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No.3528
高寺山 401.6m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
たかでらさん 地形図 喜多方西部、坂下


■山行期間 2003年11月1日
■コースタイム 見明・登山口(13:55)→コル・見明山分岐(14:20)→東コース入口(14:30)→五合目(14:45)→高寺山(15:01)→第一展望台(15:07,15:06)→二重平(15:26)→東コース入口(15:40)→コル・見明山分岐(15:52)→見明・登山口(16:15)
■写真
登山口の道標 最初は林道を入っていく 途中にある標識
リンドウが咲いていた 五合目の標識 すっかり秋も深まる
高寺山の三等三角点 第一展望台の案内板 空を見上げると素晴らしい秋空
二重平にある標識 見明山参道・稲荷神社鳥居 糸桜里(しおり)の湯

■行動記録
 高寺山は会津坂下町の北西に位置し、高郷村と境を接する。登路はいくつかあるが、会津少年自然の家の登山コースが標識も良く整備されていると言うので探しながら登ってみることにした。車で国道49号線から塔寺に入り会津少年自然の家を目指す。ほとんど情報がないので登山口の情報でもわかればと思い会津少年自然の家の駐車場へ行ってみるが、こちらは関係者以外立ち入り禁止となっている。地形からすると登山口は見明あたりかなと検討をつけ、次の脇道を左に入って少し行くと左に高寺山登山口の標識があった。路肩の広いところに車を止めて歩き始めることにする。
 スギの造林地の中の林道をしばらく歩いていく。途中、右手奥に稲荷神社の鳥居があり、また少し行くと左にも鳥居がある。林道を歩くこと20分、林道から離れて右の山道に入る。標識もしっかりしているので行き過ぎることは無い。ちなみに2万5千分の1地形図には登山道は記されていない。
 沢状の窪地を登っていくと見明山分岐のコルに着く。高寺山へ向かうには峠(コル)を越え、勝負沢から高寺へ抜ける道に一旦下る。勝負沢からの道に出たら左に折れ二重平方面へ少し進むと伐採跡地に出て、高寺山への登山口の標識が出てくる。標識は子供たちが迷わないようにポイントには必ず立ててある。右に折れ伐採跡地を緩やかに進み、次に右のスギの造林地の急坂を登る。尾根に乗ると道は緩やかになり周りはナラ、アカマツなどが混在する典型的な雑木林になる。ほぼ山頂に近いと思うのだが、手作りの5合目の案内板が出てくる。「下界に向かってヤッホーを3回」すること。南東方面が開けていて会津坂下の広い田園風景が一望できる。登ってくる途中、木々には励ましや教訓のプレートがくくりつけられ子供たちのエリアであることを感じさせられる。山頂はもうすぐだ。
 登山口から1時間ちょっとで三等三角点のある高寺山に着く。周りの木々が高くて見晴らしは無い。休憩なしで下山にかかる。登ってきた尾根のもう2本西側の尾根(町村境の尾根)に登山道は付いている。下り始めてすぐに右から微かな踏跡を合わせる。これが勝負沢の林道から直接山頂に上がってくる踏跡だ。もう少し下ると第1展望台に着く。見晴らしがよいのでここで休憩することにした。眼下には只見川が、木々の間からは飯豊連峰も望むことができる。
 尾根伝いに下りていくと5合目の標識があり、また、しばらく下っていくと二重平の分岐に着く。右は高寺へ続いている。私たちは東側の尾根を登り、西側の町村境の尾根を下りてきたことになる。どちらもコースは良く整備され、標識もしっかりしている。コースを区別するため、登った尾根を東コース、下った町村境の尾根を西コースとして整理した。
 私たちは左に折れ、勝負沢の方向へ戻る。先ほど登りに使った登山口を過ぎ、見明に向かう峠越えの道に入る。時間も遅くなってきたので先を急ぐ。峠(コル)を越え林道に出て車を置いてきた見明の登山口に着いたときには16時を廻っていた。(I.I)

■概念図



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