Fukushima toukoukai Home page |
|
No.5343 |
北八ヶ岳・にゅう |
2352.2m三等三角点峰 |
山行種別 |
無雪期一般 |
きたやつがだけ・にゅう |
地形図 |
|
山行期間 |
2016年6月5日(日)〜6日(月) |
コースタイム |
6月5日
麦草峠駐車場(14:14)→麦草ヒュッテ(14:17)→白駒池入口駐車場分岐(14:47)→白駒荘(15:05)白駒池散策(15:26〜16:04)
6月6日
白駒荘(6:57)→白駒池南分岐(7:08)→稲子湯・にゅう下分岐(8:14)→にゅう(8:29,8:35)→中山分岐(9:27,9:37)→中山峠(9:50)→東天狗岳(10:48,11:03)→中山峠(11:54,12:19)→中山分岐(12:37)→中山展望台(12:55,12:58)→高見石(13:54,14:16)→丸山(14:38)→麦草ヒュッテ(15:35)→麦草峠駐車場(15:38) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
<6月5日> |
|
|
 |
 |
 |
国道299号メルヘン街道の麦草峠の無料駐車場 |
麦草ヒュッテへと向かう |
麦草ヒュッテまでは3分ほどの道のり |
 |
 |
 |
丸山への縦走路に入り左に折れる |
針葉樹の原生林「黒曜の森」 |
コイワカガミが咲いている |
 |
 |
 |
白駒の奥庭を抜けると白駒池入口の分岐に出る |
白駒池入口分岐から白駒池に向かう途中は白駒の森 |
青苔荘への分岐に建つ案内板 |
 |
 |
 |
青苔荘 |
白駒池の周辺は苔と原生林だ |
苔むした原生林の中を散策する |
<6月6日> |
|
|
 |
 |
 |
白駒池の船着き場 |
白駒荘を出発 |
右に高見石への道を分ける |
 |
 |
 |
白駒池を南側へ回り込む |
にゅうへと向かう白駒池南分岐 |
苔むした原生林の中を登って行く |
 |
 |
 |
セイタカスギゴケ |
湿原が近くなると木道が出てくる |
白駒湿原に出る |
 |
 |
 |
残雪期は道に迷いそうなぐらい地形に特徴がない |
にゅうの森 |
稲子湯へのにゅう下分岐 |
 |
 |
 |
にゅうの山頂 |
にゅうから稲子山を挟んで天狗岳を望む |
中山峠は黒百合ヒュッテへの分岐点 |
 |
 |
 |
中山峠を過ぎると東天狗、西天狗が正面に見えるようになる |
眼下に黒百合ヒュッテが見える |
東天狗岳の山頂 |
 |
 |
 |
奥に見えるのは赤岳、中岳、阿弥陀岳のようだ |
コミヤマカタバミ |
中山の山頂からの展望は無い |
 |
 |
 |
少し進むと中山展望台に出る |
オゴジョの森 |
苔も種類がたくさんあってよく観察すると奥が深い |
 |
 |
 |
2249mコルまで来ると高見石の小屋も近い |
高見石小屋 |
高見石に登ると白駒池が眼下に見える |
 |
 |
 |
高見石小屋へと戻る |
丸山の山頂には祠があった |
丸山の三角点 |
 |
 |
 |
下り始めると丸山の森 |
ミツバオウレン |
コメツガかな? |
 |
 |
 |
麦草峠を挟んで茶臼山、縞枯山が見える |
麦草ヒュッテへ到着 |
駐車場に戻り山行を終える |
行動記録 |
6月5日
以前から一度は訪れてみたいと思っていたにゅうに白駒池から登ってみることにした。福島を朝ゆっくりと出発し、麦草峠には14時少し前に着いた。ちなみに観光客の多い白駒池入口の駐車場は1日500円だが、縦走路の途中にあたる麦草峠の駐車場は無料だ。トイレも整備されているし利用する人も多い。
身支度をして14時14分に歩き始める。木道を進むと3分ほどで麦草ヒュッテの前へ出る。ここが丸山への縦走路の入口になる。石が敷き詰められた歩きにくい整備された登山道を進むと、ニホンジカの防護柵がある。どこの山域でも鹿による高山植物の食害が深刻なようだ。柵を抜けると登山道は丸山と白駒池へ道を分ける。今日の宿泊は白駒荘の予定なので左に折れて黒曜の森へと入っていく。ここらへんはまだ国道から近いこともあって針葉樹の林も、そう暗い感じはしない。歩き始めて25分ほどで国道の駐車場へ出る最初の分岐になる。ここまでは緩やかな下りだ。
次に白駒の奥庭を抜け、白駒入口の駐車場からの登山道に出る。日曜日でもあり多くの登山者が行き交う。白駒池へは鬱蒼とした白駒の森を通る。苔むした針葉樹の森は北八に来たという感じがして何となく落ち着く。青苔荘への道を分け、さらに進むと白駒池に出る。白駒荘はすぐそこだ。宿泊の受付をすませてから白駒池を散策することにした。白駒池は周囲が1.8km、40分ほどで一周することが出来る。小屋でもらった苔と原生林マップを持って散策に出発する。池を時計回りに進むと最初に青苔荘に出る。青苔荘の脇はキャンプ場になっている。ヤマネの森への道を分け、もののけの森を歩く。針葉樹の苔むす林は 北八ヶ岳の自然を心ゆくまで満喫できる。
6月6日
朝食をすませ白駒荘を出発すると、登山道はすぐに高見石小屋への道を分ける。にゅうへ向かうには白駒池の縁をもう少し進む。白駒池の南分岐からにゅうへの登山道へと足を踏み入れる。苔むす針葉樹の根が張る登山道を登って行くと道はゆるやかになり白駒湿原に着く。再び樹林帯に入るが、道は平坦で残雪期には道に迷いそうな地形だ。ここがにゅうの森だ。にゅうの森を抜け、登山道に勾配が出てくると、稲子湯へ向かうにゅう下分岐である。稲子湯へはにゅうの山頂から少し下ったところにもにゅう上分岐がある。急坂を上り詰めるとにゅうの稜線に出るので左の岩峰へと向かう。にゅうの山頂に立つと目の前に稲子山が、その奥に西天狗、東天狗を望むことが出来る。遅いなりに、ほぼ予定通りににゅうに登れたので、東天狗岳まで足を伸ばすことにする。一旦中山分岐とのコルまで下がってから中山分岐まで登り返す。この間、ゆっくり歩いて50分ほど。次に中山峠までの下りになる。徐々に双耳峰の天狗岳(西天狗岳、東天狗岳)が近づいてくる。中山峠までは比較的歩きやすかったが、東天狗岳への道は大岩が現れるようになり、歩きづらい。それでも黒百合ヒュッテから天狗の奥庭から登ってくるルートよりはましなようだ。展望は良く、東天狗岳が徐々に近づいてくる。振り返るとにゅうのピークが見える。東天狗岳には10時48分に着いた。三角点のある西天狗岳まで足を伸ばす元気も無く、東天狗岳の山頂でゆっくりして引き返すことにした。これで途切れ途切れだが自分なりに赤岳からの縦走路が繋がったことになる。中山峠まで戻って昼食休憩を取った。
中山峠でひと休みしてから中山分へと向かう。ゆるやかに中山分岐のピークへ戻る。ここから左の縦走路に入り進むと15分ほどで中山山頂の標柱が出てくる。山頂は林の中で展望は無い。少し進むと岩がごろごろした中山展望台に着く。ここは西側が開けていて展望が利き、特に眼下の見晴らしが良い。中山展望台から高見石小屋までは長い下りだ。登山道の石は苔むして滑りやすい。足元に注意しながらゆっくり下ったら1時間近くかかってしまった。コースタイムは45分なので大幅な時間超過である。オコジョの森を通り、コルから少し登り返すと高見石小屋に着く。高見石は小屋の脇から登るようになる。せっかくなので高見石に登ってみることにした。大岩が堆積した高見石は登るのも大変だが、ピークに立つと眼下に白駒池が望むことができ、遠くに北八ヶ岳の峰々が見える絶好のピューポイントになっている。
高見石小屋から白駒池に戻ることも出来るが、縦走路である丸山を目指す。途中で青苔荘への道を分けてから丸山の山頂へと向かう。20分ほどで小さな祠がある丸山の山頂に着く。特に展望があるわけでもないので休まないで麦草峠へと向かう。丸山の森を抜けるが、いいかげん疲れてきてペースが落ちてきた。登山道の脇にはミツバオウレンやコミヤマカタバミが咲いていて疲れを癒してくれる。写真を撮りながらゆっくりと下る。おかげで麦草ヒュッテまで1時間近くかかってしまった。林を抜けると目の開けて、麦草峠を挟んで茶臼山、縞枯山が見える。歩きづらい石を敷き詰めた登山道までくると麦草ヒュッテが見えてくる。車を置いてきた麦草峠の駐車場はもうすぐである。(I.I) |
概念図 |
|
トラック |
1日目=赤 2日目=青 |
トップ |
|
Copyright(C) 2016 福島登高会 All Rights Reserved.
|
|