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No.4999
羅臼岳 1660.0m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
らうすだけ 地形図

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山行期間 2014年8月9日(土)〜10日(日)
コースタイム 8月9日 カムイワッカ橋(9:35)→硫黄山登山口(9:45)→硫黄山(14:30)→二ツ池(18:40)
8月10日 二ツ池(4:55)→オッカバケ岳(5:24)→サシルイ岳(6:28)→三ツ峰(7:25)→羅臼平(7:48)→羅臼岳(9:00)→極楽平(11:01)→岩尾別温泉(12:24)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
カムイワッカ湯の滝バス停到着 カムイアワッカ橋 硫黄山登山口
硫黄山旧硫黄採掘跡 硫黄山新噴火口付近 硫黄山新噴火口最上部
沢出合いにロープ有り 沢の中には雪渓が残る 沢を詰め硫黄山へ登る
硫黄山三角点 知円別岳を目指す 知円別岳への尾根
知円別岳の先は草原状 草原の中の道に変わった ガスがかかる二ツ池
今日越えてきた硫黄山と峰々 二ツ池(地の池)とオッカバケ岳 二ツ池キャンプ地のフードコンテナ
日暮れの地の池 サシルイ岳と羅臼岳 三ツ峰と羅臼岳
三ツ峰を登る 三ツ峰からの羅臼岳、羅臼平 羅臼平から見あげる羅臼岳
羅臼岳からみる知床連山 羅臼岳の山頂標識 岩尾別温泉へ向け極楽平を下る

行動記録
 8月7日19時10分の新幹線で福島駅を出発し、列車を乗り継ぎ、翌8日に釧路を経由して釧網本線知床斜里駅には16時37分に到着した。さらにウトロへはバスに乗り換え、17時30分にウトロバスターミナル到着し、この夜はウトロ民宿に宿泊した。

8月9日
 朝、カムイワッカ湯の滝に行く8時30分のシャトルバスに乗り込む。途中、岩尾別ユースホステル前を通過した。順調にいけば、明日はここからバスに乗りウトロに戻ることになる。
 知床五胡から先は未舗装の林道になり、道脇で草を食むエゾシカの親子に車内の子供たちが歓声をあげる。9時25分、終点のカムイワッカ橋に到着する。バスを降りて9時35分に歩き始めた。しばらく林道を行くと硫黄山登山口となり、9時45分に登山口から登り始める。しばらくは樹林の中を進む。樹林を抜けると展望台だが、残念ながらガスのため眺望はない。10時37分、旧硫黄採掘地に着く。
 ここを見るために来たという若い男性に会い、しばし鉱山の歴史を伺う。さらに先に進むと新噴火口。噴気が噴出したような跡がある。やがて道は沢の中のルートとなり、涸滝や雪渓を巻きながら稜線まで詰め、稜線からは硫黄山の急登をたどる。
 14時30分に一等三角点が据えられた硫黄山頂に到着する。やはりガスで展望はきかない。山頂から下りると鞍部で英語を話す若い男女の外国人に出会う。二人が地図を示して言うには、ウブシノッタ川を登って、二日かけてここまで来たが非常に厳しい登高であったとのこと。カムイワッカ湯の滝の登山口に下ると言う。
 やがて前方に知円別岳と荒涼としたやせ尾根が現れる。不思議な光景に目を奪われる。赤茶けた細尾根を渡り知円別平に回り込むと、様相が一変して草原上の台地の中を進む道となる。17時00分に南岳辺りで二人の外国人を捜索しているという警察官三人と出会う。先ほど硫黄山下で出会った二人のことを伝えると、早速無線機で連絡していた。
 ずいぶん日が陰って暗くなった。18時40分、ようやく二ツ池のキャンプ地に到着する。今日、ここに泊まるのは私たちだけである。食事を済ませ、フードコンテナに残りの食糧を収めて就寝。

8月10日
 テントを畳み4時55分に二ツ池キャンプ地を出発し、オッカバケ岳を登る。天気はすこぶる良いのだが、朝露に濡れた薮でびしょ濡れになりながら進む。しばらくすると、男性の単独者とすれ違う。昨夜は三ツ峰キャンプ地にただ一人泊まったとのこと。
 サシルイ岳の肩に立つと三ツ峰とその上に羅臼岳が姿を現した。三ツ峰キャンプ地を通過し、三ツ峰を越えると、羅臼岳の姿が目の前いっぱいに広がった。7時48分、羅臼平到着。ここまで来るとたくさんの登山者で賑わっていた。ここからは羅臼岳を往復する。9時00分、羅臼岳山頂到着。山頂には気持ちのよい風が吹き、遥かに硫黄山と昨日からたどった知床連山の峰々が望めた。
 羅臼平から岩尾別温泉に向け下山にかかる。できれば岩尾別温泉に浸かっていきたいと、一生懸命下山した。12時24分岩尾別温泉に到着する。「ホテル地の涯」にて入浴後、岩尾別ユースホステル前バス停まで歩く。バスに乗りウトロ経由で知床斜里駅へと向かった。どうやら明日は台風のため雨のようである。残念ながら予約していたタクシーをキャンセルし、翌日の斜里岳を中止とした。
 清里町の民宿に宿泊したが、翌11日は土砂降りとなった。JR線が運転見合わせの情報。釧路に行くことは諦め、網走に移動し宿泊し、翌12日旭川、札幌駅経由にて帰福した。(K.S)

概念図

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