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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3395
飯森山 1595.4m一等三角点峰
山行種別 無雪期一般
いいもりやま 地形図 飯森山


■山行期間 2002年10月5日
■コースタイム 日中ダム(6:25)→登山口(6:29)→見晴台(7:07)→薬師(7:50)→地蔵(8:55)→大倉ノ頭(9:53)→血ノ池(10:02)→高倉窪キャンプ場(10:09)→鉢伏山(10:35,10:47)→県境分岐(11:27)→飯森山(11:34,12:05)→鉢伏山(12:54,13:05)→大倉ノ頭(13:40)→地蔵(14:30)→薬師(15:05,15:13)→見晴台(15:35)→登山口(16:15)
■写真

日中ダム管理棟 日中ダムからの登山口 飯森山の案内図
みごとなブナ林 鉢伏山の小さな石の祠 県境尾根から鉢伏山を振り返る
飯森山の一等三角点 飯森山神社は小さな石の祠 鉢伏山から見た飯森山

■行動記録
 飯森山の標高は1595m、そう高くはないものの登山口の日中ダムから1100m高度差は結構な登りがいがある。以前から訪れてみたいと思っていたが、リハビリ組で急に話がまとまり登ってみることになった。ルートは2つ、大桧沢の沢コースと日中ダムからの尾根コースだ。健脚向きだが、どちらも日帰りが可能だ。今回は尾根コースで飯森山に登った。
 福島県庁に朝4時30分集合、車を乗り合わせて出発。米沢を経由して登山口である日中ダムへ向かった。怪しかった雲行きは米沢を過ぎるあたりから本降りになってしまった。天気図では回復基調なので気にもとめなかったが日中ダムへ着く頃は多少霧がかかっていたものの雨はやんだ。
 日中ダムの管理棟の脇には駐車場がある。5台ほど止めることができる。登山口はもう少し先にあり、登山口の方には駐車スペースは無いので管理棟の前の駐車場に置いてくること。登山口には、鳥居と石の祠、それに飯森山の案内図が設置されている。鳥居をくぐり林の中に入ると、しだいに急坂になる。尾根に乗るまで急登が続く。尾根に出るといくらか楽になるが、それでも急坂には変わりない。見晴台に着くが、廻りは霧で何も見えない。休みたいところだが出発が遅かったので先を急ぐ。
 出だしの登りと比較するとだいぶ緩やかになった。1日の行程が長いのと霧で景色が見えないので、1時間を1ピッチにして休憩を取ることにした。薬師7時50分通過。廻りはブナの原生林、霧がかかりひんやりとした空気に囲まれてなかなかの雰囲気。8時55分地蔵を通過。三角点のある高倉山は知らない間に通過。大倉ノ頭は9時53分に通過した。大倉ノ頭を越して血ノ池を過ぎ下りきったところが高倉窪で、キャンプ場の標識がある。キャンプ場と言っても草付の斜めの小さなスペースで、ツェルトをかぶってビバークする程度の場所だ。水場は藪を漕いで右の沢を下った所にあるが確認していない。次に急坂を25分ほど登って鉢伏山に着く。ここまで来てようやく私達の今日の所要時間が計算できた。霧も晴れはじまり飯森山の県境尾根も姿を現した。天気さえ良ければ360度の大パノラマを楽しめるはず。今日は、雨が上がっただけでも儲けもの、贅沢は言えない。行動食をほおばり、初めてゆっくり休憩を取った。
 鉢伏山から一旦コルまで下りる。種蒔田と呼ばれる湿地があり、結構ぬかるむ。再び登り返せば県境分岐に出、すぐに一等三角点を持つ飯森山に着く。東に吾妻の峰々が、西には飯豊の雄大な姿が見える。はずなのだが残念ながら県境尾根にはまだガスがまとわりつき見ることができなかった。これも日頃の行いのせいか.....。栂峰方面に少し行くと、飯森山神社の石の小さな祠が2つある。
 下りは登ってきた道を忠実に戻る。下りもアップタダウンで登山口の日中ダムまで4時間以上かかる。注意することは、朝なるべく早立ちすることと、ヘッドランプは忘れず持っていくこと。ペースがゆっくりでも時間さえあれば危険箇所もなく、誰でも登れるので余裕を持った計画を立てれば良いと思う。(I.I)
■概念図


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