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No.3634 |
口太山 | 842.6m三等三角点峰 | ||||
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無雪期一般 | ||||
くちぶとやま | ![]() |
川俣 |
■山行期間 | 2004年8月8日 |
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■コースタイム | 不動坂登山口・駐車場(11:30)→キャンプ場(11:40)→上級者コース→石尊神社の石柱(12:18,12:23)→石尊神社(12:33)→口太山(12:35,12:52)→猿の首取(13:04)→乳子岩(13:16)→猿滑りの滝(13:20)→キャンプ場(13:42)→不動坂登山口・駐車場(13:42) |
■写真 |
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不動坂・荒町の消防ポンプ置場 | 大神宮の石碑 | 荒町の石碑の前が駐車スペース |
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歩き始めると口太山が見える | キャンプ場からの口太山 | キャンプ場の水場 |
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迷い平経由の登山口 | 新しくできた上級者コース | 上級者コースを登る |
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尾根上の岩場は右を回り込む | 石尊神社の石柱 | 山頂直下の石尊神社 |
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口太山の三等三角点 | 山頂は芝生の広場 | 大綱木への下山口 |
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フシグロセンノウ | 迷い平 | 猿の首取 |
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乳子岩 | 猿滑りの滝 | キツリフネ |
■行動記録 |
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口太山へは、川俣町の不動坂バス停からの2ルートと、東和町の夏無沼からのルートがある。このところ訪れていなかったのでリハビリを兼ねて登ってみた。 川俣町から針道のバスに乗り不動坂バス停が出発点となるが、何しろ阿武隈山系はバスの便数が少なく、車で登った方が良い。消防ポンプ置場の丁字路を入っていくと口太山が見えてくる。左側に石碑があり4台程度駐められる駐車スペースがある。この先、路肩が弱く、軽四輪以外は進入禁止になっている。地元の人がいたら声を掛けて車を置かせてもらうと良い。 砂利の農道を登っていくと口太山キャンプ場に着く。以前は水もトイレも無い、ただの広場だったが、訪れるハイカーも多いのか、水場と簡易トイレが整備された。また、キャンプ場のところから、新しく石尊神社への尾根道に取り付く登山道(上級者コース)が整備された。今回は上級コース(石尊神社への尾根道)を登り猿の首取を経てキャンプ場に戻る循環ルートを歩くことにした。 石尊神社への尾根道は以前からあったが、下部が不明瞭で農家の庭を通らないといけなかったが、キャンプ場から取り付けるように道が造られ、標識も整備されたので、一般のハイカーでも循環ルートを取れるようになった。キャンプ場から右に入り、取水管の所から沢の左側を登っていく。右に斜面に取り付き490m地点で石尊神社の尾根道に乗る。伐採地の作業道が交差するが、迷うところも無い。樹林帯に入ると太陽の直射日光を防いでくれ、幾分涼しくなってきた。最初は緩やかな登りだったが徐々に角度を増してくる。キャンプ場から35分で大岩、右を回り込むと左に石尊神社の石柱が現れる。大岩の上部になっていて木々の間から西側が見渡せ、この登り唯一のビューポイントになっている。 ここから一気に高度を上げていく。10分ほどで石尊神社に着き、その一段上が口太山の山頂になっている。口太山の山頂は芝生の広場で、絶好の休憩ポイント、天候が良ければ、吾妻山、安達太良山、それに阿武隈山系の日山、花塚山などがよく見える。 山頂でゆっくりしてから下山にかかる。「大綱木へ下山口」の標識に導かれて猿の首取へと降りていく。鬱蒼とした林の中をジグザグに下っていく。迷い平を過ぎると、尾根伝いにまたジグザグの急坂が続く。トラロープの張ってあるヤセ尾根になる。「猿の首取」だ。この山には白鹿の伝説がある。昔、山陰中納言が阿古屋ノ松と呼ばれる銘木を探して口太山にやってきた。大猿に化けた山賊たちが中納言目がけて襲いかかったそのとき、白鹿がどこからともなく現れて中納言を救ったという。このとき中納言が逃げ込んだ岩窟が乳子岩、大猿の首を取ったところが「猿の首取」と呼ばれている。 なとど伝説を思い浮かべながら10分ほど下っていくと、乳子岩の分岐に着く。右に少し入ったところに「乳子岩」があるので寄り道してみると良い。戻って猿滑りの滝を写真に収め、小沢を渡ってキャンプ場に戻る。小沢には「キツリフネ」が花をつけていた。 のんびり歩いても2時間ちょっとなので、時間が空いたときに気軽に登れる。地図には西馬道集落からしか登山道は記されていないので注意すること。(I.I) |
■概念図 |
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