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No.5126 |
八ヶ岳・天狗岳 |
西天狗岳 2646.0m二等三角点峰 |
山行種別 |
無雪期一般 |
やつがだけ・てんぐだけ |
地形図 |
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山行期間 |
2015年5月23日(土)〜24日(日) |
コースタイム |
5月23日 晴れ
桜平(6:01)→夏沢鉱泉(6:32,6:40)→オーレン小屋(7:28,7:46)→峰ノ松目分岐(8:01)→赤岩ノ頭(8:50,9:04)→硫黄岳(9:26,9:30)→夏沢峠(10:14,10:28)→箕冠山(11:02)→根石岳山荘(11:07,11:21)→根石岳(11:30)→東天狗(12:01,12:28)→西天狗(12:47,12:53)→東天狗(13:12,13:22)→根石岳(13:51)→箕冠山(14:04)→オーレン小屋(14:44)泊
5月24日 晴れ
オーレン小屋(6:06)→夏沢鉱泉(6:42,6:47)→桜平(7:14) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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桜平に車を駐めて出発 |
ゲートから一般車は乗入禁止 |
ゲート腋の案内板 |
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治郎兵衛沢はコンクリート舗装の道で渡る |
北八の特徴でもある苔むした樹林帯 |
夏沢鉱泉に着く |
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登山届けを提出する |
夏沢鉱泉から道は登山道へと変わる |
オーレン小屋の水力発電施設 |
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少しだが雪も残る |
北八の苔むした登山道を進む |
オーレン小屋 |
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峰の松目分岐 |
赤岩ノ頭への登り |
赤岩ノ頭は赤岳鉱泉への分岐にもなっている |
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右に赤岳の稜線を見ながら硫黄岳へ向かう |
硫黄岳にある朽ち果てた避難小屋 |
硫黄岳山頂 |
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夏沢峠へと向かう |
夏沢峠に建つヒュッテ夏沢と山びこ荘 |
夏沢峠から箕冠山を目指す |
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箕冠山の案内板 |
オーレン小屋への分岐点になっている |
根石岳山荘へ下る |
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根石岳から振り返って見た根石岳山荘 |
根石岳の山頂 |
白砂新道の分岐点 |
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東天狗への登り |
東天狗から西天狗を望む |
西天狗の山頂 |
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西天狗から赤岳稜線を見る |
車を置いてきた桜平へと戻る |
オーレンが花を付ける |
行動記録 |
のんびりと八ヶ岳を歩いてみようと言うことになったものの、南八、北八どちらも魅力があって迷ってしまう。どちらに入ってもシーズンオフなので静かな山歩きを楽しむことが出来る。今回は入ったことのない桜平から歩き始めることにした。前日に福島を発ち前夜の内に桜平へ入った。地図には約60台駐車可と記載されているが、一番奥の桜平に10台程度で、あとは手前の登山口前後の道路脇のスペースに駐めることになる。シーズン中は、早い時間でないとだいぶ手前から歩くようになりそうだ。
放射冷却現象で朝方の気温は3度まで下がった。やっぱり八ヶ岳だ。朝食を済ませ6時に歩き始める。案内板のあるゲートから治郎兵衛沢へと下りて行く。道は夏沢鉱泉まで小屋の車が入るので、しっかりした林道である。道はやがてコンクリート舗装から砂利道に変わる。周りは苔むした鬱蒼とした林で、東北の山とはまた違った雰囲気がする。夏沢鉱泉まではゆっくり歩いて30分ほど。ここで登山届けを提出してオーレン小屋を目指す。夏沢鉱泉を過ぎると道は登山道に変わる。登山道と言っても小型のクローラ運搬車だったら通れそうな道幅である。鳴岩川に沿って道は続く。途中にオーレン小屋の水力発電施設があった。小屋の手前で道はジグザグに高度を上げ、出発して1時間30分、オーレン小屋に着く。トイレ休憩も兼ねて今夜の宿泊手続きも済ませてしまう。
オーレン小屋の目の前を流れる鳴岩川を渡り赤岩ノ頭を目指す。林の中の登山道には所々雪は残るものの、歩いた跡が汚れているのでコースを外れることは無い。雨が降った後の平日などは注意が必要だろう。15分ほどで峰の松目への分岐に着く。この後も所々雪が出てくる。1時間ほどで尾根に出た。ここが赤岩ノ頭である。目の前に阿弥陀岳、中岳、赤岳と南八の主要なピークが連なる。天気も良く素晴らしい眺めである。また、赤岩ノ頭は赤岳鉱泉への分岐でもあり、こちらからも登山者が登ってくる。硫黄岳はもうすぐであるが。
ザレ場を登り、そそり立つ岩の脇を抜けると硫黄岳の山頂である。硫黄岳の三角点は更に400mほど進んだところにある。山頂標識で写真を撮って、すぐに夏沢峠へ向かう。眼下に深い森を見ながらザレ場を下る。途中に右側が崩落していて迂回路もあるが、全体的には歩きやすいコースである。硫黄岳から45分ほどで夏沢峠に着く。夏沢峠は2440mのオーレン小屋と本沢温泉とを結ぶ峠になっていて、狭い峠にはヒュッテ夏沢と山びこ荘の2つの山小屋が建っている。この時期営業しているのは山びこ荘の方である。本沢温泉から登ってきた登山者が多かった。その人たちが出発するところだったので、私たちは小屋から少し離れて休憩を取った。
次は箕冠山(みかぶりやま)への登りになる。標高差150m距離約1km、緩やかな尾根歩きである。それでも本沢温泉から登ってきた人たちは既にバテバテのようで、ゆっくり歩いている私たちだが、いつの間にか先行してしまった。箕冠山はオオシラビソなど樹林の中で雪も多く残っていた。簡易トイレもあったが、まだこの時期は使用できない。箕冠山から根石岳山荘に下ってトイレ休憩を取った。
根石岳山荘からは開けた尾根歩きである。根石岳を越え、本沢温泉からの白砂新道を右に分けると東天狗への登りになる。東天狗、西天狗のピークを常に望みながらの尾根歩きは何とも言えない開放感がある。東天狗手前の岩場を注意しながら進むと、すぐに山頂である。荷物を置いて西天狗を往復することにする。カメラとウインドブレーカーを持って一旦コルへと下り西天狗へと登る。この間20分ほどの行程である。西天狗からの眺めも素晴らしい。少しだけ景色を楽しんで東天狗へと戻る。
今日の目的である硫黄岳と天狗岳を登ったので、後はオーレン小屋に戻って泊まるだけである。根石岳を越え、箕冠山の分岐から直接オーレン小屋を目指す。雪は残っていたものの道形がわかりコースを誤るほどではなかった。箕冠山からオーレン小屋までは40分ほどの下りだが樹林帯の中の変化のない道が続く。飽きてきたころ、ようやく小屋に着いた。
まだ時間も早く、車まで戻ることも可能だ。しかしオーレン小屋に泊まることも今回の山行の目的なので小屋の前にあるベンチでノンビリとビールを飲んで贅沢な時間を過ごした。家でも入ったことのない一番風呂に入れてもらい、夕食はオーレン小屋定番のすき焼き鍋だった。また、部屋は個室だったので静かに休むことが出来た。これもシーズンオフの山の楽しみである。
朝食は5時30分から。食事を済ませ6時過ぎには小屋を出た。鳴岩川に沿って下って夏沢鉱泉へ戻ると車道歩きとなる。のんびりと車道を下り、八ヶ岳の余韻を楽しみながら桜平へと戻った。道端にはオーレンが花を付けていた。(I.I) |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
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