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No.3733 |
栂峰 | 1541.3m三等三角点峰 | ||||
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無雪期一般 | ||||
つがみね | ![]() |
飯森山、入田沢 |
■山行期間 | 2005年7月9日 |
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■コースタイム | 福島(6:30)=小屋集落(8:00)=林道終点駐車場(8:17,8:35)→水場(10:03,10:23)→1402mポイント・駒形神社(11:09)→蔵王神社(11:36)→栂峰山頂(12:08,12:30)→蔵王神社(12:54)→1402mポイント・駒形神社(13:12)→水場(13:34,13:46)→林道終点駐車場(14:55)=福島(17:30) |
■写真 |
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橋を渡ると石の祠が迎えてくれ る |
御室神社の木札のところはハク サンチドリが群生する |
尾根に出るとコブシが花をつけ ていた |
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木々の間から栂峰のピークが見 えた |
栂峰山頂の2つの小さな石の祠 | 下山途中の尾根から烏帽子山 が見える |
■行動記録 |
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かねてより行ってみたいと思っていた栂峰を梅雨の合間に計画してみた。天候はいまいちであるが降雨にはならないようである。栂峰は福島・山形県境のピークであるが、福島県側からは大桧沢を遡行して行くか、飯森山より30年ほど前にあった藪化した尾根を行くしかない。 山形県側は登山道があるので、今回はこちらよりのアプローチとなる。福島より、R13,R121を行き川西町の県道に入り、上和合より権平峠経由小屋集落のコースを取ったが時間・距離は最短だが、途中より砂利道で狭くあまりお勧めではないので、手ノ子、白川ダム経由小屋集落がベストコースと思える。道路は集落を抜けると砂利道になり、小屋川沿いの林道を地形図のとうり進めるとヘアピンカーブがあり、その先に車が10台以上駐車できる車回しにたどり着く。その先に登山道の入口のある所が起点となる。木の橋が架けられている。橋を渡ってすぐに大きなスギの根本に天照大神の札の建てられた石の祠が祭られている。 祠の先はいきなり急登となるが、登山道ははっきりしている。ブナの林であったが、その先はスギ林となり、急登が続き、やがてブナ林となるが、視界は不良である。その先1102mポイントの尾根にでると幾分緩やかな登りになる。尾根にでても視界は悪く、そのうち、水の流れる音が聞こえて来て水場となるが、濁っていて飲料としては疑問が残り、帰りに立ち寄ったが濁りは取れていなかった。その先も視界不良で行くと、大きな五葉松が数本あるのが視界に入って来て、根本に駒形神社の立て札が箇所に至る。地図で確認すると、1402mポイント地点で、その先は視界が開けて、蔵王神社のある頂きが視界入って来てさらに遠く、栂峰も見えてくる。 地面に目を向けるとマイヅルソウやイワカガミの花が登山道の両側に咲いており、その先石の祠の前にはハクサンチドリが咲いていた。再び急登を登りきると県境尾根の蔵王神社にでる。神社と言っても木の札があるだけで、登山道のいたる所に札に書かれた神様が祭られている。県境尾根を左に折れて下りとなるが、ツガミネと名前はあるが、峰筋にあるのは、アオモリトドマツ(オオシラビソ)の木々である。ちなみにツガの北限は福島県の八溝山である。 アオモリトドマツの林の中を下って、登り返すと祠が2つ鎮座した栂峰山頂となる。三角点の標柱は見つからなかったが頭部の欠けた標柱らしきものは山頂部にあった。遠望もあまり良くないが、それなりに満足して帰路についた。(S.O) |
■概念図 |
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