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No.6410 |
大境山 |
1101.5m二等三角点峰 |
山行種別 無雪期一般 |
おおざかいやま |
地形図 |
山行期間 |
2020年10月21日(水) |
コースタイム |
中田山崎登山口(7:00)→県境尾根(8:29)→水場(8:44)→主尾根(8:56)→大境山(9:24,9:57)→県境尾根(10:41)→仲田山崎登山口(11:31) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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登山口にある赤い屋根の酒屋さん |
だいぶ劣化した地図看板 |
堰堤に向かって進む |
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ブロックの土手を這い上がる |
標識に従って矢印方向へ |
小道を進む |
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矢印に従って右に折れる |
開けた登山道 |
雪の重さで根もとがまがったブナ |
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途中で振り返ると麓が見える |
飯豊本山も見える |
大セド峰が見える |
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山頂が見えた |
水場の沢 |
ツキヨダケの群生 |
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一気に展望が開ける |
杁差岳 |
山頂への登山道 |
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手前が枯松山 |
山頂近くの池塘 |
山頂三角点、点名「大境」 |
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大石ダムが見える |
朝日の祝瓶山 |
枯松山と杁差岳、頼母木岳 |
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左奥が飯豊本山 |
遠く新潟港と薄っすら佐渡島も見える |
門内岳、北俣岳、梅花皮岳、烏帽子岳が峰を連ねる |
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色付きは今が盛り |
標高が低いところの紅葉はこれから |
駐車地点に戻る |
行動記録 |
どの記録にも「360度のパノラマ」との記載がある大境山に急遽トレーニングを兼ね登ることにした。頂上までは3時間程度のショートコースであるがなかなかの急登とのことである。登山口は国道113号から長者ヶ原に向かう県道260号に入り、中田山崎というバス停が目印である。これまで何度も飯豊登山で通っていた県道であるが気に留めた事がなく、恥ずかしながら山も登山口も初めての気付きとなった。
バス停前の酒屋の右横に小さな看板があるのだがだいぶ不鮮明である。看板から水路の左側を砂防ダムに向かって進むと左矢印の大境山頂の標識があり土手を這い上がる。さらに細い水路に沿って歩いていくとすぐに右矢印で登り口を示す標識があるので迷うことはない。小沢を左にまたぐと登山道らしくなり緩やかな登りから徐々に勾配がきつくなってくる。今朝はガスが立ち込めて歩きはじめは肌寒いくらいであったがすぐに体が温まり額に汗が噴き出るようになる。登山道は良く整備されており黄葉の始まったブナの大木を両側に見ながら歩くのはすこぶる気持ちが良い。
雪の重みでブナの根もとがくの字まがった急勾配をひたすら登っていくと尾根筋に這い上がり、振り返ればようやく展望を得ることができる。尾根筋と言っても山頂へ向かう左への道しかなく、右は藪に覆われている。ここが県境尾根である。
地図上の県境尾根からはやや右にそれて緩やかなルートを進むと、道は一旦下りとなり地図上に表示のある水場の沢が現れる。ここからまた登りとなる。しばらく進むと大セド峰からの主稜線にでて展望が一気に開ける。手前に枯松山その奥に飯豊連峰が見渡せるようになり、とりわけ頼母木岳と杁差岳が間近に見える。ブナの樹林帯から低木類に姿を変え、稜線上には山頂に続く登山道が確認できるようになる。30分ほどで三角点のある大境山の頂上にたどり着くと、なるほど遮るもののない大展望である。
飯豊連峰は北端の杁差岳から頼母木岳、門内岳、梅花皮岳、烏帽子岳、御西岳、本山と見渡せ、遠く御西小屋も肉眼で確認できる。目を右に転じていくと、新潟港の白い煙突と日本海、佐渡島と粟島が見える。さらに、大石ダムの堰堤と湖面が見え、奥に西俣、手前に東俣の沢が切れ込み、それぞれが杁差岳に競り上がっている。後ろを振り返れば、手前には雪に削られた岩壁が光る祝瓶山とその奥に大朝日の山並みが連なっている。蔵王の右手には吾妻山や磐梯山も確認できるようであるが残念ながら福島方面は雲があり見ることはできなかった。
30分近く錦秋の山並みを堪能し10時には下山に取り掛かった。しばらく降りるとようやく6人組の中高年の登山者が登ってきた。さらに県境尾根の下で一人の登山者とすれ違う。メジャーな山は平日でも大混雑と聞いているのでさぞかしと思っていたらここは静かなものであっる。今回はトレーニングと思い意識して負荷をかけて歩いたので、登り2時間30分、下り1時間30分であった。手近に登るには良い山かもしれないが福島からは少々遠い山でもある。今度は残雪の時期に来てみたいものである。(中) |
概念図 |
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トラック |
往路=赤 復路=青 |
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