トップページ//岩・氷/山スキー/ハイキング/雪山/入山データ/会紹介/東北雪崩講習会
Fukushimatoukoukai HomePage
No.4010
日尊の倉山 1262.0m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ひそのくらやま 地形図 狢ヶ森山


■山行期間 2007年8月4日
■コースタイム 塩ノ倉峠(13:05)→1161mポイント(13:25)→主三角点峰(14:10)→日尊の倉山(14:30,14:45)→塩ノ倉峠(15:27)
■写真
雨の中を塩ノ倉峠からヤブこぎ
を開始する
所々に赤ペンキや赤テープが
付いている
ようやく主三角点峰までくる
探し回ってようやく日尊の倉山
の三等三角点を見つけた
林道本名室谷線(会越街道)の
開通記念碑
越後山脈森林生物遺伝資源保
存林の案内板

■行動記録
 日尊の倉山は新潟県との県境ピーク一座である。前回(2002.8.18)狢ヶ森山へ登った時に登っていれば、今回登る必要もなかったが、あの時は予備知識が無くて次回にと思っていたら5年も経ってしまった。只見町、金山町の要害山と併せて今回計画をしてみた。登山口は金山町の本名ダムから延びる林道本名・室谷線の県境境の塩ノ倉峠になる。
 林道を走り始めた頃よりついに雨降りとなってしまった。峠までは19Km弱で林道走行時間も結構かかる。途中霧来沢の橋を渡ると通行止めの看板が設置されていた。来る前、役場に4WDのワゴン車で峠まで行きたいと尋ねたところあまりはっきりとは返事がなかったが、とりあえず良いみたいな返答をもらっていた。看板の部分もバリケードが半分開放された状態であった。ガスと雨の中、峠に到着した。林道の峠部分に完全に閉められた通行止めの看板とバリケードが設置されていた。どうやら、新潟県の方での都合での通行止めなのかもしれない。
 久々に雨具を装着しての登りとなる。登山口は峠にある開通記念碑の左後ろ、ドイツトウヒが数本植えられた中にある。踏跡があるとの情報あるがどの程度の踏み跡なのか一抹の不安を感じての登りであった。今の季節、笹類が伸びているが、結構はっきりとした踏み跡がある。途中何度か怪しい箇所もあったが忠実に踏跡を追いかけて行くと何とか次の踏跡を見つけることが出来た。
 最初のポイントは1161mポイントで、地図では北東方向から北北東へ向かう箇所である。左に方向が変わる。そこまでは平坦地の中の登りであったが、ここから右に県境尾根を見ての登りとなる。踏跡は県境尾根を辿ることなく新潟県側のブナ林の中を進む。やがて踏跡が左のブナ林の登りと直線的に尾根に向かうポイントになる。尾根に乗ってみると草むらの中にコンクリート標石を見つけることが出来る。これは目指す山頂の三角点とは違うもので、主三角点と呼ばれるものである。
 主三角点とは明治中期、現在の林野庁の前身、農商務省山林局が国有林を測量した時の基準点の標石である。主三角点の存在を知っていないと山頂部分と間違えそうである。その先同じようなブナ林の中を行くと、踏跡が下りとなり、そして登り返えすといよいよ日尊の倉山の山頂である。山頂はブナ林の中で本当に個々が山頂かわからない。GPSで山頂であることを確認するが、周辺を何度も巡っても三角点が見つからない。いいかげんあきらめかけたときにIさんが三角点を発見する。10分以上時間を要した。三角点は県境上であろうか、福島県側の落ち込む手前の草むらの中にあった。周辺のイメージはブナ林の中のように思えるが違っていた。雨とガスで景色を楽しむことも出来ず三角点を写真に収めて早々に帰路につく。(S.O)


■概念図



トップページ//岩・氷/山スキー/ハイキング/雪山/入山データ/会紹介/東北雪崩講習会