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No.6215
高土山 729.1m二等三角点峰
山行種別  無雪期一般
たかどやま 地形図

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山行期間 2019年12月18日(水)
コースタイム 駐車場・登山道入口(11:02)→林道斗渡藤沼線・登山道入口(11:13)→第1展望台(11:32)→下山コース分岐(11:40)→高土山(12:02,12:36)→下山コース分岐(12:52)→林道(12:58)→駐車場・登山道入口(13:36)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
高土山登山道入口は三世代交流館の入口にもなっている 簡易水道の管理道へ入る 管理道がハイキングコースになっている
登山コースの標識が出て来た 林道斗渡藤沼線に出たら左に進むと登山口がある スギの造林地の中を登る
長沼町当時に付けられた標識がちゃんと残っている 木々の間から高土山の山頂部が見える アカマツ主体の混交林の中を573m標高点へ向かって登る
第1展望台の標識が残っていた 分岐を過ぎ急坂を登ると「あどちっと」の標識が出てくると山頂は近い 高土山の山頂標柱
三角点は80mほど北にある 山頂からの眺め 下山コースの分岐まで戻る
アカマツの造林地の中を下る 林道の下山口 林道を歩いて戻る
ゲートまでくると 近くにある藤沼神社 藤沼温泉やまゆり荘で入浴できる

行動記録
 高土山(たかどやま)は須賀川市の西方に位置し、中腹にある藤沼湖(藤沼貯水池)周辺は藤沼自然公園として整備されている。2011年の東日本大震災のときにダムが決壊し、コテージ村や三世代交流館、オートキャンプ場など長い間使えないでいたが、藤沼温泉が2015年に再オープン、現在はコテージやフリーサイトが使用できるまでになっている。登山道入口は藤沼湖の西側、三世代交流館入口のところにある。駐車場も整備されているが、トイレは無いので近くの日本庭園のトイレを利用すると良い。
 三世代交流館へ向かう舗装された道を進むと道は未舗装になり右にカーブする。カーブするところが三叉路になっているので左の簡易水道の管理道へと入る。特に案内板も無いので注意したい。管理道をしばらく行くと「高土山登山コース」の案内標識が出てくるので初めて登山道であることが分かる。スギの造林地の中を登っていくと10分ほどで林道斗渡藤沼線に出た。少し左に進むと右側に「高土山登山道」のパウチされた案内標識があり、山道へと足を踏み入れる。今年5月の時点では立入禁止の表示があったが、今回は登山道入口は刈り払いがされ立ち入ることができるようになっていた。地元の人たちの努力に感謝である。
 林道から古い木製の階段を登って行くとスギ林の登りとなる。窪には水が流れ、元を辿ると塩ビ管から水が出ていた。スギ林を登りきると尾根に取り付き、アカマツが混じった落葉広葉樹林となる。急坂を登ると、ほどなく第1展望台の案内板が出てきた。多少だが落葉した木々の間から藤沼湖方面が望める。573m標高点ピークの右側を通り、一旦、高土山とのコルへと下る。コルは下山コースの分岐となっている。コルからの登りは徐々に勾配を増し山頂部へと続く。植生はコナラ、ミズナラ、イタヤカエデ、イヌシデなどで結構太さもある。やがて登山道はつづら折れになり高度を稼ぐ。歩かれなくなって久しいこともあり、登山道は落ち葉に覆われて不明瞭なところもある。
 「高土山登山コース あどちっと 長沼町」の案内標識が出てくると山頂は近い。最後のひと登りで「高土山山頂」の標柱のある山頂に着く。山頂部は、ナラ、カエデ類にアカマツの混じった混交林となっていて展望はあまり利かない。木々の間から少しだが藤沼湖方面が望める。三角点は山頂標柱のピークより尾根伝いに北へ80mほど行ったところにあるが、ヤブが被さり始まっていた。気温は低く寒いので山頂部から少し下がって風を避けて昼食とした。
 帰路はコルの下山コース分岐まで戻り、右に折れて片斜面の沢沿いのアカマツ林の中を下って行く。すぐに林道斗渡藤沼線に飛び出す。舗装された林道を先ほどの登山道入口まで戻り簡易水道の管理道へと向かう。途中フキノトウを採ったりして時間を費やしてしまった。ロスが無ければ駐車場まで30分とかからないで戻ることが出来る。
 帰りに藤沼神社に寄ってみた。旧長沼町の資料によると、この社の創建の年代は詳びらかでないが、古老の口碑によると人皇十三代、成務天皇の御代石背国造建弥依来命が始めて この郷に草創の産土神と崇めたといわれている。御西院天皇の寛文十二年、除地免租、東山天皇の元祿十三年、水戸連枝松平頼隆の領分となり、幣帛料を奉納し、境内を不伐林として祈願所と定めたとある。境内にある大スギは落雷によって1本を失ったものの高さ42m胸径5m推定樹齢600年とも言われている。その姿は見事である。(和)

空間放射線量

観測地点/特徴 標高 時間 最大値 最小値 平均値 緯度/経度
data1 高土山登山道入口・駐車場/アスファルト 418m 11時01分 0.170 0.159 0.165 37゚17'56.28"/140゚11'11.75"
data2 林道登山口/草、脇スギ造林地 465m 11時14分 0.238 0.228 0.233 37゚18'05.93"/140゚10'54.67"
data3 第1展望台/アカマツ、コナラ含む混交林 565m 11時33分 0.206 0.199 0.204 37゚18'06.64"/140゚10'46.32"
data4 下山コース分岐/脇スギ造林地、アカマツ含む混交林 550m 11時39分 0.190 0.187 0.188 37゚18'07.78"/140゚10'40.82"
data5 山頂三角点/アカマツ含む混交林 728m 12時06分 0.134 0.126 0.130 37゚18'18.01"/140゚10'26.34"
data6 高土山山頂/アカマツ 720m 12時09分 0.215 0.195 0.206 37゚18'15.39"/140゚10'27.24"
data7 林道下山口/笹、落ち葉 505m 12時59分 0.198 0.187 0.193 37゚18'03.01"/140゚10'38.28"
data8 高土山登山道入口・駐車場脇/芝 518m 13時37分 0.173 0.157 0.164 37゚17'56.19"/140゚11'11.76"
緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。/放射線測定器 PA-1100(堀場製作所)/標高については国土地理院地図に表記のあるものについてはその数値、無いものについては電子web地図で表示するおおよその数値を掲載しています。
行動中の積算被ばく量 0.491μSv/h

概念図
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トラック ルート=赤

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