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No.6022
富神山 402.2m三等三角点峰
山行種別  無雪期一般
とがみやま 地形図

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山行期間 2019年3月2日(水)
コースタイム 新道口(13:34)→曲森山(13:52)→富神山(14:08,14:36)→新道口(15:04)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
新道口にある登山者専用駐車場 登山口の東北自然歩道の案内板 富神山の案内図
多少雪が残る農作業道に入る ぶどう棚の下を潜って進む 登山道は良く整備されている
坂元口の分岐にある案内図 最初の小ピーク310mにあるベンチ 標高360mの曲森山から見る富神山のピーク
ここまで来ると山頂はもうすぐ 富神山の山頂には富神大明神、秋葉大明神が祀られている 点名「富神」の三等三角点
ベンチでのんびりと時間を過ごす 山形市内が一望できる絶景ポイント こちらは山頂標識と案内図
帰りはピークには登らないでトラバース道を下る 曲森山には山城らしく空堀もある 新道口へと戻った

行動記録
 山形市内から県民の森へ向かう途中に富神山がある。標高は402mと低いものの三角錐にそびえる姿は格好が良くトンガリ山とも呼ばれている。昨年6月に前十字靱帯と膝の手術をしてから歩くことさえ忘れてしまっていた。痛みもあまり気にならなくなったことと多少起伏のあるところを歩いても良いとのことなので、通っている山形の病院に来たついでに近くの山を登ってみることにした。足にはボルトが入ったままなので違和感を感じたら止めて戻るようにとの条件付きで、さっそく富神山を訪れてみた。
 登るのは緩やかコースの新道口である。登山口には登山者用の専用駐車場もあり2箇所で15台程度は駐車することができそうだ。道は農作業道で道幅は2mほどあり、スギの造林地を右に見て少し進むと、右に造林地へ下る道を分ける。次にぶどう棚の下を潜ると左に農作業道を分けるが、富神山への登山道は真っ直ぐ進む。10分と歩かないうちに右から坂元口から登ってくる道を合わせる。道は幅の広いトラバース道と尾根伝いに登る登山道に分岐する。左の尾根伝いの道を選ぶとベンチのある310mピークにあがる。休むには早いので先に進んでトラバース道と道を合わせる。
 次に登るのは360mの曲森山である。こちらもトラバース道から左に入り尾根伝いに登って行く。山頂に特に山名板は無いが木々の間から富神山のピークが見える。一旦下ってトラバース道と合わせ、すぐに富神山の最後の登りにかかる。いままでと違って幾らか勾配が増すものの、南口(柏倉口)や北口(山王口)と異なって、それほどの急登ではない。道はすぐにゆるやかになり山頂へと向かう。周りはコナラとアカマツの混交林で、コナラが落葉しているので道は明るく山頂まで気持ちの良い散策が楽しめる。
 14時08分、30分ちょっとで富神山の山頂に着いた。いつ痛みが出てくるだろうと恐る恐る登ってきたが、何ともなく山頂まで来ることが出来た。山形市内が一望できる大展望台に感激である。今日は土曜日ということもあって登ってくる人も多い。病院から真っ直ぐ来たのでベンチに座ってのんびりと昼食を摂ることにした。最近、低山歩きを始めたばかりという小学生の子供さんをもつお父さんと一緒に、地図アプリや市内の山の話をして30分ほど山頂からの眺めを楽しんだ。
 下りは車を置いてきた新道口へと戻る。帰りはピークには登らずにトラバース道を歩く。下りは膝に負担が掛かるので慎重にゆっくりと歩を進める。登ってきた時と同じぐらいの時間をかけ15時04分に登山口に戻った。登山口にある東北自然歩道コース案内によると、関ヶ原の戦いのころ富神山一帯は最上軍と米沢軍による出羽合戦の壮絶な戦いの場であったと記されている。曲森山のピーク手前には空堀の跡もあり、かつての山城であったと思われる。里山は歴史に触れたり、登るだけでなくいろんな楽しみ方が出来るのが良い。(和)

概念図
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トラック 登り=赤 下り=青


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