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No.5300
新地山 393.2m四等三角点峰
山行種別 無雪期一般
しんちやま 地形図

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山行期間 2016年4月6日(水)
コースタイム 羽黒神社参道入口(13:48)→本殿まで一丁(13:56)→新地山・羽黒神社本殿(14:00,14:07)→参道入口・鳥居(14:19)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
県道白河石川線(御斎所街道)から登り始める 借宿羽黒神社参道の鳥居 長い石段を登り中ぼとの鳥居から振り返って見る
かつての山城であり「新地山館」としての歴史をもつ 「是れよ里御本殿まで一丁」と刻まれた石柱 尾根の上には大規模ではないがいくつかの段郭が見られる
本殿前の石段 羽黒神社の拝殿が見えてくる 杯での前にある古い本殿
拝殿手前の水盤 羽黒神社拝殿 新地山の四等三角点
三角点脇にはハシゴが架けてあった 松平定信の歌碑を囲む柵 「人不忘山」歌碑の説明坂

行動記録
 白河市借宿の阿武隈川に接したところに山城跡がある。天正年間に白河結城氏が佐竹氏の侵攻に備えて拡張整したと言われている「新地山館」である。山頂には立派な羽黒神社の本殿があり麓の参道入口には松平定信の歌碑がある。その歌碑を囲む柵は石工小松寅吉が彫ったものとして知られている。「人不忘山」歌碑の説明坂には新地山とあるが、住所は白河市借宿(旧借宿村)親地1であり、どちらの名前が元となっているのか定かでない。なお。国土地理院の点の記では点名「借宿」とある。
 この新地山へ登るには県道白河石川線の羽黒神社参道が出発点となる。コンクリートの石段を上がると羽黒神社の鳥居があり、100段ぐらいはあるだろうか長い石段を登る。急な石段を登り切ると尾根伝いに緩やかな参道が続いている。少し行くと「是れよ里御本殿まで一丁」と刻まれた案内石柱が出てくる。道はここからいくらか登り勾配になり、周りにはいくつかの段郭が見られるようになる。このことから新地山は山城跡であることがわかる。歴史に興味のある方は調べてみるのも楽しいと思う。
 次に石段が出てくると羽黒神社も近い。正面に拝殿があり、その奥には立派な本殿がある。拝殿右手前には以前の本殿が屋根がかけられて祀られている。羽黒神社の裏側が一段高くなっていて、新地山の四等三角点「借宿」はその左手奥にある。山頂部はスギ、ヒノキ、灌木などで見晴らしは良くない。脇の木にハシゴがかかっていてそこに登れば少しは見晴らしがきくのだろうが、固定されているわけでもなくぐらついて危ないので登るのをあきらめる。
 山頂部より奥にも郭が続いているようだが、登ることが目的なので山頂の写真を撮って下山を開始する。平日でもあり、誰とも出会わない。参道の長い階段を下り山行を終える。参道入口の鳥居の脇には、狛犬や松平定信の歌碑とその囲いの石柵など、すごく手の込んだ石の彫物が目に付く。目立たないこのような場所にもしっかりと歴史が残っていることに感動し帰路に着いた。(I,I)

空間放射線量
観測地点/特徴
時間
空間線量率(単位:μSv/h)
測定位置高さ100cm
緯度/経度
最大値 最小値 平均値
Data1 羽黒神社参道入口石段下/アスファルト
時間 13時46分
0.148 0.135 0.143 北緯 37゜06' 59.81"
東経 140゜18' 15.89"
Data2 羽黒神社拝殿前/ヒノキ
時間 14時01分
0.175 0.169 0.172 北緯 37゜07' 10.95"
東経 140゜18' 22.38"
Data3 新地山・三角点/スギ、ヒノキ、灌木
時間 14時03分
0.204 0.196 0.201 北緯 37゜07' 11.97"
東経 140゜18' 22.56"
Data4 羽黒神社参道入口鳥居/スクギ、ヒノキ
時間 14時19分
0.238 0.220 0.226 北緯 37゜07' 11.39"
東経 140゜18' 15.97"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。
放射線測定器 PA-1100(堀場製作所)

概念図
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