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No.6114
雨呼山 905.5m三等三角点峰
山行種別  無雪期一般
あまよばりやま 地形図

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山行期間 2019年6月26日(水)
コースタイム ジャガラモガラ入口・駐車場(14:17)→ジャガラモガラ(14:25,14:30)→林道終点(14:52)→村雲の池・上下地獄コース分岐(14:56)→雨呼山コース分岐(15:07)→鵜沢山分岐(15:21)→石倉分岐(15:33)→龍神池(15:38)→雨呼山(15:50,15:59)→石倉分岐(16:12)→鵜沢山分岐(16:21)→雨呼山コース分岐(16:31)→村雲の池(16:39,16:41)→ジャガラモガラ入口・駐車場(16:57)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
ジャガラモガラ入口の駐車場にある雨呼山の案内板 ジャガラモガラ入口の標識 道は良く歩かれている
案内表示もいたるところにある ジャガラモガラまで下ってくると木道が敷いてある 風穴と外気の温度を表示している
ジャガラモガラ風穴植物群落の説明板 風穴がいたるところにあり冷たい風が吹き出している ジャガラモガラから作業道に出たら左に向かう
作業道から林道に出たら右に向かう 高滝山不動尊へ向かう道を分ける 林道の終点
踏跡がわからないぐらい草が伸びている 左が村雲池で少し先が上下地獄コースの分岐点 上下地獄コースの分岐標識
急坂を登って尾根へあがる 龍神池にある小さな石の祠 龍神池の朽ち果てたプレート
周りがブナ林になると山頂までもうひと息 雨呼山の三等三角点 山頂の石柱、そういえば白鷹山の山頂にあったものと同じ作りだ
山頂は木々に覆われて展望は無い 朽ち果てた石倉への分岐標識 村雲の池まで戻った
村雲の池は小さな湧き水 スジグロシロチョウ? 林道まで戻ると登山口は近い

行動記録
 ジャガラモガラという変わった名前が気になっていた。ジャガラモガラは天童市にある雨呼山の中腹にあり、東西90m、南北250mの大きなすり鉢状の窪地のことである。県の指定天然記念物であり風穴があって夏でも冷たい風が吹き出している。今日の外気は31.5℃、風穴から噴き出す風は8.5℃だった。そのためベニバナイチヤクソウやコキンバイ、チョウセンゴミシ、キセワタ、トモエソウ、ヤナギランなど風穴特有の高山性の植物群落があり、その種類は60種とも言われている。(案内板の受け売りだが)今日はジャガラモガラを見学してから雨呼山に登ってみることにした。
 ジャガラモガラ入口の駐車場に着いたのは14時を回っていた。身支度をして駐車場脇の登山道入口からジャガラモガラを目指す。道はジャガラモガラの窪地へ真っ直ぐ向かっている。急坂を下ると木道が出て来てジャガラモガラに着いた。木道を進むとジャガラモガラ風穴植物群落の説明板があり、一段低い右の木道に下りると温度表示板があって、外気温度と風穴温度が表示されている。その温度差は23度もあり、ここにビールを置いておいたらさぞかし美味しいのだろうなどと不謹慎な想像をしてしまう。花の時期はタイミングを逸してしまったのか、あまり見ることが出来なかった。トラロープが張られてあったので立ち入りはできないのだろう。
 説明板を読んでから一段上の作業道にあがる。作業道を左に進むと林道と出合うので、今度は右に折れて村雲の池を目指す。しばらく林道を進むが、ほどなく高滝山不動尊へ向かう道を左に分ける。林道をもう少し進むと林道終点となる。標識の通りに草むらを進むと村雲の池に出る。目立たない標識なので村雲の池を見逃し、上下地獄コースの分岐まで行ってしまった。村雲の池と上下地獄コースの分岐は目と鼻の先である。分岐を過ぎたらいよいよ急登の始まりである。階段にはなっているものの滑りやすく注意が必要だ。標高差60mほどを一気に登る。リハビリの身には結構応える。尾根を跨ぐと雨呼山コースと道を合わせる。ここから鵜沢山へ続く尾根との分岐まで標高差80mを一気に登る。あまりの急登に息が切れて休み休みである。鵜沢山へ続く尾根との分岐を過ぎると道は幾分なだらかになる。アップダウンをしながら進むと右から石倉からの道を合わせた。この道は大沢稲荷大明神から登ってくるようだ。
 石倉分岐を過ぎると、すぐに龍神池の分岐になる。分岐から右に入ってみると水がしみ出てきた沢の源頭になっていて、小さな石の祠が草に埋もれていた。パイプでも置いて段差をつけておけば水も取れそうだが、しみ出す程度なので、飲み水にするには心許ない。山頂を目指そう。地形図では留山川ダムからあがってくる道があるはずだが、明確な踏跡は確認できなかった。歩く人はいないのだろう。周りの植生はブナに変わった。山頂まではもう少しだ。一旦下り雨呼山の最後の登りにかかる。15時50分に山頂に着いた。早い人は1時間で登ってくるというが、ジャガラモガラを回ったことと、途中息切れして休み休みの登ったこともあって1時間30分ほどかかった。山頂は木々に囲まれ展望は無い。少しだけ休んで下山を始める。
 次のピークへ登り返し、尾根伝いに下降する。標高860m付近で木々の間から東根方面を見ることが出来た。視界があるのは唯一ここだけだった。次に左に石倉への道を分け、右に鵜沢山への道を分けると雨呼山コースの分岐になる。ここまでゆっくりと下って30分ほど。尾根を跨いで村雲の池への急坂を下る。滑りやすいので注意しよう。登ってくるときに見逃した村雲の池をじっくりと見学。小さな湧き出ている水溜まりが3箇所あった。窪地なので捜せばもうすこしあるかもしれない。草むらを進むとすぐに登ってきた時の林道に出る。15分も歩くと車を置いてきたジャガラモガラ入口の駐車場に戻ることができる。(和)

概念図
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