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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3984
二ツ森
630.6m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ふたつもり 地形図 磐城草野


■山行期間 2007年5月26日
■コースタイム 作業道分岐点(11:36)→作業道二股(11:43)→作業道より取付き(11:50)→二ツ森山頂(12:03,12:10)→村道取付き(12:31)→作業道分岐点(12:38)
■写真
麓からの二ツ森 赤坂地区、県道より左折する S氏宅手前を右折する
作業道分岐点 作業道の分岐(左へ) 山頂二等三角点
金華山の石碑 福島勤労者山の会の山頂プレ
ート
送電線巡視路の橋
送電線巡視路と村道の交差点

■行動記録
 飯舘村のHPの観光ガイドマップに紹介されている「飯舘の山」を、昨年来機会をみつけては登ってきた。今回登った二ツ森と小手森山は先週登る予定だったが、先週、最初に登った矢岳山の尾根部で猛烈な藪との戦いのあげく、デジカメを落としてしまい今回のリベンジとなった。この山の登った記録は皆無に等しく唯一国土地理院の点の記だけであった。
 幸いこの点の記の記録は2007.9.21のもので新しいのが助けであった。福島をゆっくり出発して向かう。飯舘村で草野の集落を過ぎ赤坂を左折する。村道を行くと一軒だけのS氏宅がある。点の記では自動車道到達地点はそのS氏宅より東600m地点と記載されている。周辺をさがすと地形図には載っていない作業道と思われる道路が東へ延びているので、作業道分岐点に車を置き身支度を整え出発する。道路は緩やかに登って行く。
 道路は敷き砂利も敷かれ自動車の往来も可能であり、点の記録と同じであることを確信する。道路が登り勾配から下り勾配になる所で尾根に取付く登山道になる。登って行くと多分立木の伐採時に造成されたと思われる作業路が右、左にあり尾根部分を着実に進める。スギの木が見えてきたら山頂である。山頂部分に3本のスギの木がありアカマツが数本、あとは広葉樹で山頂よりの展望は無い。山頂部分には「金華山」と彫られた石碑が建っている。点の記の点名も金華山となっている。職場にその辺に詳しい人に聞くと金華山は海の神様であり、その元締めは宮城県の金華山であるそうで、それなりの訳が有るだろうとのことである。私もそんな気持ちを持って地形図を見ていたら、中通りと浜通りの分水嶺は別として二ツ森は同じ飯舘村を源として流下する真野川と新田川の分水嶺最高峰である。新田川の最高峰は昨年登った金華山神社が祀られていた戦山であったりと、詳しく調べてみないと分からないけれども、そんなことを調べながら登るのもおもしろいかもしれない。山頂脇の木には昨年、白馬石山で見つけたのと同じ私達仲間の福島勤労者山の会が取り付けた山頂名のマジックが消えていたプレレートがかけられていた。
 山頂で登って来た反対側にも踏み跡があるので調査を兼ねて南西方向に下山する。この道も伐採時に造成されたと思われる作業路で時間も経過したせいか道路の中に立木があるが明瞭な作業路跡で沢の部分にはコンクリート製のヒューム管も施されている。途中笹がはんもうして行く方向を見定めなければいけない所もあるが、送電線巡視路のプレートがある村道に飛び出す。最初の作業道分岐点より500mくらい下方の箇所であった。つぎに登る小手森山へ向かう途中振り向いたら二ツ森の名前の由来する双耳峰の2つのピークが印象的であった。(S.O)


■概念図



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