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No.5003
北アルプス・朝日岳 2418.3m二等三角点
山行種別 無雪期一般
きたあるぷす・あさひだけ 地形図

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山行期間 2014年8月29日(金)〜30日(土)
コースタイム 8月29日(金)  北又小屋(5:50)→1合目(6:30,6:45)→5合目ブナ平(8:00)→8合目(9:00)→イブリ山(9:25,9:35)→夕日ケ原(10:40)→朝日小屋(11:45,12:10)→朝日岳(13:30,13:55)→朝日小屋(14:40)
8月30日(土)  朝日小屋(5:40)→イブリ山(7:10,7:25)→5合目(8:28,8:45)→1合目(9:55,10:00)→北又小屋(10:25)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
北又小屋は貸切だった 北又ダムの吊橋 北又小屋で作ってもらったお弁当
イブリ山・10合目道標 イブリ山から夕日ヶ原へ向かう ニッコウキスゲ
モミジカラマツ カライトソウ 夕日ヶ原に続く木道
夕日ヶ原のお花畑 ハクサンフウロ アケボノソウ
朝日小屋はもうすぐ ハクサンイチゲ は花畑が広がる
タテヤマウツボグサ 雷鳥の写真が撮れた 朝日岳への登り
朝日岳の山頂は二人だけ イブリ山へと向かう 夕日ヶ原の下り

行動記録
8月28日
 夏山の北アルプス最北の山、朝日岳に登ってみることにした。当初の計画は栂海新道を歩き日本海まで行く計画だったのだが、メンバーが怪我のため不参加となり、栂海新道を諦めて下見を兼ねて北又小屋から朝日岳までピストンすることにした。
 前日の午後1時に自宅を出発し富山県朝日ICを午後6時頃降りる。マイカー通行禁止の北又小屋まではタクシーで50分程の道のりで、午後7時半頃到着した。北又小屋までのタクシーは町から1人1000円の助成があり9450円のところ2人で7450円の負担ですんだ。人数が多ければそれだけ負担は少なくなり格安で小屋まで行ける。木曜日という事もあって、小屋は2人のほかには宿泊客はなく6畳間に2人でゆったりと就寝をすることができた。     
8月29日
 早朝5時から登山開始する予定が、小屋番の方から6時過ぎにゆっくり登っても昼頃までに到着できるとのアドバイスがあり朝食抜きでお弁当にして頂き、5時50分に登山を開始した。小屋の裏手にある階段を降りて北又ダムを横切るように吊橋を渡って登山道に入る。北又小屋の標高は690m、イブリ山の標高1791mまでは標高差は1100m、イブリ山を10合目とした標高を記した道標が立てられているので、ペース配分や休憩ポイントが計算できる。
 3時間半ほど黙々とブナ林の急斜面を登ると、朝日岳、夕日ケ原が見える大展望台のイブリ山になる。ベンチもあり、まずは一段落。イブリ山から先は曇天ながらも眺望があり、期待していなかった夏から秋の花々が咲き、夕日ヶ原までは楽園闊歩となる。前朝日は登らず横をトラーバースして通過すると間もなく朝日小屋が建つ朝日平に到着する。
 受付を済ませ、外のベンチで昼食をゆっくり食べてから朝日岳の山頂を目指す。朝日平から少し下り水平道の分岐を登っていくと途中の木道からは秋のキリン草やハクサンフウロ、マツムシ草、うさぎ菊やシラネニンジン、ミヤマキンポウゲが一面に咲いている。雷鳥の親子ものんびりと食事中。途中に本日初めての白馬方面からきた登山者にお会いした。雪倉岳近辺はコザクラがピンク一面に広がって綺麗だった話をしていたので思わず足を伸ばしたくなったが、地図をみると以外に遠くあきらめる。眺望は望めないながらも、山頂は貸切で、二人だけの記念写真を撮ってから小屋へと戻った。夕食の5時まで扇風機と電気のついた小奇麗な6畳に2人でまどろむ。夕食の時間に食堂にいくと、本日の宿泊者は11名。小屋の方が、今年の夏は例年になく天候に左右されて閑散としていた話をされていた。旅館に来たような食事と、小屋の感じの良い雰囲気に疲れも吹き飛んでしまった。隣席の2名の男性は、蓮華温泉から五輪尾根を11時間もかけて登ってきて、明日は栂海新道を下ると言う。1人は数年前に八ケ岳を登ったきりで、職場が糸魚川のうちに今回挑戦をしようという事らしいが、疲労困憊状態の様子だった。栂海新道に挑戦するには、最短のイブリ尾根を登って栂海新道を下ったほうが良いと確信する。
8月30日
 翌朝、5時40分に朝日小屋を出発し、予定通りイブリ尾根を下る。4時間45分ほどかかって10時25分、北又小屋に到着し下山終了する。(S.Sa)

概念図

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