朝から天気模様がいまいちで出発を躊躇していたが、昼食後に意を決して出発することとした。女神山は月舘町の史跡・景勝地で「小手姫(おてひめ)」伝説等があり、信仰の山として地元に慣れ親しまれている山である。
登山口は月舘町側からの月宮、椚平、堀切の3つがある。今回は林道七ッ森線・椚平口登山口から登って堀切口登山口に下り林道を椚平口登山口に戻ることにした。
国道114号線から県道松川霊山線を霊山方面へ車を進めると程なく、女神山の案内版が目に入る。ここを右折して行っても良いが上部が悪路で狭いので、県道を先に進めると林道七ツ森線の道路標識が出てくる。ここを右折して行くと人家の脇の椚平口登山口に到着する。登山口には3,4台の駐車スペースがある。平成8年に林道七ツ森線が開通して、登山道が分断され、古い記録とは違っている。
支度を整え登って行く。スギ林を抜けると休耕田に出て、その脇を登っていくと小沢に出る。水補給ポイントとなる。ここから登りが急になり「女神山」の案内板があちこちに出てきて、ほどなく堀切口登山道の分岐点となる。ナラ林の中を進んでいくとベンチがあったのでちょっと休憩タイムとしたがあいにく天気が悪く展望はまったく無し。
先を進めると石祠が見えてくれば頂上である。山頂には御神体があり、一段低くなった広場の中央に一等三角点があり、頂上からの眺望はいいはずであるが、雲のなかで、周辺には塩ビ管を加工し、遠くの山々別に建っている。
早々に頂上を後にして帰路は堀切口分岐点から堀切口へ進む、少し下ると左に月宮口への道を分ける、堀切へは月舘町と川俣町の境界線上を下る。左側はスギ林、右側はナラ林と対照的な尾根を下り、尾根を離れて下ると林道に飛び出す。
椚平口までは林道を歩いて戻る。カーブを曲がると置いてきた車と人家が見えてきた。 (S.O)
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