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No.6418
櫛形山 567.9m二等三角点峰(点名:上荒沢)
山行種別  無雪期一般
くしがたやま 地形図

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山行期間 2020年10月27日(火)
コースタイム 関沢森林公園(8:05)→要害山(8:51)→大沢駐車場分岐(9:07)→休憩(9:15,9:22)→櫛形山(9:48,9:58)→法印瀑分岐(10:40)→大峰山(11:58,12:00)→チェリーヒュッテ大峰(12:10,12:36)→馬越分岐(12:58)→あずまや(13:07)→休憩(13:23,13:33)→箱岩林道・登山道入口(14:27)→箱岩峠(14:36)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
キャンプ場になっている関沢森林公園 櫛形山脈登山ルート案内図 城跡コースの案内標識
階段を登っていく 登山道は戻るようにトラバースして尾根に出る アキノキリンソウが花を付ける
尾根に出ると要害山の案内標識が出てくる 尾根伝いから登ってくる道は通行止めになっていた ヤブツバキ?
要害山は市ノ沢城跡 大沢駐車場からの道を合わせる 標高500mでもしっかりブナ林だ
北西側が開けて粟島も見える 縦走路の分岐に出る 尾根に出ると大きなブナが出てくる
気持ちの良い尾根歩き 間もなく山頂だ 櫛形山の山頂
うっすらと白くなった飯豊の峰々 山頂は飯豊連峰の展望台 ブナ林の中を進む
大沢分岐、大峰山への縦走路は左に折れて下る 鮮やかな紅葉に感激 法印瀑分岐
登山道は程良く整備されている 歩きやすい縦走路 大峰山への分岐
大峰山の山頂(点名:大峰三等三角点) 大峰山の山頂標柱 チェリーヒュッテ大峰
少し進むと素晴らしい眺めが 一旦箱岩林道に下りる あずまや
鳴沢峰分岐を過ぎてところの展望箇所 角田山、弥彦山が見える スギの造林地を通る
古城山の山腹をトラバースする 箱岩林道の登山口 林道を歩いて箱岩峠に出る

行動記録
 櫛形山は越後平野の北部、胎内市と新発田市の境に位置する。胎内川と鍛冶川に挟まれたこの山域は地形図に櫛形山脈とあり、日本一小さい山脈としても知られている。以前から興味を持ちつつもなかなか訪れる機会が無かった。櫛形山から鳥坂山までの縦走路を歩いてみたいと思ったが、何の知識もないので下見も兼ねて櫛形山から箱岩峠までの南側を歩いてみることにした。なぜ、このコースを選んだかと言うと、ネットで鍛冶川商工公社が櫛形山脈縦走をする人をサポートするために有料だが土日限定で車で送迎してくれる記事を見たからである。コースは関沢森林公園から箱岩峠で、コースタイム付きの行程表もサイトにアップしてあり新発田市側の縦走路も悪くなさそうだ。今日は平日なので利用出来ないが、ちょうど新潟に滞在していた坂○さんもメンバーに加わったので下山予定の箱岩峠で待ち合わせをした。車をデポしてから登山口である関沢森林公園へ移動する。登山口にある関沢森林公園はキャンプ場になっていて管理棟やトイレ、水場もあり、きれいで良く整備されている。胎内市が管理をしていて使用についてはネットで事前の予約を行うことが出来る。胎内市HP関沢森林公園 なお、登山者用の駐車場はキャンプ場の300mほど手前にある。
 登山届けを入れ、要害山への登山道を捜すが良くわからない。尾根から取り付くルートはパイロンとコーンバーで塞がれていて通行止めになっているようだ。地形図の徒歩道記号を頼りにキャンプ場敷地内の上部を捜し、ようやく城跡コースの案内標識が見つかった。これでひと安心。なお、要害山を通らないで櫛形山を目指すのであれば関沢森林公園に入ってきた林道をそのまま先へ進めば山の神を通って中ノ沢尾根に出ることができる。
 丸太の階段を登ると登山道は左に進み山腹をトラバースして進む。10分ちょっとで尾根道に出た。やはり尾根伝いに登ってくる道はパイロンとコーンバーで塞がれていて通行できないようだ。中ノ沢と市ノ沢に挟まれた尾根を登っていく。ヤブツバキだろうかこの寒いのに花を付けていた。市ノ沢城跡である要害山には8時51分に着いた。ここまで45分ほどかかっている。案内のコースタイムよりペースが遅いようだ。要害山の山頂には市ノ沢城跡の標柱があるだけで展望は無かった。先を急ぐことにする。一旦下って15分ほど登っていくと大沢駐車場からの道を合わせる。少し進んだところでひと休み。木々の間から少しだが海が見ることができた。立派なブナも出て来た。
 まもなく縦走路の尾根に出る少し手前で右にトラバース道を分けた。稜線の分岐ピークに登らないで櫛形山へ向かう道のようだ。今回は初めてなので分岐のピークまで登ってみることにした。分岐には9時34分に着いた。櫛形山までは後15分ほどの道のりである。
 ブナ林の中を進んで行くと櫛形山の山頂に達する。展望は大変良く、正面に飯豊の峰々が連なり、うっすらと雪化粧した姿は圧巻である。まさに飯豊を見るための大展望台だ。地元の人も登ってきたので櫛形山の魅力について話を聞いたりしてノンビリとした時間を過ごした。山頂を後にして尾根伝いのブナ林を進むと関沢登山口へ道を分ける大峰山分岐となる。大峰山へ向かう縦走路はここで左に折れて一旦下る。しばらく尾根伝いに進むと四等三角点があり、そこから少し下ると法印瀑分岐になる。このコースもいずれ登ってみたい。
 先に進むと道は右の尾根に下っていく。地形図の徒歩道表記と異なるので、どこかでルートを誤ったかなと思ったが高度を40mほど下げると道は左に折れ、トラバースしてもとの尾根に戻った。地図の記載が誤っているようだ。道は尾根の右側を巻いたりピークを越えたりとアップダウンしながら進む。箱岩林道を左に見てコルを過ぎるといよいよ大峰山への登りだ。分岐標識まで来たら右に折れて進むと道は二つに分岐するので大峰山へは右側の尾根伝いの道を選ぶ。登っていくと山頂はすぐである。展望は余り良くない。三角点を写真に収めてからチェリーヒュッテ大峰へと下る。10分ほどで丸太小屋のチェリーヒュッテ大峰に着いた。立派な小屋だ。中もきれいで大切に使われていることがわかる。この少し先に大展望台があり、地元の人たちが2組ほど休憩していた。寺沢林道からだと40分ほどで登ってくることができるので展望を楽しみに登ってくる人も多いようだ。
 私たちもここでお昼休みにして30分ほどノンビリとした時間を過ごした。食事をすませ縦走路に戻ることにする。大峰山は東側の巻道を通りピークには登らないで縦走路の分岐に戻った。この時点では案内の参考タイムはここから箱岩峠まで1時間なので楽勝と思っていた。尾根伝いの登山道はすぐに馬越登山口への道を分けて、箱岩林道と合わさる。林道脇にはあずまやが建っていて、その先には電源施設がある。それを過ぎたら林道から尾根伝いに道が別れるので登っていくと通信施設がある。それを越えると右に鳴沢峰へ向かう踏跡を分ける。ほどほどの踏跡と赤デーブがあるものの縦走路とは異にするので誤って進むことは無い。すぐ先にベンチのある展望所が出て来た。案内にある北谷が何処なのか特定できないままに歩いてきたが、確信は持てないがここが北谷なのだろうか。展望の利く良い休憩ポイントだが案内標識もなくわからない。その後もピークを幾つも越えながら進む。古城山はピークに道は無く、道は東側の山腹を横切るように緩やかに下って行く。その先に古城山の四等三角点があり、ベンチもあって休めるようになっていた。最後の休憩ポイントなので腰を下ろしてひと休み。大峰山の分岐点からすでに1時間20分が過ぎている。どうも途中で休みすぎたようだ。
 三角点から10分ほど下ると箱岩林道の登山道入口に出た。ノンビリと林道を下って行き、ゲートが見えると箱岩峠は目の前である。箱岩峠には舗装された真新しい駐車場があり、5台程度は止めることができる。予定より30分ほど時間が多くかかってしまったが、その分ゆっくりとした山歩きが楽しめた。今回、新発田市側のハーフ縦走が出来たので、次回は櫛形山から鳥坂山への胎内市側の縦走をしてみたい。(和)

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