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No.4986 |
疣石山 |
325mピーク |
山行種別 |
無雪期一般 |
いぼいしやま |
地形図 |
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山行期間 |
2014年6月30日(月) |
コースタイム |
疣石山遊歩道入口(11:20)→送電線巡視路入口(11:32)→鉄塔No33(11:41)→巡視路分岐(12:00)→愛宕神社(12:08,12:20)→疣石峠(12:31,12:34)→疣石山(12:41,12:46)→疣石峠(12:52)→疣石山遊歩道入口(13:13) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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携帯電話の基地局のアンテナが見えてくる |
NTTドコモ福島立子山北基地局の前に車を駐める |
疣石山遊歩道入口はかつての川俣街道でもある |
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街道を辿る |
椎茸の栽培も原発事故後は放置されたままである |
崩落箇所には簡易の橋がかかっている |
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道幅もほどほどに広い |
東北電力の送電線管理のための道が分かれる |
スキー林の斜面を登っていく |
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プラスチックのステップ |
最初の鉄塔は送電線がクロスする |
JR新福島線No33鉄塔の送電線は阿武隈急行線の瀬上駅付近の変電所へと送られる |
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尾根伝いの道 |
巡視路には疣のような岩が点在する |
散策路として楽しめる |
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JR新福島線No32鉄塔 |
土塁は旧村境か |
送電線巡視路をさらに奥へと行ってみる |
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愛宕神社に辿り着く |
疣石峠へと戻る |
山神の石碑 |
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史跡疣石峠の説明板 |
平成19年に建てられた義民顕彰碑の説明板 |
義民顕彰歌 |
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ウツボグサ |
ホタルブクロ |
山頂を目指す |
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山頂にある地籍図根三角点 |
小さな祠が山頂の目印 |
疣石峠から国道の遊歩道入口に戻る |
行動記録 |
福島市街から国道114号を川俣方面へ向かい、県道306(大沢広表)線を右に分けると、すぐに「疣石山遊歩道入口」の看板が見えてくる。今まで何回となく往復している道なのに、ここに疣石山遊歩道入口の看板があったことなど気づかなかった。いつ立てられたのだろう。見つけたからにはと訪れてみた。
国道114号線は交通量が多く、車のスピードも速くて駐車スペースを探すのも難しい。一度通り過ごしてから旧114号線を戻りながら駐められそうな場所を探す。すると近くに携帯電話の基地局があった。乗り入れてみると作業車が2〜3台入れるだけの駐車スペースがあったので駐めさせてもらう。身支度をして遊歩道入口へ向かう。
疣石山遊歩道は、福島の城下町と伊達小手郷の村々を結ぶ街道で、今で言う川俣街道の旧街道である。街道の峠である疣石峠は説明板によると「享保14年(1729)信達両郡のうち当時幕領であつた68ケ村の農民たちは、うち続く凶作で代官岡田庄太夫の圧政に耐えきれず一揆を起こした。ここ疣石峠は、その責任を問われて死罪獄門という最も重い刑に処せられ尊い犠牲者となった義民、立子山の組頭小左衛門と百姓忠次郎の首がさらされた場所である。」とある。歴史は調べ始まると奥が深く、今の時代でも考えさせられるものがある。
舗装された遊歩道も国道から離れると荒れた道になった。すぐに路上にシイタケ栽培のほだ木が出てくる。このエリアは空間放射線量の数値が高く、原発事故の後に放置されたようだ。道は一部崩落しているが、ここは東北電力の送電線巡視路にもなっているので、簡易の木橋が渡されているので歩くのには支障はない。遊歩道入口から10分ほど進むと右に送電線巡視路が道を分ける。疣石峠は後で調査することにして、まずは巡視路を利用して尾根へと登ってみることにした。スギ林の斜面を登り最後の急坂を登ると東北電力の「JR新福島線」鉄塔No33に出る。ここには鉄塔が2本建ち、もう1本が蓬莱発電所から布引山を通って川俣に向かう「川俣線」の送電線だ。送電線巡視路は尾根伝いに延び、鉄塔No32を通って疣石峠と愛宕神社を結ぶ道と合わさる。左が疣石峠、右が愛宕神社への道だ。まずは愛宕神社へと向かってみる。巡視路は整備されていて歩きやすい。分岐から10分もしないで愛宕神社に着く。今は管理されていないのだろうか、社殿の前の広場は草が伸び放題で人が訪れている気配は無い。試しに草に覆われた参道を降りてみるが、途中不明瞭なところもあり全く刈り払いはされていない。方向からすると立子山愛宕下の熊野神社へと向かっているようだ。
さて、戻ることにしよう。送電線巡視路を北へと戻り、先ほどの分岐から疣石峠へと向かう。愛宕神社から10分ほどの道のりである。鬱蒼とした疣石峠には義民顕彰碑が建ち、2枚の説明板と義民顕彰歌がある。旧立子山村の大切な史跡である。疣石峠は立子山沢尻から登ってくる明瞭な道がある。軽トラだったら車も入れそうだ。
山頂へ向かうには東側の尾根に取り付く。特に登山道があるわけではないが、微かな踏跡を頼りに山頂を目指す。山頂には地籍図根三角点と小さな石の祠があるだほけで、見晴らしはない。微かな踏跡は、さらに奥へと延びているが未調査である。
来た道を峠まで戻るが、尾根が分かれるので、間違わないように注意が必要だ。峠まで戻り国道の遊歩道入口へ戻ることにする。沢尻とは反対側の旧街道を下っていくと、先ほどの送電線巡視路の分岐に着く。荒れた道をさらに下って行くと峠から20分ほどで国道114号線に出る。(I.I) |
概念図 |
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国土地理院地図(電子国土web)で見る
トラック |
登り=赤 下り=青 |
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