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堂場山どんぐり探勝路 899m標高点
山行種別  無雪期一般
どうばやまどんぐりたんしょうろ 歩行距離 3.7km  累積標高 147m
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山行期間 2020年7月24日(金)
コースタイム 堂場遊歩道入口(13:14)→岩山城館跡(13:34)→堂場山・899m標高点ピーク(13:51)→堂場山先端ピーク(14:04,14:10)→堂場遊歩道入口(14:53)
写真
堂場遊歩道の案内板 エゾアジサイ 左下に小さな池が見える
小沢を木橋で渡る ミズナラ、ブナなどの落葉広葉樹林 史跡「岩山城自刃之館跡」
木々の間から桧原湖が見える 堂場山先端のピーク(熊の爪痕) 辛うじて湖面が見える

行動記録
 野鳥の森探勝路桧原口から車を置いてきた桧原出張所に戻る途中、堂場山どんぐり探勝路に寄ってみた。このコースは堂場遊歩道として以前からあったもので、入口にある案内板が目印となる。堂場山は桧原湖に半島のように突き出した尾根で国土地理院の地形図にも「堂場山」と表記されている。裏磐梯にある23のトレッキングコースのうちのひとつ「堂場山どんぐり探勝路」として親しまれている。金山浜探勝路にある小谷山城は伊達氏の出城であったが、ここはその伊達氏に滅ぼされた穴沢氏の岩山城があった場所とされている。車は県道向かいの駐車スペースに2台ほど止めることができる。古い案内板は北塩原村商工観光課が立てたもので「堂場遊歩道」とあり案内文には眺望絶佳とある。遊歩道はミズナラ、ブナなど鬱蒼とした林を進む。トラバースして進むと、唯一の水場でもある小沢へに出る。左には小沢の水が溜まった小さな池があり、池の反対側には県道から作業用の道がついている。
 珍しく人とすれ違った。沢沿いに熊がいるから注意するように言われる。どんぐり探勝路と名付けられるだけあって見事なミズナラ木が多い。このあたりは熊の餌も豊富で野生動物のテリトリー、いつ出会っても不思議ではない。熊鈴、ホイッスル、蚊取り線香を持って歩き出す。近年は、福島市内でもキャンプ場やジョギングコース、公園などにも熊が現れるので熊撃退スプレーの購入も考えた方がよさそうだ。木橋を渡り先へ進むと道は尾根へと上がる。ブナ、ミズナラの巨木が見事である。さらに進むと「岩山城自刃之館跡」の標柱が出てくる。標柱は半島の中程の位置にあり、899mピークのひとつ手前の小高くなった場所である。地形図には899mピークが堂場山となっている。
 さらに進んで899mピークに着く。ここが山頂なのだろうが何の標識もなく、見晴らしも無い。案内板には「眺望絶佳」とあるが残念何も見えない、落葉した時期だったら桧原湖が多少見えるかもしれない。遊歩道は一旦下降し半島の先端へと延びている。以前とどう変化したかも気になったので堂場山の半島先端まで行ってみることにした。14時04分、歩き始めて40分で桧原湖に突き出した先端のピークに着いた。木々の間からわずかに桧原湖が見えるだけだ。山に登ると言うよりは、ブナとミズナラの森林浴のための遊歩道を歩くと言った感じのコースだ。せっかくなので糖分補給しながら少し休んでから来た道を戻った。
 野鳥の森探勝路桧原口から桧原出張所のある桧原道前原(どうぜんはら)まで戻る途中に、野鳥の森トンネル(2010年開通)と9年前には無かった桧原トンネル(2012年開通)があるのだが、自転車、歩行者は通行禁止で旧道を利用することになる。注意書きを守って旧道を走ったが、道路の清掃は行われてなく枯れ枝葉が落ちて路面が荒れロートバイクでの走行は難しい。そのためかほとんどの人はトンネルを通っているようだった。(和)

概念図
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トラック 往路=赤 復路=青

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