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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3540
国見山 563.7m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
くにみやま 地形図 原町


■山行期間 2003年11月24日
■コースタイム 高の倉ダム(11:22)→取水口(11:35)→雨乞滝分岐(11:48,11:56)→沢コース・眺めの丘分岐(12:02)→林道(12:08)→押釜分岐(12:28)→鳥居・作業道(12:42)→反射板(12:50)→国見山(12:54,12:59)→押釜分岐(13:06)→眺めの丘(13:30)→沢コース・眺めの丘分岐(13:41)→取水口(13:50)→高の倉ダム(14:00)
■写真
高の倉ダム 高の倉ダムの駐車場 紅葉も間もなく終わり
登山口のコンクリートの階段 スギの造林地の中を辿る 取水口
丸太で作られた治山ダム 雨乞滝の分岐 雨乞滝、水量は少ない
新しくできた林道を横切る 整備し直された登山道 のんびりコース分岐
のんびりコースの鳥居 のんびりコースの簡易トイレ 国土交通省の国見反射板
国見山の三等三角点 山頂から太平洋が一望できる のんびりコース分岐へ戻る
押釜コースを下り林道へ出る 眺めの丘の展望台 高の倉ダムから国見山を望む

■行動記録
 国見山は原町市の西部に位置する。登山道はよく整備されている。最近になって林道の新設と共に、新しい登山コースも造られ、様変わりしてしまった。今回は以前から登られている高の倉ダムからのコースを辿った。
 高の倉ダム脇の駐車場に車を止め、身支度をして出発する。最初はコンクリートでできた階段を登り尾根づたいに進む。この山は自然林と二次林が混在する。スギの造林地に入り沢を左下に見ながら進むと取水口に着く。道はこの先、右から左へ、左から右へと沢を横切りながら登っていく。スギ林は良く手入れされ、案内板や休憩所もあり国見山生活環境保全林として整備されている。
 小沢を渡る手前に雨乞滝への道標が立っている。踏跡を辿ると5分ほどで雨乞滝に行ける。滝を見てから登山道に戻り、また沢沿いに登っていく。やがて眺めの丘への分岐点に着く。まずは沢コースをそのまま進む。少し行くと林道に出る。林道には登山道の案内板があり、道が広くなっているので車を止めることもできる。ここを出発点にする人もいるようだ。林道で、407Mピークを通って山頂に向かう尾根コースが分かれる。沢コースを進む。
 沢沿いにしばらく進むと、やがて登山道は沢から離れて左へカーブし登っていく。押釜からの道を合わせ、横川ダムからの道を合わせると休憩所に着く。ここは直登コースとのんびりコースとの分岐になっている。どちらを登っても良いのだが、のんびりコースを登って直登コースを下りることにした。鳥居を経由して25分ほどで反射板のあるピークに着く。三角点を持つ国見山は、ここから北東に向かってすぐのところにある。
 山頂から東側が整備され展望がきくようになっている。太平洋が一望でき、沿岸を通る船も見える。しばし休んだら下山にかかろう。反射板の方へ少し戻り、左から合わさる、新しくできた登山道を下る。急坂を一気に下りていくと、先ほどののんびりコースと道を合わせる。この後、押釜コースを通って眺めの丘に向かう。押釜コースは幅の広い切り通しの作業道で、緩やかに尾根伝いに下りていく。やがて先ほど林道のところで分かれた尾根コースへの分岐に着く。こちらは407mピークに一旦登り、林の中を下るようになる。今回は、押釜コースをそのまま下って行く。尾根をトラバースするように進むと、新しくできた林道に飛び出す。この林道は将来は横川ダムへつながる計画だ。
 林道を左に折れ、眺めの丘駐車場へ。397mピークへ登り返すと、そこは展望台になっていて太平洋側が一望できる。高の倉ダムに戻るには、ピークから北西に下り林道を横切り、沢に沿って下りていく。治山ダムを右手に見ながらさらに下ると、先ほどの沢コース・眺めの丘分岐に出る。取水口を通り高の倉ダムに戻る。
 登山道は最近になって整備が著しく進んだ。案内図を見ると、登りは国見山生活環境保全林の管理歩道1号線を、下りは管理歩道4号線をきたことになる。春にはアヅマイチゲ、ハクサンイチゲが花を付け、林の中にはカタクリが群れて咲き私たちの目を楽しませてくれたが、整備が行き届き、下草がきれいに刈られた姿を見ると、今までのように花が咲くのだろうかと心配になった。また、花の季節に訪れてみたい。(I.I)


■概念図



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