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No.3900 |
木地夜鷹山 | 859m標高点 | ||||
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無雪期一般 | ||||
きじよたかやま | ![]() |
安座 |
■山行期間 | 2006年9月9日 |
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■コースタイム | 大滝林道終点(7:05)→黒沢越道分岐(7:14)→百戸沢出合手前(7:30)→百戸沼(8:12,8:22) →木地夜鷹山山頂(9:01,9:12)→百戸沼手前(9:36)→大滝林道終点(10:13) |
■写真 |
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落合集落の長谷川の橋を渡る | 国道の林道大滝線分岐点 | 林道終点の広場 |
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百戸沢高巻き地点の登山道 | 百戸沼の案内板 | 登山道の様子 |
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百戸沼 | 木地夜鷹山への登山路となる 目印 |
山頂の標高点 |
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キツネモドシの険しい尾根、奥 は大倉山 |
高陽山 | 飯豊連峰方面 |
■行動記録 |
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木地夜鷹山、百戸沼どちらも会津百名山に取り上げられており、特に木地夜鷹山は新潟県との県境にある一座なので以前から行ってみる価値のある山と思っていた。 会津百名山ガイダンスの紹介文が曖昧で昨年の秋に来た時、この曖昧さに惑わされて引き返した思いのある山である。今回はその後、HPなどで情報を集めて再挑戦してみた。相棒はリハビリ真っ最中のいつものIさんと福島を前夜出発する。 国道49号線を新潟方面に走らせ、西会津町手前で国道400号線へ左折する。いくつかの集落を過ごし、落合の集落が林道の入口となる。 長谷川を渡る橋を越すとすぐ人家の間に林道の入口があり、国道より右折して入る。途中の大滝集落の先までは、舗装された道路となっている。道幅が狭く曲がりくねっているので注意したい。砂利道をしばらく行くと小さなコンクリートの橋を渡りすぐに林道脇に自動車5台程度駐車できるスペースがある。自動車はここまでである。テントを張って仮眠をとる。 翌朝身支度を整え出発するが自動車道はこの先までも続いてはいるものの、道は荒れ、草が繁って車の回転場所もままならない。道は細くなり最初の長谷川の徒渉となる。左岸へ渡ると地形図にある黒沢越の分岐となるが今は夏草に覆われて昔の面影は無い。この先、長谷川を4回、合計で5回の徒渉を繰り返すと百戸沢との合流点の手前左岸の道となりる。道はしだいに尾根道となり百戸沢を高巻くように高く離れて行く。昨年、この道が百戸沼へ通じているのかと疑心暗鬼になり撤退した箇所である。 ガイダンスでは沢を詰めるような表現になっていて紛らわしいが、ハッキリした登山道のような踏跡があるので、道さえ確認できれば迷うことは無い。道はやがて平坦になり、支沢を2本越して行くと百戸沢と同じ高さになり、今度は2回百戸沢を徒渉する。この時Iさんの腰に激痛が走り、ここでIさんはリタイヤ、先は一人で行くことになる。 沢から離れてハッキリしている登山道を行くとやがて左手にブナの林が見えて来てくる。HP等の記録によると、ここの何処かが木地夜鷹山への取り付き点となっているらしく探しながら行くが分からないまま今日の目的地の一つである百戸沼へ到着する。渇水期で水位はだいぶ低い。昔は鉱山があり百戸の集落があったと言われるがその様子は見いだせない。 小休止後今度は取り付き点を探しながら戻るとブナ林の中に赤テープを発見、その先にもテープを見つけることができた。取り付き点の登山道脇に福島県自然環境保全区域の看板があるのが目印となる。赤テープを追いかけるように最初の急坂を登る。登りきると平坦な尾根状の道となる。ブナ林の中で下層植生は少なく、どこでも高い方へと向かっていけば特に問題なく登っていける。とりあえず赤テープを追いかけていくと段々と踏み跡がハッキリとしてくる。登った人の記録をみると下山時に偶然的に登山道を見つけたとあるので、地元の山菜採りの踏跡ではないのかと思われる。いつしか山頂手前で尾根に出る。 登山道は刈り払いされており、立派な登山道である。やがて山頂に到着、展望が開けるが少々狭い。中心には標高点を示すコンクリート杭、北方は夜鷹山へ通じるキツネモドシと呼ばれる険しい尾根、3月にスキーを楽しんだ緩やかな尾根の大倉山、晴れていれば飯豊連峰も見えるであろうし、南には行けそうな高陽山、目の前には台倉山と、それなりに満足して帰路についた。(S.O) |
■概念図 |
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