ池(9:02,9:06)→剣ヶ峰・標柱(10:08)→剣ヶ峰の水場(10:25)→三国岳(10:42,11:09)→剣ヶ峰・標柱(11:25)→地蔵の水場・峰秀水(12:07,12:14)→地蔵の水場分岐(12:20)→横峰(12:32,12:42)→笹平(12:51)→上十五里(13:06)→中十五里(13:20)→下十五里(13:33)→御沢登山口(14:01)→御沢キャンプ場・駐車場(14:11)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
御沢キャンプ場の駐車場 ここからは車両進入禁止 御沢登山口の案内板
まずは下十五里 次に中十五里 上十五里で長坂の半分
笹平 横峰小屋跡で休憩 地蔵の水場と地蔵山との分岐
地蔵山の分岐標識 地蔵山の血ノ池にはミズバショウが咲く 地蔵山から剣ヶ峰へのコルへと下る
シラネアオイが群生する ヒメサユリもたくさん咲いている ガスが切れて三国岳が見えた
再びガスに覆われる 三国小屋へ到着 帰りの剣ヶ峰は雨になった
地蔵の水場分岐へ向かう 地蔵の水場(峰秀水) 御沢から林道を歩いてキャンプ場へと戻る

行動記録
 放射線量調査と水質調査の取水のため、日帰りで三国岳へ行っててみることにした。身体の調子を見ながらリハビリ山行である。のんびりペースで歩いてみることにする。
 6月15日になって福島県と山形県をつなぐ林道飯豊桧枝岐線・一の木線が開通した。県境を飯豊トンネルが貫き、福島県側の川入へ向かうにも福島からだと一般道の場合は米沢経由の方が距離は同じだが、道が良い分運転時間は少なくてすみそうだ。
 前日に福島を発ち、朝、御沢キャンプ場の駐車場に車を置いて歩き始める。御沢キャンプ場の駐車場は砂利の所で0.101μSv/h、脇の草地で0.138μSv/hだった。福島第1原発から120kmも離れているのに、ここも原発事故と無縁では無いようだ。
 御沢登山口(御沢小屋跡)から本格的な登りになる。長坂(木ノ根坂)は、横峰までの間にほぼ均等間隔に下十五里、中十五里、上十五里、笹平と休憩ポイントがある。歩いていれば高度は上がっていく。横峰(横峰小屋跡)を過ぎるとすぐに小白布沢からの道を合わせる。ちなみに小白布沢のルートは登山者立入禁止の表示板が立っている。次に地蔵水場への分岐になる。水場は帰りに廻ることにして地蔵山を目指す。
 地蔵山への登山道は、水場道が出来てから歩く人が少なくなったようだ。えぐれた登山道には木の枝が詰まり、残雪の上を歩くと踏み抜くはで、思ったより時間がかかってしまった。地蔵山の血ノ池まで40分もかかってしまった。地蔵山の分岐はかつての地蔵小屋跡でもある。ミスバショウがたくさん咲いていた。
 次に剣ヶ峰とのコルへ下るが、水場道の出合まで雪が残っていた。傾斜は緩いし幅もあるので危険は無い。剣ヶ峰を通り三国岳への道には感激するほどたくさんの高山植物が咲く。ガスに覆われていた三国岳が顔を出す。しかし、天候はこの後、崩れ始まる。剣ヶ峰の水場で水を採取し、三国小屋へ着いたのが10時42分、小屋の中で休憩して、早めの昼食にした。
 休んでいると雨がちらつきだした。剣ヶ峰は岩があまり濡れないうちに通過したい。ここ数年、剣ヶ峰での滑落事故が続いて、死亡事故も起きている。濡れた岩場は滑りやすく注意を要する。雨具をつけ、ゆっくりゆっくり慎重に剣ヶ峰を下る。コルまで戻ってひと安心。
 帰路は地蔵の水場(峰秀水)を通って横峰へと出る。雨は止みそうもない。横峰で2度目の昼食をとった後は、笹平、上十五里、中十五里、下十五里と高度を下げ、御沢キャンプ場の駐車場には14時11分に戻った。
 剣ヶ峰の水場と地蔵の水場から持ち帰った水の放射性物質測定をしてもらった。セシウム-134とセシウム-137についての測定結果だが、いずれも「検出せず」だった。「検出せず」とは、5Bq/kg以下である。検出はされないだろうとは思っていたが、よかった。(I.I)

飯豊・三国岳で出会った花
ミツパオーレン ショウジョウバカマ イワウチワ
オオカメノキ マイズルソウ アカモノ
ミズバショウ シラネアオイ イワカガミ
ミヤマダイコンソウ コバイケイソウ ヒメサユリ
ハクサンチドリ ゴゼンタチバナ カタクリ

概念図

トラック 登り=赤 下り=青


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