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No.4966 |
大東岳 |
1365.6m一等三角点峰 |
山行種別 |
無雪期一般 |
だいとうだけ |
地形図 |
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山行期間 |
2014年5月18日(日) |
コースタイム |
登山口(8:39)→標高点1,019m(9:49)→鼻こすり(10:15)→大東岳(10:28,10:38)→弥吉ころばし(10:49)→樋の沢避難小屋(11:29,11:47)→大行沢渡渉(11:59)→北石橋(12:55,13:00)→北石橋分岐(13:06)→白糸の滝コース分岐(14:11)→糸岳(14:28,14:43)→白糸の滝(15:30)→二口林道(15:43)→登山口(16:47) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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大東岳登山口 |
表コースから登る |
1合目から9合目まである標柱 |
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出で立ちは手拭い、軍手、長靴と山菜採りクラシックスタイル |
ヒメアオキ |
7合目手前で尾根脇に残雪が現れる |
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鼻こすりの標識 |
鼻こすりの急登 |
大東岳山頂はガスの中 |
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ここから弥吉ころばし |
弥吉ころばしの急坂を下る |
向かいには糸岳 |
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雪渓滑りを楽しむ |
樋の沢避難小屋 |
北石橋コースへ |
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清々しいブナ林 |
シドケ |
北石橋 |
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北石橋の下をくぐってみる |
北石橋の上は残雪の沢 |
北石橋コースの分岐点 |
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ヤブ化しつつある尾根道 |
右手に見えたのは大東岳 |
残雪のブナ林をトラバース |
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4輪駆動で登る |
尾根道に合わせて糸岳へ |
糸岳山頂 |
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糸岳山頂より北東を望む |
帰りの尾根より北を望む |
左が磐司岩の西端で中央から右が日蔭磐司 |
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白糸の滝 |
最後は長い林道歩き |
帰る途中で見上げる磐司岩 |
行動記録 |
この週末は寒気が入り、東北各地の山では気温の低下とガスが予想された。山スキーで鳥海山か飯豊と思っていたが、おそらく山頂部はアイスバーンとなり(実際はそうでもなかったようだが…)、登ることが出来たとしても決して楽しくはないだろうと考えると、潔く諦めるしかなかった。そんなわけで、久方ぶりに地元の山で普通の登山でもと思い、kaさんと二口山塊の盟主である大東岳に登ることにした。大東岳はしばらく前に登ったことがあるはずと記録を見ると5年も前になる。つくづく月日の経つのは速いものだ。
秋保ビジタ−センターの先にある登山口に着くと、車が一杯で路上駐車も何台かあるほどの盛況。思わず近くの人に「山開きですか?」と尋ねてしまったほど。普段はあまり人の行かない山にばかり登っているからだと思い苦笑。隙間に車をねじ込むと表コースから登山開始。今日は5年前と同じに長靴山行とした。日本の2000m程度までの山では長靴が最適と、個人的には考えているのだ。さらにkaさんは手ぬぐいを被り、手には軍手と万全のクラシックスタイル。山菜採りのオジサンと思われても仕方のない格好だが、自分もほぼ似たような仕様。
kaさんの足は速くどんどん登っていくので、今日の気温は低いもののすぐ暑くなり半袖Tシャツになる。大東岳は何合目との標柱がある。あまり眺めのないルートということもあり、1合目、2合目と数えながら登る。5合目以降は先行者に追いつき始め追い越す。皆さん足下はしっかりとした登山靴にスパッツで固めているが、追い越す我々は長靴でドタバタと登っていく。6合目を過ぎるとあちこち残雪が見え始める。8合目の標柱は残雪に隠れたのか見落としてしまった。「鼻こすり」の急登をひと頑張りして斜度が緩むと、クマザサの中を進み山頂広場に到着。山頂手前から急にかかってきたガスに視界を奪われ、展望はまったくきかないが今日は雨が降らないだけマシというもの。1時間50分での登頂はちょっと急ぎすぎだよkaさん。
パンで小腹を満たし、今日で登山が3回目という若者と話しをすると下山にかかる。山頂の気温はプラス数度程度と思われ、寒くなったのでフリースとカッパを着込む。平坦な山頂部を歩き「弥吉ころばし」の表示板からは、その名のとおりの激しい下りが続く。向かいには糸岳などの稜線が眺められる。ブナ林になって斜度が緩むと駆け下り、何人か追い越し何人か登ってきた人とスライドする。沢沿いで登山道が雪渓の下になると、50代オヤジ2人は子どもに返ったように遊び滑り降りる。まったく屈託が無いというかなんというか。樋の沢避難小屋まで来たので昼食休憩とする。ブユが寄ってきて煩わしく、kaさんのスプレーで撃退する。
休憩を終え立ち上がる頃になっても誰も来ない。静かなものだ。裏コースを少し下ると、「北石橋」の表示があり右手下の大行沢に降り渡渉する。北石橋を経て糸岳へ至る登山道を辿るのだが、踏み跡程度であり一部不明瞭な部分もあり要注意だ。採り頃のコシアブラをが新緑の清々しいブナ林の中を登り、左手にトラバースしてカケス沢へ下ると北石橋がある。
アーチ橋をくぐり沢が流れ落ちている。自然の造形の見事さには感嘆するしかない。北石橋の上部に抜けると残雪がある。道を見つけるのに手間取ったが、右岸をトラバースしている踏み跡を見つけ辿ると分岐に出た。表示板にしたがい「白糸の滝・二口林道へ」と向かうと急登になる。なお、表示板の「石橋峠へ」は赤で消されていたが、現在は廃道扱いで通行できないようだ。しばらく登ると「938メートル」の表示板のある尾根に出た。右に折れてヤブ化しつつある尾根道を登ると、残雪のブナ林になる。こんなところにも足跡があったのにはちょっと驚く。
道は直登せずに左に折れて斜面をトラバースするようだが、残雪と笹ヤブで道を見失ってしまった。適当にトラバースしていくと、そのうち日も差してきて気持ちの良いブナ林歩きとなる。ただし、今日の我々は長靴なのでスリップには注意した。場合によっては滑落する可能性もある。稜線の登山道に合わせると、糸岳山頂へと折り返す。山頂から北側を見ると、やや右手に大東岳を眺め、左には小東岳から面白山が見え、その間の向こうには船形山が見える。南には仙台神室から山形神室の山々。その向こうには蔵王の後烏帽子岳や屏風岳も見える。
糸岳からの下りは長く感じた。かなり厳しい下りで膝に負担がかかる。やがて右手にナメ沢が見えてくると、白糸の滝で下りも終了となる。沢を渡って対岸を登ると二口林道に出た。やれやれと思うのはまだ早い。最後に6キロ以上の長い林道歩きが待っている。登山口に戻ったら残っていたのは自分の車だけだった。(K.Ku) |
大東岳で出会った花 |
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シラネアオイ |
ムラサキヤシオツツジ |
道沿いのニリンソウ |
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スミレサイシン? |
イワカガミ |
ショウジョウバカマ |
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ツバメオモト |
シロヤシオツツジ |
ヤマツツジ |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
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