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No.6105 |
番屋山 |
933.3m二等三角点峰 |
山行種別 無雪期一般 |
のこぎりやま |
地形図 |
山行期間 |
2019年6月14日(金) |
コースタイム |
吉ヶ平山荘(9:24)→分岐・馬場跡(9:41)→雨生神社(10:04)→雨王ヶ池(10:09,10:18)→番屋山登山口・馬追沢分岐(10:46)→番屋山(11:31,11:55)→番屋山登山口・馬追沢分岐(12:26)→雨王ヶ池(12:45,13:00)→分岐(13:20)→吉ヶ平山荘(13:35) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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小学校跡地に建てられた吉ヶ平山荘(吉ヶ平自然体験の郷) |
ここは守門岳の吉ヶ平登山口になっている |
麓から番屋山が見える |
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樽井橋を渡って八十里越り道へ進む |
何処にでもある熊出没注意の看板 |
雨生ヶ池への案内標識 |
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吉ヶ平はかつて集落もあり道の脇には庚申塔や墓石も立っている |
コンクリート舗装された八十里越の道 |
番屋山へ向かうには雨生ヶ池への分岐(馬場跡)を左に入る |
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スギの造林地へと入っていく |
雨生神社へ寄ってみる |
石の祠の雨生神社 |
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雨生ヶ池(まおいがいけ) |
雨生ヶ池の標柱 |
ブナの林が続く |
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馬追沢への分岐が番屋山の登山口 |
急坂にはトラロープも張ってあった |
尾根に乗ると粟ヶ岳などの峰々が連なる |
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ギンリョウソウ |
急登を過ぎ緩やかに登って行くと山頂に飛び出す |
粟ヶ岳方面を見ると眼下に大谷ダムのダム湖も見える |
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守門岳方面も見晴らしが良い |
番屋山の山頂標識 |
山頂には二等三角点があった |
行動記録 |
番屋山は三条市の南端に位置し、登山口となる吉ヶ平(よしがひら)は県道183号(鞍掛八木向線)を守門川に添って上流へと向かう。源氏の落人が移り住み800年の歴史を閉じたといわれる集落跡である。小学校跡地には吉ヶ平山荘が建ち、周辺はキャンプ場やフィッシングパークがあり吉ヶ平自然体感の郷として整備されている。途中、ゲートより先は道幅も狭く、現在も道路工事が行われていて運転には注意が必要だ。通行できるのも6月から雪が積もるまでの10月と限られる。
吉ヶ平山荘には広い駐車場もあり、トイレも利用させてもらえる。吉ヶ平は守門岳への登山口にもなっていてキャンプ場の脇に標識も立っている。身支度をし管理人さんに番屋山に登ることを伝えて歩き出す。守門川に架かる樽井橋を渡り八十里越の道を辿る。途中には庚申塔や墓石、伊豆守源仲綱公の墓などがあり、かつての集落の面影を残している。20分としないで雨生ヶ池への道を分ける。石の道標があり読みづらいが「馬場跡、標高470m、吉ヶ平.0.7km、右.鞍掛峠13.4km、左.雨生ヶ池1.0km」と刻まれている。左の道へ進むとスギの造林地の中を歩くようになる。道幅もあり緩やかな登りで歩きやすい。分岐から20分ほど進むと雨生神社の分岐があるので寄ってみた。スギ林の中を進んでいくと石の祠の雨生神社奥の院に着く。道はここで終わりなので、写真を撮ってさきほどの分岐に戻る。水の流れる音が近づくと雨生ヶ池は近い。
雨生ヶ池は吉ヶ平山荘から約2kmのところにあり、雨生神社奥の院の東に位置し、ブナの原生林に囲まれた静かな池である。雨生ヶ池にまつわる「大蛇伝説」や「雨生物語」「白いたにし」という物語もあるらしい。この池に金物を投げると大雨になると言われており、今でもそれは語り伝えられているらしい。ブナが日差しを遮り、絶好の休憩ポイントになっている。
汗が引いたら出発しよう。600mピークを巻くように進み池を囲むように延びている尾根に乗ると周りはブナの林で心地よい。尾根に取り付き少し登ると、道は左にトラバースし馬追沢の分岐に着く。途中片斜面で滑りやすい所もあるので注意しよう。馬追沢との分岐が番屋山の登山口になっている。馬追沢への道は踏跡が薄く、あまり歩かれていないようだ。国土地理院の地形図に記載は無いが、馬追沢へ向かうのであれば地形から沼ノ池を経て国道289号にでるものと思われる。
番屋山へ向かって尾根を登っていくと勾配が増してくる。急坂や滑りやすいところにはトラロープも張ってあり汗を絞られる。いいかげん急登に飽きてきたころ、下ってきた人と出会った。八十里越の道を登って藪が酷くなったので番屋山の反対側の道(新道)を登ってきたとのこと。急斜面で道は酷かったことや、あまり歩く人がいないのか多少藪も被さってきていることなどを伺った。「これから道は緩やかになるよ」と言われてその気になったが、あと標高130mは残っている。再び歩き始めて20分もたっただろうか、視界が明るくなり番屋山の山頂に飛び出した。
山頂からの眺めは素晴らしく、粟ヶ岳方面を見ると眼下に大谷ダムのダム湖も見える。一方、守門岳方面も見晴らしも良い。しばし眺めを楽しんだら日差しも強いので木陰に逃げて昼食休憩をとった。30分近く山頂で休んでから下山を始める。歩きやすい尾根をしばらく行くと急坂の下りになる。雨の日は滑りやすいので注意が必要だ。雨生ヶ池まで戻るのに50分、雨生ヶ池で15分ほど。ゆっくりと歩いて車を置いてきた吉ヶ平山荘には13時35分に戻った。スローペースで休憩を含めて登りが2時間10分、下りが1時間40分ほどだった。年齢と共に早くは歩けなくなてきている。ノンビリと自然を楽しみながら歩くのも、それはそれで楽しい。(和) |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
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