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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3761
西吾妻山 2035m標高点
山行種別 無雪期一般
にしあづまやま 地形図 吾妻山


■山行期間 2005年9月3日
■コースタイム グランデコスキー場(8:57)→ゴンドラ終点(9:12)→1843mポイント(10:58)→西大巓山頂(11:23,11:30)→ 西吾妻避難小屋分岐(12:07)→西吾妻山頂(12:17,12:24)→天狗岩(12:36)→西吾妻避難小屋分岐(12:44)→西大巓山頂(13:18,13:27)→1843mポイント(13:42)→ゴンドラ終点(14:22,14:45)→グランデコスキー場(15:05)
■写真
ゴンドラ終点の案内板 西大巓の案内板 西大巓山頂三角点
山頂よりの道標 ウメバチソウ チングルマの綿毛
ミヤマリンドウ 西大巓山頂よりの西吾妻山頂 西大巓をふりかえる
西吾妻小屋 西吾妻山頂分岐 西吾妻山頂
天狗岩の片隅吾妻神社 整備された西吾妻山周辺登山

■行動記録
 西吾妻山と言えば日本100 名山のひとつに数えられている山である。地元の山で私たちの会のホームグランドでもあるが、不思議に無雪期の西吾妻付近に足を踏み入れたことが無かった。白銀と樹氷の世界しか記憶に無く無雪期もよかろうと計画してみた。
 ルートはいくつもあるが、一番多いのは白布温泉の天元台からロープウエイ、リフトを利用して短時間で頂上を踏むことが出来るが、あまりにも芸が無いので、同じ文明の利器をちょっと利用させてもらうグランデコスキー場から登ることにした。ゴンドラの運転時間を調べるためパソコンで検索したところ9時から運転開始なので、福島を7時30分に出発した。ちなみにゴンドラの運転時間は季節によって違っており、事前に調べておく必要があるのと、サイトの中にゴンドラの割引券サービスがあり、サービス券を持って行くと1200円のところが、1000円となるのでちょと特した気分になる。
 9時少し前であるがゴンドラが動きだし、1010mの山麓駅から1390mのブナブナ駅まで標高差380mを15分で運んでくれる。西吾妻山頂までは635mの標高差である。もっと楽したい方は白布温泉から、標高1820mまでロープウエイとリフトが運んでくれる。
 ゴンドラ駅を降りると右手に西大巓山頂の案内版があり登山路は右手のゲレンデを横断してカラマツ林の中へとなっているが、ゲレンデを直接登っても上部で合流している。 カラマツ林からブナ林となり、登山路はゲレンデと平行して登って行き、ゲレンデの上部で路が合流してオオシラビソの林層へと変わってくる。登山路は大小の石の路か、オオシラビソの根の路となり、非常に歩きにくく、どちらかと言えば沢登り状態である。登り始めて約2時間弱、鬱蒼としたオオシラビソの木々の樹高が低くなり、密度が疎になった頃、1843mポイントに至る。
 回りの視界が開けて西大巓山頂手前のピークや今日の目的地西吾妻山のピークも視界にはいってくる。一登りで西大巓山頂に達する。山頂からは360度の展望であるが、今年は何処へ行っても晴れてはいるが展望がいまいちで、モヤの中の展望である。
 休憩後西吾妻山を目指して草原の下りにかかる。コルまで約110m下って、160mの登りである。草原には咲き始めのエゾリンドウ、可憐なタテヤマリンドウやウメバチソウが顔を覗かせ、枯れてみすぼらしい姿のコバイケイソウや綿毛のチングルマなどいろいろである。
 コルには水場があるが、通過して登りにかかり、先に行くと湿原となり、木道となってくると西吾妻小屋前の分岐に達する。右に折れて登るとすぐオオシラビソに覆われた山頂に達する。視界はゼロで山頂と日本百名山の標柱、ほとんど人と会わなかったがたくさんの登山者、頂上でナイロンの敷物広げてお弁当を食する人、記念撮影をする人など白布温泉方面から来た登山者と思われるが、福島県での日本百名山は、それぞれが独立峰となっているが、ここでは単に吾妻山と紹介されているが、東吾妻山群、中吾妻山群、西吾妻山群を総じて吾妻山と思っている私だが、見晴らしのきかない最高峰だけの西吾妻山だけ登って百名山達成となると考えさせられるものがある。
 山頂で2035mの標高点の石柱を探したが見つからない。標柱を写真に納めて天狗岩経由で西吾妻小屋前の分岐に戻り、帰路につくが下りの大小石だらけの登山路には閉口してしまった。(S.O)


■概念図



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