齋藤山は田島町の東方に位置する。山頂の手前のピークにはヘリポートがあり、ここからの眺めが素晴らしい。今日は車で林道を奥まで入り、最短で山頂を目指す。
大博多山から田島町に戻り、再度準備をして齋藤山を登るべく出発する。会津鉄道の会津長野を過ぎ道路が左にカーブするところから右に入る。あかまつ荘の看板が目印。道なりに右に折れ、線路を越えると「あかまつ荘」への道を右に分ける。齋藤山へは真っ直ぐ進む。すぐに未舗装路になる。工事車輌が出入りする道路を右に分けさらに真っ直ぐ進むと、齋藤山の標識が出てくる。左の林道に入る。
しばらく行くと右に林道が分かれるので、そちらへ折れる。この林道は道幅が狭く、途中からとても急になるので普通の乗用車は林道分岐手前のスペースに駐車した方が無難だ。分岐から齋藤山の登山口までは3.0キロあり、歩いて1時間20分ほどかかる。今日はOくんの車で林道の奥まで入る。登山口の前には車が回転できるほどのスペースがある。車は2〜3台は駐車できる。
身支度をして出発、最初はジクザグに登っていく。よく送電線巡視路で使われているプラスチックの階段が付いている。30分ほどで尾根に出る。尾根には東京電力のパラボラに向かって地中ケーブルが埋設されている。下部から道はあり、こちらからも登ってこれそうだが調査はしていない。
尾根を10分ほど登ると東京電力のパラボラに着く。空調音らしき音が聞こえてくるので電気が来ているだろうかと施設を見てみると発電機が稼働していた。ピークのヘリポートも燃料を運ぶためのもので、なぜヘリポートがあるのかも納得できた。
パラボラの一段上には福島県の消防防災課の反射板もある。ヘリポートからは三角点のある齋藤山の方向を除いて遮るものもなく素晴らしい眺めが約束されている。まずは三角点を踏んでこよう。西に延びる尾根に踏跡が付いている。ヤブをかき分け5分ほどで三等三角点を持つ齋藤山に着く。廻りは木々に覆われ展望は無い。休憩はさっきのヘリポートに戻って取ることにする。東を望むと那須の山々が手に取るように見える。特に二岐山が目の前に見える。のんびりと眺めを楽しんだら来た道を戻る。(I.I)
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