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No.6412 |
神室岳(仙台神室) |
13565m標高点 |
山行種別 無雪期一般 |
かむろだけ(せんだいかむろ) |
地形図 |
山行期間 |
2020年10月24日(土) |
コースタイム |
仙人沢登山口(8:34)→仙人大滝(9:16)→ダンゴ平(10:27,10:32)→神室岳(10:53,10:56)→休憩(11:11,11:19)→山形神室(11:56)→トンガリ山(12:18)→ハマグリ山(12:44)→笹谷峠(13:06)→仙人沢登山口(13:47) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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登山口にある登山道案内図 |
仙台神室への案内標識 |
歩き始めのスギ林 |
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樹林帯の紅葉 |
落葉広葉樹林の紅葉がきれいだ |
まるでウォータースライダー |
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ナメ滝 |
20m滝 |
オリミキ(ナラタケ) |
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仙人大滝 |
大滝分岐 |
大滝を振り返ってみる |
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途中の案内板 |
ダンゴ平を過ぎて神室岳を見る |
山頂直下の急登 |
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磐司岩と大東岳 |
遠くに雁戸山が見える |
神室岳(仙台神室)山頂 |
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山形神室の山頂標識 |
トンガリ山を越えこれから向かうハマグリ山 |
ハマグリ山への岩場の登り |
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振り返ってトンガリ山の紅葉を見る |
眼下に関沢インターが見える |
笹谷峠も |
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笹谷峠の道路に出る |
国道286号を歩く |
仙人沢登山口に戻る |
行動記録 |
神室岳は二口山塊の南に位置し、独特な山容を持つ山で怪峰と呼ばれる。山形神室と対峙してそびえ、区別を明確にするため通称仙台神室と呼ばれている。登山コースは南側の仙人沢からダンゴ平を経て登るものと南西の笹谷峠から県境稜線を辿り、山形神室、ダンゴ平を経て山頂に至る2コースがある。今回は仙人沢を経て笹谷峠に下る周回コースをたどってみた。
笹谷インターから旧道286号を笹谷峠に向かう途中に仙人大滝入口の大きな標識があり、そこが登山口である。駐車場は無いので道路の広くなった所に通行の邪魔にならないように止める。出発の準備をしていると1台の車が停車して、70才前後の人が降りてきた。話をすると、これからキノコ採りに行くのだと言う。数日前にも籠で半分取ったとのこと、今日はもっと奥に入ると言う。何が採れるのか聞くとオリミキ(ナラタケ)だという。
ひと足先に歩き出す。初めは平坦なスギ林の中を行き、広葉樹林に変わると今が盛りの紅葉とキノコモードに変わり、歩みは進まない。仙人沢を右岸、左岸と渡りながら登って行き、右手に20メートルの滝を見て支沢を渡る。支尾根を少し登ってトラバースぎみに進むと仙人大滝分岐に至る。大滝を見るため沢の中を200mほど進むと大滝の全容が見える、水量は少ないので、それなりの迫力だが雪解け時期であればさぞ見事であろうと想像しながら分岐まで戻った。
オリミキも2ヶ所で少し収穫できたので登山モードに切り替えて登る。この先は尾根に出るまで急登が続く。尾根に出て小休止する。尾根をもう少し登って右側の斜面に入り、岩壁の下を足元に注意しながら進み、しばらく行くと支稜に出てロープの張られた急な岩場を登る。さらに急なやせ尾根を登り平らな尾根上に出ると神室岳が見え隠れするようになる。
ブナ林の斜面をトラバースするように登ると支沢に出るので、対岸の道へ少し下げ、テープの目印がある沢の中を登るとダンゴ平に着く。このコースは昔と違って危ないところにはロープが張ってあり、テープや標識も随所にあって不安なく登ることができた。整備されている方々に感謝。ここから右に進み最後の急登を灌木につかまりながら登ると神室岳に着く。北には先日登った大東岳や磐司岩が、南には雁戸山が遠くに見える。風が強くて寒いのと、北から雲が流れ出てくるので少し下って風の当たらないところで休憩することにした。そうこうしているうちにみぞれ交じりの雨が降ってきた。
山形神室への登りはぬかるみで登りにくい。小ピークを越えると平らな稜線に出て清水峠の分岐に合わせたら左折すると山形神室に着く。ここからは展望の良い草原帯を行くが、雨はやんだものの雲に覆われ何も見えない。トンガリ山から急降下すると雲が取れて、正面にハマグリ山と山形の関沢インターが見えた。ハマグリ山の最後も登りは岩場でロープにつかまり登る。振り返ると紅葉したトンガリ山がきれいに見えたが、神室岳は雲の中で見えなくなった。ハマグリ山の山頂の標識の下にははまぐりの貝殻が置いてあった。
主稜線を下って行くと雁戸山の稜線が大きく見え、笹谷峠も真近になってきた。笹谷峠には13時06分に着いた。笹谷峠から道路をショートカットできる道が地図上に載っているのだが、GPSで確認するものの藪に覆われてわからない。すでに廃道になっているのだろうか。戻って道路を下り、送電線の巡回路を通ってショートカットして仙人沢登山口に戻った。登山口に着く頃には小雨が降って来た。今日は何十年ぶりでこのコースを登ったが、登山道は整備され、キノコの収穫もあり楽しい山行ができた。(菊) |
概念図 |
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トラック |
往路=赤 復路=青 |
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