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No.6117
五頭山 942.5m三等三角点峰
山行種別  無雪期一般
ごずさん 地形図

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山行期間 2019年7月2日(火)
コースタイム 旧スキー場コース入口(7:25)→どんぐりの森キャンプ場・三ノ峰コース入口(7:28)→四合目・394m標高点(7:43)→長助清水・七合目(8:19,8:27)→三ノ峰(9:06,9:08)→一ノ峰(9:22,9:28)→三叉路(9:39)→五頭本峰(9:47)→三叉路(9:54)→前一ノ峰(9:58,10:09)→三ノ峰・避難小屋(10:2310:25)→四ノ峰(10:31)→五ノ峰(10:36,10:39)→赤安山分岐(10:57)→扇山分岐(11:24,11:31)→旧スキー場コース入口(12:30)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
橋を渡ってどんぐりの森キャンプ場へ どんぐりの森キャンプ場 ここから三ノ峰コースへ入る
整備された階段 四合目まで急登が続く 五合目まで登ってくると若いブナの林
長助清水は七合目から右に入るとすぐにある 長助清水 高度を上げると山はガスに覆われる
三ノ峰には不動明王の石仏と鐘がある 三ノ峰分岐の奥にある避難小屋 二ノ峰へ入るところにある石の標柱
一ノ峰の五頭龍神の石碑と観世音菩薩の石仏 三叉路は菱ヶ岳と松平山の矢印標識がある 五頭本峰にある標識
五頭本峰はガスで見晴らしが無かった 本峰(本山)にある三等三角点 前一ノ峰から五頭本峰を振り返るがガスが取れてくれない
五ノ峰には地蔵菩薩 五ノ峰にあった案内標識 ここが九合目ということは五ノ峰が山頂になる
赤安山への分岐 コースは浸食が著しく荒れている ロープの張ってある急坂もある
扇山分岐で出湯と村杉とに道を分ける かつては何かが建っていたのだろう石で組まれた土台だけが残っている
ノアザミ 旧スキー場への踏跡は植栽が行われた跡である 若いブナの林
やがてアカマツの林に変わった 木々の間から登った三ノ峰コースの尾根が見える 旧スキー場コース入口、登山届けもここにある

行動記録
 五頭山は新潟県阿賀野市と阿賀町の境に位置し、南の宝珠山から北の松平山までの縦走路は五頭連峰として地元の人に親しまれている山である。宝珠山は北アルプスのスキーの帰りに登ったことがあるものの、五頭山に登るのは初めてである。リハビリを兼ねて一番短時間で登ることができる三ノ峰コースを選んだ。
 初めてなので、何処に車を止めて良いかもわからずに、駐車場はたくさんあって早いもの順に登山口に近い順に埋まっていくようだ。今回は旧スキー場コース入口の近くの駐車スペースにここに止めたらと地元の人に言われて置かせてもらった。登山届けは旧スキー場コース入口にある。三ノ峰コースは舗装路を更に奥へと進み、車止めのある橋を渡ってどんぐりの森キャンプ場から登ることになる。三ノ峰コースの入口が三合目になっているので、本当の登山口は、ずっと手前の奥村杉キャンプ場あたりになるのだろうか。登山道に入るといきなりの急登である。15分ほど我慢して登って行くと四合目に着いて道は平坦になる。ここが地形図の394m標高点の位置になる。もう一段高度を上げると五合目である。登山道は程よく整備され、急坂と緩やかな道が交互に出てくるので比較的歩きやすい。登山口から50分ほどで長助清水のある七合目に着いた。水場は右に入ってすぐの所にあるので喉を潤すのも良い。ベンチのある七合目で少し休んだ。
 七合目を過ぎ高度を上げていくと山全体がガスで覆われてきた。三ノ峰には9時06分に着いた。三ノ峰には不動明王の石仏と鐘があった。残念ながらガスのためか展望は無い。ほんの少し進むと尾根道の三叉路に出て避難小屋があった。避難小屋の北側は開けているがガスで何も見えない。小屋の中はきれいで地元の人たちから大切にされているのがわかる。次は一ノ峰へと向かう。一旦下って登り始めると石柱があり二ノ峰への道を左に分ける。ガスで何も見えないだろうと寄らなかったが、二ノ峰には薬師如来の石仏があるそうな。五頭龍神の石碑と観世音菩薩の石仏がある一ノ峰には9時22分に着いた。天気さえ良ければ見晴らしが良いのだろうが、ガスのため展望は無い。少し休んでから五頭本峰へと向かった。次のピークまで来ると地元の方がいらっしゃって、今日は周りが見えないのでここで戻るとのこと。この場所を本峰に近いので地元の人たちは前一ノ峰と呼ぶらしい。天気さえ良ければここが一番景色が良いという。かわいい手作りのベンチもあって休むに良さそうだ。
 お話しもそこそこに本峰へ向かう。すぐに菱ヶ岳との分岐である三叉路に着く。左へ折れて10分としないで五頭山の本峰に着いた。南側が開けているのだがガスで展望は得られなかった。三角点を写真に収め、すぐに下山することにした。三叉路まで戻り、前一ノ峰まで来て山頂の代わりと休憩を取って、ガスが切れるのを待った。今にもガスが取れそうな感じはするのだが変化は無し。待ちきれずに山頂方面を写真に収めて五ノ峰を目指した。途中、三ノ峰にある避難小屋で、登ってきた時にお話しした年配の方(私も十分年配だが)にお会いした。今日の山頂はここだと言う。心臓にペースメーカーを埋めていても山歩きは止められないらしい。見習いたいものだ。
 三ノ峰の分岐から五ノ峰へのルートに入る。道は急坂を下って871m標高点の四ノ峰をトラバースするようについている。四ノ峰分岐から四ノ峰に寄ってみた。ピークには毘沙門天の石仏があった。天気さえ良ければそれぞれのピークで展望が得られるのだろうが、梅雨の合間なので雨が降らないだけ良しとしよう。
 登山道に戻って五ノ峰へと向かう。トラバース道との分岐を右に入ると五ノ峰に着く。地蔵菩薩の石仏と友情の鐘がある。山頂部は広々として山開きの祈祷もここで行われるという。絶好の休憩ポイントにもなっている。五ノ峰を後にして登山道へと下る。トラバース道と道を合わせたら赤安山分岐へと下って行く。急斜面と緩斜面を繰り返しながら20分ほどで赤安山分岐に着く。途中登山道は深くえぐれているところもあって歩きづらい。今は短時間で登ることができる三ノ峰コースを登る人が多く、三ノ峰コースの方が道も良く整備されているようだ。途中お会いした地元の方もトレーニングを兼ねて三ノ峰コースを往復するという。
 赤安山分岐は左の出湯、村杉方面へと進む。こちらが出湯からのメインルートなのだろうが、道はえぐれて歩きづらい。また急斜面にはトラロープも張ってある。膝にあまり負担を掛けられないのでゆっくりと下った。次の扇山分岐までは30分ほどの道のり。扇山分岐が出湯と村杉の分岐になっている。右が烏帽子岩をへて出湯へ下る道だ。少し休んでから左にルートを取り旧スキー場へと向かう。
 次のピークには石で組んだ土台があった。以前は何かが建っていたのだろう。その後、道はアップダウンを繰り返しながら進んでいく。周りの植生はブナの若木になり、やがて右側に踏跡らしきものが出てくる。地竹道かと思ったが、古いスキー場跡地の植栽のための踏跡のようだ。ブナ林からアカマツの林に変わり高度を下げて行く。左の木々の間から登った三ノ峰コースの尾根が見えた。尾根から外れて間伐材の階段をくだるようになると登山口は近い。12時30分、登山届けのある旧スキー場コースの登山口へと戻った。(和)

概念図
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