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No.5210 |
駒ヶ岳(高畠駒ヶ岳) |
1067m標高点峰 |
山行種別 |
無雪期一般 |
こまがだけ(たかはたこまがだけ) |
地形図 |
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山行期間 |
2015年11月17日(土) |
コースタイム |
駐車地点(9:42)→西信濃沢登山口(9:47)→(ロスタイム約1時間)→P969m(12:17)→駒ヶ岳(12:50,13:20)→焼枯(13:34)→ひかば越え(14:23,14:41)→ひかば越え登山口(15:24)→駐車地点(15:35) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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林道脇に車を置いてスタート |
西信濃沢登山口 |
沢を渡る |
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分岐を右へ |
斜面の取り付きにある道標 |
ムキタケ |
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乾燥気味のナメコ |
左手に駒ヶ岳と頭だけ見える豪士山 |
陽が当たり暑い |
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信濃沢を見下ろす |
969mピーク |
露岩の細尾根 |
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駒ヶ岳が近くなってきた |
明るいブナ林を歩く |
駒ヶ岳山頂 |
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駒清水は50mほど下らしい |
焼枯は高畠町最高地点 |
ひかば越え(向こうのピークは豪士山の前衛) |
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アキグミ |
ツルウメモドキ |
細かい九十九折りで下る急斜面 |
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沢沿いに下る |
ひかば越え分岐 |
ひかば越え登山口 |
行動記録 |
この週末は天気がパッとしない。土曜日の方がいくぶんましな予報だったので、低山を歩いてみようと思った。いくつか案はあったのだが、結局自宅からもあまり遠くない豪士山に登ろうかと考えた。しかし、豪士山は昨年登っているので、同じ山域にある駒ヶ岳に登ることにした。駒ヶ岳は栗子山塊の中にあり、米沢市と高畠町の境に位置する。会津駒ヶ岳や甲斐駒ヶ岳など全国に駒ヶ岳という山名は多いので、この駒ヶ岳を山形駒ヶ岳とか高畠駒ヶ岳と呼ぶこともある。同じ山域にある豪士山は、ある程度登山者もいるのだが、はずれに位置する駒ヶ岳は少ないようだ。
113号からぶどうまつたけラインに入り、左折して上和田地区を通って山間部に入っていく。未舗装の林道になり元宮キャンプ場を過ぎると、車がいっぱい停まっている豪士山登山口。さらに700mほど進むとY字路になる。試しに左へ進むと、ひかば越え登山口に行き着く。Y字路に戻って右へ進むとあまり道が良くない。登山口まではそう遠くないだろうと、道の脇に車を置いて歩きだしたが5分ほどで西信濃沢登山口に着いた。数台車が置ける広さはあるが、普通車は無理しない方が無難。沢の左岸に付けられた道を辿ると沢を渡り右岸に移る。今日は2人とも長靴なので沢でも気を使わずに渡れる。ほどなく沢は二俣になり道も左右に分かれる。どちらにもピンクテープが付いていて戸惑うが右が登山道だ。すぐ沢を渡り急斜面に取り付く。
ナラ林を登りながら辺りを見回すと、すぐムキタケが見つかった。ナメコも見つかるが、やや時期が遅かったようで老菌が多く、しかも乾燥してパサパサしている。やはりキノコはタイミングだなと思う。地形図で沼の表記になっている湿地帯の手前から登山道を離れてキノコを探す。小一時間キノコ採りをした後、適当に急斜面を登ると登山道に戻ることが出来た。
尾根道になると陽が当たり暑いくらいだ。左前方に駒ヶ岳の山頂を見ながら登っていくと、969ピークの標識がある。ここから駒ヶ岳までは稜線歩きとなる。眺めを楽しみながら歩こう。途中で露岩の細尾根があるが、短いので特に問題はない。ここで3人パーティーとすれ違う。結局この日はこのパーティー以外に誰も見かけなかった。小ピークに登りまたコルへ下ると駒ヶ岳が近づいてくる。駒ヶ岳へはブナ林の中を登っていく。古木が見当たらず大きさがそろっているところを見ると2次林なのだろう。葉がだいぶ落ちたブナ林は陽が差して明るく気持ちが良い。と思っていたところ、にわかに曇ってきて太陽が隠れてしまった。
やがて標識が1本あるだけの山頂に到着。事前に調べて知ってはいたが、周囲が樹林で囲まれ眺めがないのが残念だ。10人程度は休憩できそうな平場があり昼食タイムとする。場合によっては駒ヶ岳ピストンとも考えていたが、やはりここまでくると周回したくなる。ひかば越えから下山することにする。駒ヶ岳山頂からいったん下るが、駒清水という水場の標識を過ぎるとまた登り返し、標高1000mの焼枯というピークに至る。ここは高畠町最高地点とのことで標識があり、左折するように進路を変える。アップダウンはあるが概ねなだらかな尾根道をたどる。かさかさと落ち葉を踏む音が聞こえるだけの静かな山歩きが続く。自分が最も好むのはこんな山歩きだ。やがて開けた草地に出る。ここがひかば越えだ。正面のピークが豪士山かと思ったが、これは前衛峰で豪士山はその向こうのようだ。ひかば越えにあった赤い実が目に付いた。アキグミとツルウメモドキだ。アキグミは熟して甘いので少しいただくことにする。
ひかば越えからは急斜面を九十九折りで下る。この九十九折りは、他には例がないほど細かく屈曲を繰り返す。やがて沢沿いの道になり、細く滑りやすい箇所もあるので注意して下ろう。一部分だが道が消えてしまい沢を歩くところもある。沢が二俣のひかば越え分岐を過ぎ、しばらく沢の左岸をたどるとひかば越え登山口に着く。駐車地点までは10分ほどである。(K.Ku) |
概念図 |
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トラック |
ルート=赤 |

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