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No.5110
額取山(安積山) 1008.6m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ひたいとりやま(あさかやま) 地形図

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山行期間 2015年4月29日(水)
コースタイム 滝登山口道(10:18)→熱海登山口合流点(10:45)→額取山(11:51,12:15)→大将旗山(13:09,13:17)→黒岩山(13:32)→御霊櫃峠登山口(14:00)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
額取山滝登山口 熱海口合流点標柱 797m標高点にある案内看板
額取山の三等三角点 額取山の山頂 これから向かう大将旗山のピークが見える
マムシと熊の注意板 額取山を振り返る 992m標高点にあった山界標石
大将旗山の二等三角点 大将旗山の案内標柱 大将旗山から御霊櫃峠を眺める
黒岩の案内板 黒岩山から猪苗代湖方面 雨神社・風神社の祠
御霊櫃峠登山口の案内標柱 御霊櫃峠登山口 案内板では御霊櫃峠から三森峠までのルートも載っている

行動記録
 新緑のシーズンで、県内各地のメジャーな山の山開きの話題が聞こえ始めた。我が会も県内メジャーな山の放射線量調査は実施してきたところである。ところが、多くのハイカーが気軽に訪れる額取山で御霊櫃峠と山頂の間が計測されていない空白区間となっていることに気が付いた。それでは行ってみようと計画してみた。
 最初は単独かなと思っていたら、同行者が3名増えて計4人となり、最初に下山口である御霊櫃峠に車をデポしてから滝登山口を目指す。滝登山口は、滝集落から先は国有林道滝線となっていて、道が狭く車が交差する時などは、気をつけなければならない。登山口の手前にも数台の駐車スペースがあるが、その先約200m位の林道終点にも駐車スペースがあり、そちらに駐車する。
 身支度を調え登山口に来てみるとさすが、メジャーな山は違うと実感させられる。地元郡山女子短大付属高校の山岳部の生徒と引率の先生10名。水戸ナンバーの中型バスで訪れた中高年の男女グループ約20名と登山口は大混雑である。
 新緑の中登山開始。最初は沢沿いに登って行くが、登山道にしては、やけに広い道である。標高600m位から右手へと、急な登りとなる。勾配が緩んでくると熱海登山口からの合流地点となる。合流点の様子が以前来たときとイメージが重ならない。熱海からの登山道合流点は尾根の上だったような記憶があるのだが、尾根手前で合流している。人間の記憶なんてあてにならないなどと思いながら、797m標高点あたりに来てやっと記憶が重なる。ポイント、ポイントの案内板も新しくなっている。
 登山口から2m位の道幅の登山道が続いているが、周囲を見渡すと天然広葉樹林ではあるが、ナラ林の一斉林とも思える林相である。これも想像の世界であるが、かつては薪炭林で、牛馬又は馬車道ではなかったのかと思う。標高を上げるに従い、林相は灌木となってくる。
 稜線上は少し新緑には早い時期である。残雪が消えたばかりで、草本類も芽吹いていない箇所もある。11時51分、登山口から1時間30分ほどで額取山の山頂に到着する。時間はランチタイムで山頂周辺の人の多さに驚かさせられる。さすがはメジャーな山である。私たちも山頂の一角でランチタイムとする。今日は天気も良く風も無い。これから向かう稜線も見渡せる。
 御霊櫃峠へと向かう。山頂からの下りはガレ場の急下降である。50mほど一気に下り、下降した分今度は登り返す。その先は緩やかな下りで、見晴らしのきく稜線で気持ちも良い。各ピークで放射線量を計りながらの下りである。大将旗山まで下ってくるが、時間的にもまだ早いこともあって、これから登るハイカーと何度もスライドする。大将旗山からは御霊櫃峠まで見渡せ。。下山路両脇には山ツツジが多く自生している。まだまだ蕾で開花して一面赤色に染まるのはどのくらい後であろうか。
 地形図で900mくらいの所に来ると黒岩の案内板があり、岩場に近い急勾配の下りとなる。その先931mピークの先の鞍部には、雨神社・風神社と刻まれた石柱と祠がある。小ピークは、石で整地されていて、同行のSさんによれば、ここはパラグライダーの発進地で、かつては下の安積山麓牧場まで飛行したことがあると言う。14時00分、ほぼ予定通りの時間で御霊櫃峠に到着する。御霊櫃峠にある案内板には、尾根伝いに三森峠までのルートも載っている。機会があれば熱海登山口から三森峠まで縦走してみるのも楽しそうだ。(S.O)

空間放射線量
観測地点/特徴
時間
空間線量率(単位:μSv/h)
測定位置高さ100cm
緯度/経度
最大値 最小値 平均値
Data1 滝登山口/疎林、土砂
時間 10時18分
0.211 0.204 0.208 北緯 37゜26' 38.31"
東経 140゜14' 11.69"
Data2 熱海登山口合流点/天然広葉樹林、壌土
時間 10時45分
0.193 0.179 0.186 北緯 37゜26' 56.91"
東経 140゜14' 13.56"
Data3 797m標高点/天然広葉樹林、壌土
時間 11時18分
0.161 0.155 0.158 北緯 37゜27' 04.95"
東経 140゜13' 46.20"
Data4 額取山山頂/未立木地、砂礫
時間 11時51分
0.084 0.072 0.078 北緯 37゜27' 01.13"
東経 140゜13' 13.84"
Data5 1006m標高点/天然広葉樹林,疎林,壌土
時間 12時30分
0.161 0.154 0.157 北緯 37゜26' 57.47"
東経 140゜12' 57.46"
Data6 992m標高点/天然広葉樹林、疎林、壌土
時間 12時42分
0.087 0.078 0.083 北緯 37゜26' 47.43"
東経 140゜12' 42.12
Data7 大将旗山山頂/未立木地、砂礫
時間 13時10分
0.060 0.052 0.056 北緯 37゜26' 30.69"
東経 140゜12' 14.39
Data8 黒岩山/未立木地、砂礫
時間 13時32分
0.098 0.085 0.091 北緯 37゜26' 16.25"
東経 140゜12' 12.53
Data9 風神社・雨神社祠/未立木地、砂礫
時間 13時51分
0.144 0.138 0.140 北緯 37゜26' 06.42"
東経 140゜11' 58.39
Data10 御霊櫃峠登山口/未立木地、砂礫
時間 14時00分
0.167 0.148 0.158 北緯 37゜25' 58.98"
東経 140゜11' 55.62
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。
放射線測定器 PA-1000(堀場製作所)

調査中における積算線量(被ばく線量) 0.648μSv

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

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