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No.3316 |
中山 | 855.6m | 三等三角点峰 | |||
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無雪期一般 | ||||
なかやま | ![]() |
湯野上 |
■山行期間 | 2002年4月28日 |
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■コースタイム | いこいの広場駐車場(10:00)→中山風穴特殊植物群落第六指定地(10:23)→国土交通省ダム管理支所中山中継所(11:17,11:27)→中山(11:43,11:58)→ダム管理支所中山中継所(12:14)→塔のへつり分岐(12:52)→いこいの広場駐車場(13:08) |
■写真 |
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いこいの広場から中山を見る | 遊歩道の途中にあるあづまや | ヒトリシズカ |
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イカリソウ | 特殊植物群落第六指定地 | ダム管理支所中山中継所 |
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テレビ中継アンテナ | 中山の三等三角点 | 目の前には小野岳が見える |
■行動記録 |
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中山の中腹には国指定天然記念物中山風穴がある。中山へ登るにはここを出発点にすると良い。国道121号線の湯野上温泉の南端「国指定天然記念物中山風穴公園入口」の標柱の所から折れる。細い車道は急な登りとなり、いこいの広場駐車場に着く。 2万5千分の1地形図に記されている登山道は駐車場の手前の池から第三特殊植物群落指定地を通って塔のへつりへ向かう道で、そちらを通っても良いが、駐車場には中山風穴の案内板とトイレがあり車を置いても迷惑にならないので、ここから中山に登ることにした。 身支度をして「いこいの広場」の駐車場を10時ちょうどに出発する。まず中山風穴地特殊植物群落第四指定地を目指す。左の階段を下り、ナラの林の中を下っていく。遊歩道の右が第四指定地、左に真新しいあづまやがある。登りにかかると「ヒトリシズカ」や「イカリソウ」が可憐な花を付けている。さすが中山風穴の特殊植物群落だ。これからまだまだ色んな花が咲きそうだ。地図に記されている登山道を横切って第六指定地を目指して急斜面をジグザグに登っていく。廻りはヤマブキが咲き誇り、ヒトリシズカが群生している。緩やかに下り始めると第六指定地に着く。国道から登ってきた林道と道を合わせる。あづまやもある。右に折れ林道をゆっくり登っていく。廻りはナラの林、しばらく行くと杉林となり道は緩やかになる。やがて車が回転できるだけのスペースのある所に出る。電柱が立ち杉林の中を一直線に階段が尾根に向かって付いている。 林道はこの先も続いているが、まだ確認はしていない。林道の地図には「林道大倉線」の標記があるのと、登ってきた時に左下40〜50mの所に平行して林道が確認されたので大倉の集落までつながっているものと思う。 さて長い林道歩きから解放されたら、右に折れ階段を登っていく。数えたら241段あった。電線は、この上に建っている旧建設省いまの「国土交通省ダム管理支所中山中継所」の無線設備まで引いてあり、その先は埋没ケーブルとなって山頂手前の「テレビ中継所」まで続いている。ダム管理支所中山中継所の前でパンを頬ばってから尾根伝いに山頂を目指す。テレビ中継所に着くと小野岳が目の前に迫る。山頂はもう少し先だが、展望はこちらの方がよい。中山の三等三角点を確認し戻ってテレビ中継所のところで小休止とする。 帰路は、第六指定地まで登ってきた道を戻り、地図に記された道がどんなものか林道をそのまま下ってみた。標識のある三叉路には「牧野入会林野組合」の看板と、チェーンで入れないようになっていた。ここから左に折れて中山風穴地に戻ることにする。途中、柱状節理が崩壊して堆積した岩石を目にすることができる。その上には腐葉土が層になり、高山植物が群落している。中山風穴がつくられた過程を象徴的に表している場所だ。標識のある分岐から15分ほどで車を置いてきた駐車場に戻ることができる。(I.I) |
■概念図 |
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