今年は降雪量が少なく、スキーに出かける気分にもなれずどうしようか悩んでいたが、鹿狼山に新しい登山路が出来たとの情報を得たので阿武隈山系の山行を計画してみる。相馬地方の山は標高も低く鹿狼山だけではもったいないので、県境尾根の三角点を見繕って登ろうと計画してみた。その一座が新地町の県境にある地蔵森として登山口となる福田峠手前にある。「いっぱい清水」の公園に前夜出発してテント泊とした。
朝、テントをたたく雨音で目覚めると明け方は雨が上がる予報に反して雨は降っていて、様子見で再度シュラフに潜り込んだが9時を過ぎたあたりで雨脚が弱まったので少々遅れたが行動を開始した。テントを撤収して福田峠に行ってみると、県道の脇に馬頭観世音の石碑の所から地形図ある黒の実践の道路が車で行けそうなので遅れたついでに行けるとこまで入ってみようと行ってみた。帰って調べてみたら、思ったとおり福島県行造林地を管理するための作業道とのことで、一般には開放していない道路なので注意が必要である。(管理者:福島県相双農林事務所森林林業部)作業路をしばらく登っていくと変形した三叉路になり登っていく道路は幅員が狭くなり、カーブも小さくなったので車を置いて歩くことにした。登りはじめはまだ若いヒノキ林の登りだが、林の中に踏み跡があり、なんだろうと思いながら登ったが、帰りに上部からみると道路をショートカットしている踏み跡であったことが判明する。作業路をジクザクと登っているうちに、赤い鳥居が目に入ってきて、「地蔵森神社」と書かれてある。鳥居の脇は車が3〜4台停められる駐車スペースになっている。鳥居の先は右手がヒノキ林、左手が広葉樹の参道を登って行くと山頂手前は広場になっており、サクラに木が植えられているが周りの景色を楽しんでサクラ見物ではいまいちかなと思われる。
山頂には屋根が瓦で、トタン板に囲まれた地蔵森神社があり、八体の地蔵様が祀られている。三角点は神社の裏側にあり、いくつかのプレートが頂上を飾っていた。帰路は来た道を戻る(S.O)
|