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No.6028
烏帽子ヶ岳 475m標高点
山行種別  無雪期一般
えぼしがだけ 地形図

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山行期間 2019年3月10日(日)
コースタイム 白和瀬神社(8:52)→林道折戸線(8:56)→参道入口(9:07〜9:21)ロスタイム→コル・鳥居(9:57)→烏帽子ヶ岳(10:20,10:29)→コル(10:43)→道路・高林高架水槽(11:05)→トッチ水(11:12,11:16)→白和瀬神社(11:44)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
県社白和瀬神社が出発点 本殿にお参りしてから烏帽子ヶ岳を目指す 広域農道の橋の手前から林道折戸線に入る
林道折戸線は1958年に出来た 参道に入ると道もハッキリしてくる 登山道と言っても良いぐらいの道
道が不明瞭になり右手に廃屋がある 高林から登ってくる道を合わせるコルには赤い鳥居が建つ 烏帽子ヶ岳山頂にある白和瀬神社奥宮の祠
山頂から福島市街地が見える 急な参道を下る 赤い鳥居から右に折れ大平への道路に下る
沢の源頭はスギの造林地 スギの造林地を下る 道は荒れている
作業道を下る 大平への道路に出る 高林高架水槽
農業用溜池 トッチ水 安養寺トッチ水の説明板
途中にある地蔵清水 安養寺斗蔵観世音 道端にはオオイヌノフグリが花を付ける
園芸用のフクジュソウ? かめ杉の跡には小さな祠もあった 白和瀬神社に戻る

行動記録
 大笹生ダムの西方に烏帽子ヶ岳はある。山頂には白和瀬神社の奥宮が祀られ由緒ある山であるが、道が荒れていることもあってまず訪れる人はいない。今日は午後から吾妻山県境尾根縦走合宿のメンバーを迎えに行く事になっているので半日で登れるので計画してみた。訪れるのは2009年10月以来なのでどのように変化しているかも興味があった。
 今日は白和瀬神社から参道を登って山頂に立つことにした。白和瀬神社の駐車場に車を止めさせてもらい、まずは本殿に参拝する。神社の方がいらっしゃれば登山することを伝えて車を置かせてもうと良いだろう。いったん広域林道に出たら大笹生ダムの方へと向かう。橋の手前で林道折戸線が左に分けるので通行止めの単管脇を抜けて林道に入る。林道折戸線は1958年につくられ、その後の1962年に大笹生ダムが完成している。この林道沿いには久佐屋敷、銀山などの小字名があり、どんな歴史があったのか興味のあるところでもある。この林道は通行止めになって久しいこともあって荒れ放題である。500mほど進むと左に造林地の作業道跡がある。参道はすぐ手前の左の尾根に付いている。訪れたのが10年ぶりでもあり、参道が見付けられなくて15分ほど右往左往してしまった。不法投棄された車のタイヤがある小沢の手前の尾根に取り付くのが正解である。
 尾根に取り付くとすぐに道はハッキリする。落葉したコナラの林をしばらく登って行くと、やがてアカマツとの混交林に変わる。350m小ピークを右にして進み、さらに行くと道がハッキリしなくなった。緑がハッキリしていれば道形をも逃すこともないのだろうが、今の時期はわかりづらい。右に踏跡らしきものがあるので少し進むと廃屋があった。戸がカラーサッシなので、そう昔のものではなさそうだ。尾根に戻る踏跡は無いので参道は尾根伝いを素直に登って行けば良い。尾根に戻って390mピークを目指す。ここで尾根は二手に分かれる。右が387m標高点を経由して大笹生ダムに下る道だが、今の時期は踏跡がハッキリ確認できない。北西正面に烏帽子ヶ岳が見えるので左にルートを取り下って行く。5分ほどで赤い鳥居のあるコルに着く。ここで高林の造林地から登ってくる道を合わせる。大笹生ダム方面へも道が付いている。鳥居をくぐって山頂を目指す。
 トラロープの張られた急登の参道は山頂まで続く。20分ほどしっかりと汗をしぼられる。山頂には白和瀬神社の奥宮が祀られている。山頂部はアカマツの林に囲まれているが南方向が切れていて福島市内が見下ろすことが出来る。参道の一部はイノシシによって掘り起こされ無残な姿になっていた。
 少し休んでから下山にかかる。急坂を慎重に下り鳥居のあるコルに戻る。ここから右に折れて沢沿いに大平集落への道路に下ることにする。休止斜面を右にトラバースしてから沢の源頭に下ると、そこはスギの造林地になっている。10年前には比較的ハッキリしていた道だったが、荒れていて歩きづらい。山頂部へ向かう参道のトラロープが一部新しいものに替えられていたので地元の人によって手入れはされているのだろうが、どちらから登ってきても道はあまり良くない。
 造林地の中を強引に下って行くと、沢を渡り作業道跡に出る。一部崩れているところはあるものの歩くに支障はない。11時05分、大平集落へ続く道路に飛び出す。ここにはかつて大笹生簡易水道組合が管理していた高林高架水槽がある。舗装された道路を下っていくと安養寺トッチ水に着く。説明板を読むとトッチ水の語源は定かではないものの途中の清水からそう呼ばれるようになったようだ。
 舗装路を歩いて白和瀬神社に戻るのだが、途中には地蔵清水や安養寺斗蔵観世音があったり地元の人が手入れしている花畑があったりと飽きることがない。白和瀬神社の近くには「かめ杉の跡」などもあり地元の歴史に触れることも出来る。また、車を置いてきた白和瀬神社は由緒ある神社でもあり、歴史好きの人にとって興味は尽きないようだ。サクラの季節に訪れるのも良いと思う。(和)

空間放射線量

観測地点/特徴
時間
空間線量率(単位:μSv/h)
測定位置高さ100cm
緯度/経度
最大値 最小値 平均値
Data1 白和瀬神社本殿前/砂地
時間 8時50分
0.131 0.127 0.129 北緯 37゜47' 44.62"
東経 140゜23' 29.24"
Data2 林道折戸線参道入口/スギ林、腐葉土
時間 9時08分
0.297 0.288 0.293 北緯 37゜48' 00.13"
東経 140゜23' 10.23"
Data3 コル・鳥居/アカマツ、笹
時間 9時58分
0.304 0.295 0.299 北緯 37゜48' 19.94"
東経 140゜22' 41.67"
Data4 烏帽子ヶ岳山頂/アカマツ含む混交林
時間 10時20分
0.174 0.167 0.170 北緯 37゜48' 17.47"
東経 140゜22' 37.44"
Data5 沢源頭/スギ
時間 10時48分
0.353 0.346 0.349 北緯 37゜48' 09.41"
東経 140゜22' 40.74"
Data6 トッチ水/敷砂利、スギ
時間 11時14分
0.141 0.128 0.136 北緯 37゜47' 45.24"
東経 140゜22' 44.27"
Data7 白和瀬神社駐車場/敷砂利、混交林
時間 11時44分
0.087 0.077 0.080 北緯 37゜47' 43.24"
東経 140゜23' 29.82"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。
放射線測定器 PA-1100(堀場製作所

概念図
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