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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3988
古霊山
782.5m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ふるりょうぜん 地形図 霊山


■山行期間 2007年6月2日
■コースタイム 市道峠(11:37)→作業道取付き点(11:41)→古霊山(12:08,12:15)→登山道分岐(12:20)→市道・峠から2軒目の民家(12:37)→市道峠・車デポ地(12:48)
■写真
玉野トンネルを抜けると副霊山 市道の峠に車を置く 入口となる副霊山262の電柱
木々で覆われた作業道 尾根沿いには土塁が築かれて
いる
営林署の丸いプレート
古霊山の三等三角点 草原のモミノキ 草原にはハルジオンも咲く

■行動記録
 最登山を終えて月舘町から霊山町の国道115号線へ向けて車を走らす。国道に出たら右折して相馬市方面に向けて進み、霊山こどもの村の行合道を過ぎたらその先相馬市玉野を目指して左折する。玉野小中学校の所から左折して、副霊山トンネルを抜けると副霊山に着く。
 JAを過ぎてから左折して、副霊山の一番奥にある市道の峠を目指す。相棒の Iさんが一度来たことがあるそうだが、そのときは藪との戦いに断念したとのことで、再挑戦なので登山口まではすんなりと来ることが出来た。
 峠に車を置いて出発する。峠の所に砂利道の林道が取り付いているので、ここから入る。林道沿いに東北電力とNTTの電線を結ぶ電柱が立っている。取り付きから4本目の電柱「副霊山262」とプレートがあり、そこに見落としそうな古い作業道がある。ここが取付き点である。作業道といってもかなり昔のもので入口は藪に覆われ、道型にも立木が育っている。それでも人が歩く分には充分である。作業道は山頂から伸びる尾根の南東側を緩やかに登って行く。しばらく行くと尾根のコルで作業道は南東面から北西面へと向かう。
 ここで作業道から離れて尾根伝いに入るのだが、ここのコル部分の笹藪はかなり濃く以前 Iさんの撤退した箇所とのこと。ここの藪もまともに行けば相当のアルバイトであるが、少し手前の右側の林の中を迂回して入れば、さしたる藪こぎも無く、簡単に入ることが出来る。コルからの尾根部分は土塁が形成されている。土塁の左手に土塁に沿って踏み跡が確認できる。
 阿武隈山系で土塁と遭遇するが、最初何の目的でこれらの土塁が構築されているのか分からなかったが、調べてみたら昭和初期年代の山火事に対する防火線目的で構築されたものとのことである。踏み跡に沿って緩やかに登って行く。一度ピークらしき所に出、緩やかに下り再度緩やかな登りになる。やがて土塁が左手に曲がった所に出て、山頂となる。山頂部分は平坦地で三角点以外は何もない。
 見晴らしもないので早々に下山にかかる。下山途中、次のピークの手前に、木の根元近くに国有林の赤丸の看板があり、左手にもはっきりした踏み跡が確認できる。調査を兼ねてこちらを下ることにする。踏み跡はほぼ直線的に南に向かう。林が切れる近くでさらにはっきりした道路とぶつかる。下っていくと草地の上部に出る。草地には大きなモミの木が立っており良い目印になる。さらに下っていくと市道の峠から2軒目の人家裏にたどり着いた。人家脇の畑と山林の境目に道路型も確認でき、こちらから登ることも可能であるが案内板も何もなく、登り口としては、見逃しそうでわかりづらいかもしれない。(S.O)


■概念図



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