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No.4965 |
羽根山(亀ヶ森) |
175.8m三等三角点峰 |
山行種別 |
無雪期一般 |
はねやま(かめがもり) |
地形図 |
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山行期間 |
2014年5月14日(水) |
コースタイム |
塩釜神社参道入口(14:03)→羽根山・塩釜神社(14:12,14:22)→裏参道分岐(14:25)→塩釜神社駐車場(14:36) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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塩釜神社参道入口 |
シャガが花をつけていた |
奉納されている大塩瓶 |
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大釜も奉納されている |
参道は自然がいっぱい |
途中にたくさんの祠もある |
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参道が緩やかになると山頂は近い |
兎と亀のつくりものも奉納されている |
山頂に建つ塩釜神社は羽根山城の跡でもある |
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神社の裏に回り込むと三角点がある |
神社前から麓が見渡せる |
羽根山城跡を示す標柱 |
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羽根山城の由来 |
今ではほとんど利用されていない裏参道 |
大笹生笹谷文化財になっている山田武左ェ門の墓 |
行動記録 |
羽根山と言っても地元の人でもピンと来ないが、大笹生の塩釜神社と言えば誰でも知っている。山頂には点名「亀ヶ森」の三等三角点があり塩釜神社からの眺めもなかなかのものである。登路は旧13号国道からの表参道と反対側の座頭町から登ってくる裏参道、それに南尾根には車が上がれる管理道がある。今日は表参道を登り、北尾根から大笹生笹谷文化財になっている「山田武左ェ門の墓」へ下り、駐車場へ戻るルートを歩いてみた。
塩釜神社の駐車場に車を駐めて旧国道の鳥居のある表参道から登り始める。すぐに左に大塩瓶なる大壺が奉納され、右には直径1.5mもある大釜が奉納されている。大塩瓶は塩貯蔵用に使用されたと言い伝えられている大壺で、大釜は米七俵を炊けると言う。説明坂ではいずれも宮城県より入手され奉納されたとされ、確かに合わせると「塩釜」になる。どこまでが本当かは文献などを調べてみないとわからない。参道は石段が続く。途中には熊野神社や庚申塔がある。山頂が近くなると「兎と亀」のつくりものが奉納されている。兎と亀のお話の舞台ともいわれる羽根山についての謂われも書いてある。この説明板には、「今から二千年前の信達平野は湖であり、ここ羽根山は島であり大きな亀もいたと言われ亀ヶ森と呼ばれていた」と記されている。三角点の点名「亀ヶ森」もここで繋がる。山頂には塩釜神社の本殿が建ち、本殿裏の一番高いところに三等三角点がある。また、ここ羽根山は山城の跡でもある。慶長5年(1600年)当時、上杉軍が見張山として山城を築いたとされ、その建屋は昭和8年まで神社拝殿として使用されていたとされている。
本殿前の広場でのんびりと眺めを楽しんだら下山にかかろう。登ってきた表参道を戻るのが一般的だが、今日は調査も兼ねているので、北尾根を下ることにする。羽根山城跡の説明板から北方に向けて踏み跡をたどる。すぐに裏参道の石段がある。今では歩く人も少なく、腐葉土に覆われているが登山道と思えばしっかりした道に見える。北尾根はさらに奥へと進むが、踏み跡はいつしかはっきりしなった。樹林帯で藪も濃くないので歩くに支障はない。注意すれば古い道形だとわかるが、歩き慣れない人だと道は見つけられないと思う。急な斜面を標高30mほど下げたら右に下る。ここは大笹生笹谷文化財の「山田武左ェ門の墓」になっている。車を置いてきた塩釜神社の駐車場はすぐである。機会があれば今度は裏参道を登ってみたい。もし散策を目的に訪れるのであれば、表参道を登り、裏参道から座頭町に下って道路を歩いて駐車場に戻っても良いかもしれない。(I.I) |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
より大きな地図で 2014.05.14_羽根山 を表示
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