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No.5363 |
白根山(奥白根山) |
1823m標高点 |
山行種別 |
無雪期一般 |
しらねさん(おくしらねさん) |
地形図 |
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山行期間 |
2016年7月11日(土) |
コースタイム |
丸山高原・日光白根山ロープウェイ山麓駅(8:00)=山頂駅(8:13)→七色平分岐(8:47)→休憩(9:08,9:15)→白根山(10:24,10:29)→避難小屋(11:27)→五色沼(11:41,12:15)→弥陀ヶ池(12:50,12:56)→座禅山(13:06)→座禅山火口(13:14,13:18)→七色平分岐(13:45)→六地蔵(14:17)→山頂駅(14:43,14:58)=山麓駅(15:12) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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丸山高原スキー場の登山者用駐車場 |
センターハウスでチケットを購入 |
日光白根山ロープウェイで標高2000mの山頂駅へ |
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登山道入口は二荒山神社の幟が立つ |
二荒山神社にお参りしてから登山を開始 |
鹿の防護柵を開けて登山道へ |
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ゴゼンタチバナ |
ハクサンシャクナゲ |
樹林帯を抜けると一気に展望が開ける |
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山頂手前の祠 |
白根山の山頂 |
二等三角点がある |
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五色沼に下る途中から山頂を見る |
眼下には中禅寺湖が見える |
これから下る五色沼 |
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コメバツガザクラ |
ハクサンフウロ |
ヤマオダマキ |
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避難小屋手前の草原 |
前白根山の分岐に建つ避難小屋 |
五色沼 |
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シカの食害はここでも深刻なようだ |
シロバナヘビイチゴ? |
弥陀ヶ池で菅沼からの道を合わせる |
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賽の磧の六地蔵を目指して進む |
六地蔵 |
山頂駅付近から望む白根山 |
行動記録 |
近いようでなかなか行けないのが近隣県の山々だ。まだ登ったことのない白根山の計画を立てた。白根山には40年ほど前に登ろうとしたのだが、その時は降雪に見舞われ退却した。今回は家内のお付き合いで花を見ながらのんびりと登ってみることにした。
登山口は楽に登れる丸沼高原スキー場の日光白根山ロープウェイを利用することにした。丸沼高原の登山者用駐車場に車を止めスキー場のセンターハウスへと向かう。センターハウスのチケット売り場でロープウェイの往復券する。料金は往復で2000円だが、8月16日までは温泉付きで2200円の得々パックもある。登山者カードを提出し、8時の運転開始とともにゴンドラに乗り込む。ゴンドラは標高差600mを一気に運んでくれる。標高2000mの山頂駅には8時13分に着いた。山頂駅から外に出ると目の前に白根山が飛び込んでくる。天気も良くロケーションは素晴らしい。
二荒山神社の幟を抜けると左に二荒山神社がある。鳥居の所に手水石があり飲料も可である。登山道にはシカの進入を防止する柵が設けられている。防護柵の門を抜け幅の広い散策コースを進む。登山道は最初はほぼ平坦で、進むにつれて登山道らしくなるものの緩やかな登りである。不動岩を過ぎ、七色平への分岐までくる。避難小屋は七色平方面へ入ったところにあるが登山道からは見えない。白根山へは真っ直ぐ進む。大日如来を過ぎると登山道いよいよ登りにかかる。トラバースしながら高度を徐々に上げ、南西に延びる尾根に乗ると樹林帯を抜け景色は一変して視界が開ける。ハクサンシャクナゲやコメバツガザクラ、ハクサンフウロ、ハクサンチドリなどが花を付けて華やかになる。山頂に近くなるとザレ場の登りになり祠のあるピークに着く。ここは五色沼へ下る分岐点になっている。右は火口の跡だろうか砂地の広場になっている。白根山の山頂はもうすぐだ。少し下がってから岩場を直接登って山頂へと向かう。天気も良く平日だというのに多くの登山者が山頂で休んでいる。360度遮るものは無く見晴らしは最高だ。山頂標識と三角点を写真に収めて五色沼へ向かう。
先ほどの祠のあるピークまで戻り、東へ延びる尾根を進む。勾配が増してくると登山道はジグザグに下るようになる。登山道の脇にはハクサンフウロ、コメバツガザクラ、ヤマオダマキ、マルバタケブキなどが花を付けていた。写真ばかり撮っていっこうに前へ進まない。いつものことなのでノンビリ行こう。途中金精峠から登ってきた登山者とすれ違う。ゴンドラ使用の私たちは軟弱組に属する。下りきると開けた気持ちの良い草原に出る。避難小屋はもうすぐだ。なお、栃木県側の導標には、白根山の名称はすべて「奥白根山」となっている。群馬県側は草津の白根山と区別するために日光白根山と呼び、栃木県側は前白根山のさらに奥にある最高峰の白根山を奥白根山と呼んでいるようだ。
前白根山への分岐にある避難小屋に着く。小屋の中には入らないで分岐標識を確認してから五色沼へと下る。15分ほどで五色沼南岸に着いた。休憩するに良い場所だが、今日は日差しが強いので沼の西端まで行き木陰で昼食休憩することにした。湖畔でノンビリとした時間を過ごす。
さて、今度は弥陀ヶ池への登りである。コースタイムは15分ほどど記されていたが、実際に歩いてみると30分ちょっとかかってしまった。ここは菅沼登山口からの合流点にもなっていて、2時間ほどで登ってくることが出来るので、こちらを利用する方も多いようだ。
次いで白根山と座禅山とのコルまで登る。分岐から右折れ、少し登ると座禅山の標識がある。山頂はもっと奥だが道は無い。座禅山火口の西側に付いている道を進むと「座禅山火口」の案内標識とベンチがある。そのまま通過しようとしたら、何度も登っている地元の人に、振り返えるように言われた。言われたように振り返って見ると白根山の山頂が目の前に見える。最高のロケーションを提供してくれる大展望台だった。
しばし眺めを楽しんでから下山にかかる。座禅山からの下降は樹林帯の下りになる。実際の登山道は途中で国土地理院の地形図の歩道記号とは違ったところを通っている。七色平の分岐を過ぎ、血ノ池地獄との分岐近くまで来ると登山道は緩やかになる。鬱蒼とした林の中の登山道は苔むしていてなかなか感じがよい。賽の磧の六地蔵まで、途中左に道を分けるが、やり過ごして真っ直ぐ下って行く。平坦な道をしばらく進み六地蔵には14時17分に着いた。後はゲレンデ上部の広場から尾根を跨げば登り始めた二荒山神社へと戻ることが出来る。
作業道を少し登り展望台の道を左に分け更に進むと最初の登山道と道を合わせる。二荒山神社の手水石で喉を潤し山頂駅へと戻った。振り返ると白根山の山頂が一望でき登ってきた実感が湧く。ここには「天空の足湯」もあり、ゴンドラを利用して足湯に浸かりながら白根山からの大展望を楽しむことが出来る。まさに観光地である。(I.I) |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
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