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No.6070
郭公山 447.1m三等三角点峰
山行種別  無雪期一般
かっこうやま(ほととぎすやま) 地形図

トップハイキング>郭公山(ほととぎすやま)

山行期間 2019年5月6日(月)
コースタイム 登山道入口(10:22)→山頂まであと1.0km標識(10:32)→郭公山(10:56,11:01)→登山道入口(11:32)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
乙次郎林道から郭公山へ 麓から郭公山が見える 郭公山の登山道入口
緩やかに登って行く モミの林を歩く 山頂まであと1.0kmの標識
この巨木は何の木? 木肌はイヌブナの老木みたいな感じ ヤマツヅジ 郭公山の山頂
山頂プレート 三等三角点がある 灌木が伸びたが辛うじて太平洋が見える

行動記録
 郭公山は楢葉町のほぼ中央に位置し、町の中心部からは西方へ5キロほどのところにある。楢葉町は2011年に起きた原発事故により警戒区域になり、その後の2015年9月に避難指示が解除された。避難指示が解除されたといっても地元住民の帰還が進まず、昨年になってようやく帰還率が5割を超えた。早く元通りになって私たちが気兼ねせずに訪れることが出来るように祈るばかりだ。
 郭公山を訪れたのは2010年5月なので9年ぶりとなる。郭公山(かっこうやま)とは変わった名前で、地元では「ほととぎすやま」と呼び小学校の校歌にも歌われているとのこと。また国土地理院の三角点の点名は「郭公」とあり点の記のふりがなは「かっこう」と記されている。登山口にある「郭公山入口」の看板には「ほととぎすやま」とある。
 登山口は県道いわき浪江(県道35号)線大谷から「乙次郎11km」の標識に導かれて入って行く。途中から未舗装となる乙次郎林道を進むこと約5kmで郭公山の登山口に着く。登山口には「郭公山入口」の看板が設置されている。以前は反対側の一段高いところに駐車場があったのだが、今は灌木が伸び放題で使用することが出来ない。登山道入口のところに1台は止められるが、それ以外は林道の途中手前の駐車スペースに止めるしかない。
 身支度をして歩き始める。最初は幅の広い作業道のような道を緩やかに登って行く。周りはアセビの木、次にモミの木、ミズナラなどで、下草の生えていない林の中を進む。あまり高低差は無く、緩やかにアップダウンを繰り返しながら進む。道はいつの間にか幅の広い作業道から登山道へと変わる。10分ほどで「山頂まであと1.0km」の標識が出てくる。周りはモミの林である。中に変わった木肌の大木がある。詳しくはわからないが帰ってから樹木の図鑑を調べるとイヌブナの老木のような感じもするが、得意分野でもなく自信は無い。
 途中ミズナラが混在するモミの林が続く。道は尾根伝いの踏跡と右のトラバース道に分かれる。尾根の道を選んで登っていく。右からの踏跡を合わせ左に折れて行くと、すぐに郭公山の山頂に着く。山頂には標柱と木に付けられたプレート、それに三等三角点がある。東側には太平洋が見えるのだが、霞んでいるのと灌木が伸びたためか以前のような展望は得られない。記録を調べると以前はここに旧富岡営林署の監視小屋があったようだが、何のためだったのだろうか。
 帰路は南に延びる踏跡を下ってから右に折れて登ってきた道に戻る。南に伸びる尾根にもかつては道が付いていたのだろうか、今ではハッキリしない。さきほどの尾根の分岐に戻ったら往路と同じ道を辿る。山頂から30分ほどで登山道入口の林道に戻ることが出来る。(和)

空間放射線量

観測地点/特徴 標高 時間 最大値 最小値 平均値 緯度/経度
Data1 郭公山入口/モミ含む混交林 330m 10時20分 0.296 0.282 0.287 37゚17'27.69"/140゚56'22.64"
Data2 山頂まであと1.0km標識/モミの林 375m 10時34分 0.504 0.492 0.500 37゚17'20.76"/140゚56'36.04"
Data3 郭公山山頂/アカマツ含む混交林 447m 10時58分 0.479 0.465 0.474 37゚17'14.94"/140゚57'05.61"
Data4 尾根上分岐/モミ、ミズナラ含む混交林 430m 11時05分 0.428 0.410 0.417 37゚17'15.29"/140゚57'02.28"
Data5 郭公山入口/モミ含む混交林 330m 11時33分 0.316 0.305 0.311 37゚17'27.85"/140゚56'22.27"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。/放射線測定器 PA-1100(堀場製作所)/標高については国土地理院地図に表記のあるものについてはその数値、無いものについては地形図の等高線からおおよその数値を記載しています。

概念図
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