目指岳を終えて、会津百名山となってる竜ヶ岳へと向かう。昨夜来るときに入口は見つけておいたので、スムーズにいくことが出来た。野沢より安座方面へ向かってくると、道路脇に「竜ケ岳入口」の案内版が立っているので、すぐ分かる。橋を渡るとすぐにまた案内版が立っており、橋の脇に車を置いて歩くつもりであったが、案内版に誘われるように乗り入れると人家があり、またしても案内版が立っており、案内版には「私有地につき、駐車するときは一声かけて下さいとある。人家は田部さんのお宅でちょうど庭作業を行っていたので、竜ケ岳に登山に来た旨話すると、庭隅に駐車するよう言われありがたく駐車させて頂く。身支度を整え、田部さん宅前を進め、スギ林を下って行き、スギ林を抜けると、目の前に竜ケ岳の全貌が現れる。スラブのその姿は圧巻である。
穴沢沿いに先を進めるとまたしても案内版がある。ここからが登りとなるがいきなりの急登で、すぐスラブの登りとなる。ホールドとスタンスを確実に登れば問題はない。その先は五葉松と広葉樹の足場の悪い登りが延々と頂上まで続き、途中何カ所か、岩場の登りも交える。休憩するにも足場が悪く立ち休止が多くなり、登り始めて1時間、頂上脇に飛び出す。
頂上には、標高点の石柱があり、野沢方面だけ刈り払いされて、遠望はきくが他はあまりきかない。頂上より西側の尾根筋には踏み跡が続いているが、どこまで延びているか、不明である。
帰路は往路を戻るが、足場が悪いので慎重に下る。下がるにつれて、登山路に五葉松の枯葉が積もっており、滑りやすいので、気をつけるのと、最後のスラブの下りは登りと逆でホールドとスタンスが取りずらいので慎重に下る必要がある。(S.O)
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